思考の枝刈りと業務効率
こんにちわ。従業員体験( EX )の向上がミッションのエンジニアリング統括室に所属しているてぃーびーです。
考える時間。個人の意思決定の時間。チームの意思決定の時間。
地味に業務比率の一定を締めている要素です。
そこで、考える時間の業務効率に関わる「思考の枝刈り」についてまとめます。
思考の枝刈りとは?
「思考の枝刈り」とは、すべてのお題を網羅的に話さず、不要な部分をバッサリと切り落とす思考法です。
専門用語ではなく、ここでは比喩として「思考の枝刈り」と命名しています。
例えば、ある問題の解決に向けたA案とB案があったとします。
どちらかの案を選び、決定した方に関して実際に解決案を実施していくものとします。
この場合、意思決定のタイミングで解決案の実施詳細を考える必要はありません。選ばれない方の案の検討は完全に無駄になります。
そのため、あくまでA案とB案のどちらが好ましいかどうかを判断するために必要最低限の情報を元に判断を実施します。
この場合、実施段階における詳細を切り落とすことが思考の枝刈りにあたります。
当たり前かもしれませんが、実際は「今必要ではないこと」も含めて話してしまいがちです。
思考の枝刈り - 失敗例
思考の枝刈り - 成功例
意思決定における思考の枝刈り
自身の業務に関する意思決定における思考の枝刈りについて。
例えば、
- 選択肢Aと選択肢Bのどちらかが必要
- どちらか選択するには上長の確認が必要
この場合、上長と認識合わせをするために必要最低限な情報までをまとめておきます。
それ以上の詳細部分は選択肢Aと選択肢Bのどちらを選ぶか決まってから調べれば問題有りません。
コミュニケーションにおける思考の枝刈り
コミュニケーションにおける思考の枝刈りは個人よりも更に重要です。
なぜなら、そこで浪費する時間は参加者の人数分になるからです。
コミュニケーションにおける思考の枝刈りは
- 自発的枝刈り
- 支援的枝刈り
があります。
自発的枝刈り
自発的枝刈りは、コミュニケーションを先導しているのが自分の場合に主体的に行う枝刈りです。
これは個人の枝刈りとほぼ変わりません。
ミーティングのアジェンダを事前に作成する際に、入念に枝刈りした進行の流れを作っておくもの自発的枝刈りの一種です。
支援的枝刈り
支援的枝刈りは、コミュニケーションを先導しているのが他者であり、枝刈りに失敗して詳細に入り込んでいるの発見したら、それを止め、枝刈りをできるように導くことです。相手を刺激せず、自然に、協力的に枝刈りに導くことが求められます。
まとめ
「思考の枝刈り」についてまとめました。
最初からできる人にとっては目新しくないかもしれませんが、苦手な方にとってはミーティング時間を半分以下にすることがあるほど強力な武器だと思っています。ところで蛇足ですが略