明らかな成長ではない。しかし進展している気がする。そんな潜在的成長について考える

2022.09.10

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

こんにちわ。従業員体験( EX ) の向上がミッションのエンジニアリング統括室に所属しているてぃーびーです。
人の成長において
  • 明確に新たなことを知ったり、できるようになったわけでもない
  • しかし、僅かな進展がある
というようなものについて考えていました。
ググってみましたが日本語でも英語でも直接それを表すような概念がわからなかったので仮に「潜在的成長」と名付けてみました。
そこで、この記事では潜在的成長について整理します。

潜在的成長

人の成長において
  • 明確に新たなことを知ったり、できるようになったわけではない
  • しかし、僅かな進展がある
というようなものを仮に潜在的成長と呼ぶことにします。

潜在的成長の例

  • ファシリテーションがうまくなってきた気がするけど、明確にうまくなったと言えるほどの具体性はない状態
  • 縄跳びで二重跳びをできるようにする過程でじわじわ成功に近づいているが、二重跳びをできるわけではない状態
  • 水泳でフォームが良くなってきているが、新しいフォームに不慣れでベストタイムの更新にはつながっていない状態

学習高原

内容自体は異なりますが少し関わりそうな概念として学習高原(Learning plateau)があります。
学習高原は学習効果が一時的に見られなくなる時期を表します。

まとめ

潜在的成長についてまとめました。
潜在的成長の問題点として「成長を実感しにくいため、停滞感を感じやすい」という点があります。結果として、自信を失いやすかったり、成長に向けた取り組みを途中で諦めてしまう可能性があります。
成長を実感しにくいのは、明確な進展として把握しにくい対象だからですが、
  • 詳細に把握可能にすることで、成長を理解可能にする
という方法をとれるかもしれません。
例えば前述の縄跳びや水泳のフォームの例でいうなら、動画に記録して飛び方・フォームが良くなってきていることを確認することができそうです。
その領域の上位者である第三者に見てもらい、フィードバックを貰う方法もありそうです。

関連情報