
Project Management Professionalに合格しました!【合格体験記】
みなさんこんにちは、クルトンです。
Project Management Professional(以下、PMPと略します)に合格しました!
PMPについてどういうものなのか、また、どういう勉強をしたのかなどをご共有いたします。
2025/03/24現在の情報ではありますが、今後ご受検される方に少しでも参考になれば幸いです。
もし受験を考えていらっしゃる場合は、PMBOK8版という次のPMBOKがドラフトで出されているのもあり、早く受験した方が他のサイトを含めた対策は活用できそうです。
そもそもPMPとは
Project Management Institute(以下、PMIと略します)という、国際団体が開催している試験です。
PMIという組織について耳馴染みがない方もいらっしゃるかと思いますが、PMBOK(ピンブック)という書籍については知っていらっしゃる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実はそのPMBOKを発行している団体がPMIとなります。
つまり、プロジェクトマネージャーの標準的なやり方をまとめ、推進している団体がPMIです。
そのPMIで開催し、資格発行をしているものの一つがPMPとなります。3~5年のPMとしての経験をもつ人をメインターゲットとする資格となります。
社会人経験で考えるとアソシエイト資格の方を受験しても良かったかもしれません。しかしPMとしてPMBOK標準を参考にしながら案件を回していることやPMO的なサポートの動きをすでにしているため、今回自分はPMPを受験しました。
(それと、アソシエイトの方を受けてからPMPを受験するのは大変そうだと感じたため。)
ちなみにグローバルな資格であるため、全世界的に利用できる資格です。実際、この資格を持っている人を参画させる前提の案件が海外(例えばアメリカ)ではあるらしいです。
PMP試験を受けるために
以下2点が必要です。
- 書類選考(PM経験を記載)
- 35時間のトレーニング
書類選考について
まず受験をするにあたって書類選考があり、どのようなプロジェクトを担当し、どのような成果を上げてきたかを英語で記載する必要があります。実際に受験される方は、Webで記載例を載せている先人たちがいらっしゃいますので、参考にしたら良いと思います。
ここでの記載内容は、日本語で記載して英語へGoogle翻訳などを用いて変換しても大丈夫です。
自分は学生時に金銭は絡まないもののプロジェクトを動かしていた経験があり、そちらを記載したところ書類受理され受験資格を手に入れました。
ちなみに前述した「3~5年のPMとしての経験をもつ人をメインターゲットとする資格となります。」がここで関連してきまして、最終学歴に合わせて3~5年分のプロジェクトマネージャーの経験を記載する必要があります。
35時間のトレーニングについて
PMIやPMIが委託している会社のトレーニングを受ける必要がありますが、自分はUdemyを活用しました。
2025/03/24現在、「PMP Certification Exam Prep Course 35 PDU Contact Hours/PDU」というタイトルです。
値段の安さや、再度見直すことも可能なので個人的にはオススメです!
PMP試験について
試験は180問を230分(約4時間)となります。60問解くたびに10分休憩がもらえますが、解き終わった60問を再度見直すなどはできません。受験場所としてはオンラインや試験会場を選べますが、自分は試験会場を選択しました。
大体1問1分程度で解くことをメインで考えると良いかと思います。(実際に自分はその戦略でうまくいきました。)
なお、試験範囲としてはアジャイルとウォーターフォールが入り混じっており、どちらの内容についても理解しておく必要があります。また、選択肢としてはどれも正解である問題が出題されるため、「PMとして行動するときの最適解」を解答し続ける必要があります。
自分は全ての問題を見直しせずにそのまま解ききりました。途中何度か集中力が切れてしまったものの、3時間ほどで解答が終わりました。
体感としてですが、見直しをするほどの集中力が残っている人はいない気がします……。
受験は1年に3回まで許可されているため、今回落ちても……と考えつつ、受験費用が9万ほどでしたので負けられない戦いでした。
学習に使ったものなど
正直なところ、模擬試験などはほとんどやっていないです。上述した「PMP Certification Exam Prep Course 35 PDU Contact Hours/PDU」にも模擬試験がついているのですが、何問かチェックしたところ「PMなら当然こうするだろう」という、自分が普段考え実践している通りに解答を選択すれば正解したためです。また、ある問題では正解であっても別の問題では不正解となりうる場合もあります。
仮に模擬試験を覚えるほどやり込んだとしても、効果が薄いと考えました。(あと、単純にその勉強方法は面白くなかったので……。)
重要なのは、何が書かれているか理解できるかどうかです。 PMとして重要なのは「場を最適に整えること」です。 この考えをもとに、解答として何を選択する必要があるのか。そしてPMとしての考えをまとめた後に、どういった手段を取ると良いのか、どの選択肢がその自分の考え方と近しいのかを選べる能力に直結するのが「単語の意味を知ること」だと考えました。
そのような考え方のもと、実際に使ったのは以下テキストです。
アジャイルやウォータフォールの話など、バランスよくまとめられているので大変参考になりました!
基本的にこの書籍をパラパラとめくりつつ、索引で分からない単語があれば見てみる、などをやってました。
問題で覚えるのが得意な方は、合間合間に問題があることと、模擬試験などもあるので問題数を増やせる意味でも使いやすいのではないでしょうか。
あとは受験前に以下の公式ドキュメントを確認いたしました。
- プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル(PMP)®試験内容の概要
- 倫理・職務規定
- PMI倫理的意思決定フレームワーク
- アジャイル実務ガイド
パラパラと1周読むくらいです。単語の意味を知るのは上記書籍でしていたので、大枠を掴む意味合いでPMI的な考え方や解説をチェックしていました。
「アジャイル実務ガイド実務」のみ、PMIの有料会員にならないと無料でダウンロードできないので注意が必要です。
終わりに
今回は、受験をした際の注意点や受験をしてみての感想なども交えてまとめてみました。
今後はさらにPMとしての能力も活かしつつ、仕事をやっていきたい所存です。
今回受験対策をしてみて感じたこととして、自分がPMとして今までやっていた内容について既に名称が付けられている上でそれが綺麗に分類された上でまとめられているのがPMBOKなのだな、ということです。PMBOKはそういう意味で、とても参考になる書籍であるとさらに強く感じました。
また、PMをやっていると「あー、あるよなぁ……こういうこと」という試験問題もあり、試験を解きながら頷きたくなる問題が何問もありました……。
朝5時に起床はちょっと辛かったというのと、集中力がなかなか持たなかったの辛みはあったものの、受験して無事に合格できて良かったです。
今回はここまで。
それでは、また!