[速報]Amazon QがAmazon Connectでプレビュー機能として利用可能になりました
こんにちは、AWS事業本部@福岡オフィスのべこみん(@beco_minn)です。
皆さん、Adam Selipsky氏のキーノートは見ましたか?
Amazon Qという生成AIを利用したトラブルシューティング系サービスが発表され盛り上がりましたね。
また、そのQが様々なサービスと連携するという内容が紹介されていました。
その中の一つが Amazon Q in Connect です。
What'New、AWSブログはそれぞれ下記です。
最初にまとめ
- Amazon Q in Connectは既存機能であるAmazon Wisdomの強化版
- Amazon Wisdomが名称変更をしてAmazon Q in Connectになったイメージ
- 性能、料金は異なる
何が嬉しいのか?
Amazon Q in Amazon Connectについて見ていきましょう。
英語版のみではありますが既にドキュメントが公開されています。
どうやら、上述の通りこのAmazon Q in Amazon Connectは既存機能であるAmazon Wisdomの強化版のようです。
実際にコンソールを確認するとAmazon Wisdomがあった場所にAmazon Qが鎮座しています。Amazon Wisdomが名称変更をした感じですね。
また、上記ドキュメント内にはAmazon Qを活用した顧客とエージェントとの通話のやり取りの流れが下記のように図解で紹介されています。
※上記ドキュメントより引用
- エージェントは通話中です。
- エージェントは自然言語で質問できます。
- Connect の Amazon Q は、エージェントが顧客と直接共有できる応答を提供します。たとえば、応答をコピーしてチャットに貼り付けたり、通話中に応答を読んだりできます。
- Connect の Amazon Q は、ソリューションの概要やエージェントが実行する必要がある次のステップなどの詳細情報をエージェントに提供します。
- Connect の Amazon Q には、特定の記事へのリンクが用意されています。
一方、まだ日本語ドキュメントに残っているWisdomのやり取りは下記の通り
引用元: https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/connect/latest/adminguide/amazon-connect-wisdom.html
- エージェントが通話中です。
- エージェントは、同時に複数の記事を開くことができます。
- エージェントは記事を検索できます。
2つを比較すると、Qの方がより具体的な方法を提示出来ているのが分かります。Wisdomはあくまでも参考情報を提示しているに過ぎません。
こういうところはやはりチャット系生成AIの強みですね。
利用を開始する方法
Amazon Q in Connectの開始方法はWisdomと同様で、任意のドメイン名を指定し、Qドメイン(旧Wisdomドメイン)の作成が必要です。
詳しくは下記をご参照ください
利用可能なリージョン
現在Amazon Qはus-east-1(バージニア北部)とus-west-2(オレゴン)リージョンでのみ利用可能です。
そのため、Amazon Q in Connectも上記リージョンでのみ利用可能となっています。
2024年3月1日までプレビューのため無料で試せる!!
現在、Amazon Qはプレビュー機能となっています。もちろんAmazon Q in Connectも同様です。
記事冒頭に記載したブログによると、Amazon Q in Connectはプレビュー期間中の2024年3月1日まで無料で利用可能とのこと!この機会に触り尽くしましょう!
Try Amazon Q in Connect for no charge until March 1, 2024.
Q自体の料金については下記URL先をご参照ください。
https://aws.amazon.com/jp/q/pricing/
最後に
チャット系の生成AIとConnectはとても相性が良いので、Connectを普段から使っている方にとっては魅力的な機能なのではないでしょうか。
ちなみに東京リージョンではQは利用出来ないはずですが、サイドバーのWisdomを選択すると何故かQのページが表示されます。。。ここについてはフィードバックを投げておきました。
本記事がどなたかの参考になれば幸いです。
以上、べこみんでした。