[アップデート] Amazon Q Developer IDE からも MCP サーバーが使えるようになりました

いわさです。

Amazonz Q Developer CLI では MCP サーバーを構成して使用することが出来ます。

https://dev.classmethod.jp/articles/amazon-q-developer-cli-mcp-support-hands-on/

一方、Amazon Q Developer IDE はこれまで MCP サーバーを使うことが出来なかったのですが、先日のアップデートでついに MCP サーバーを構成することが出来るようになりました。

本日は Visual Studio Code の Amazon Q Developer 上で MCP サーバーを構成し使ってみましたのでその様子を紹介します。

設定する

Amazon Q Developer のチャットウィンドウ右上の設定アイコンを押下します。

そうすると、MCP サーバーの構成一覧画面が表示されます。
ここで構成済みの MCP サーバーの設定を確認・変更したり、新しい MCP サーバー構成を追加したり出来ます。

「＋」ボタンから新しい MCP サーバー構成を追加することが出来ます。
Amazon Q Developer CLI では mcp.json をごにょごにょすると思いますが、この画面から概ね設定可能です。
スコープも CLI と同じでグルーバルとワークスペースから選択が出来ます。
なお、Transport は本日時点では stdio のみサポートされています。

今回は AWS Documentation MCP Server を設定してみました。

https://awslabs.github.io/mcp/servers/aws-documentation-mcp-server/

追加後、数秒だけ Activating のローディングが発生しますが、すぐに起動されてツール内容が確認できるはずです。

先ほどの MCP サーバー構成一覧画面を見てみると、追加した AWS Documentation MCP Server が表示されています。

なお、MCP サーバーの詳細画面から構成の編集や、MCP サーバーの有効/無効切り替えと削除が可能です。

なお、こちら Amazon Q Developer CLI と同じ設定ファイルを使用しています。
上記 IDE から MCP サーバーを構成後に CLI 側の MCP サーバー構成ファイルを確認してみると、先程 IDE から追加した情報を確認出来ました。

% cat ~/.aws/amazonq/mcp.json
{
  "mcpServers": {
    "awslabs.aws-documentation-mcp-server": {
      "command": "uvx",
      "timeout": 60000,
      "args": [
        "awslabs.aws-documentation-mcp-server@latest"
      ],
      "env": {
        "FASTMCP_LOG_LEVEL": "ERROR",
        "AWS_DOCUMENTATION_PARTITION": "aws"
      }
    }
  }
}%

Q Developer CLI の MCP サーバーを確認してみるとawslabsaws_documentation_mcp_serverが起動されていることが確認できますね。

% q chat
⠋ 0 of 1 mcp servers initialized. ctrl-c to start cha
✓ awslabsaws_documentation_mcp_server loaded in 2.12 s
✓ 1 of 1 mcp servers initialized.

Welcome to Amazon Q!

💡 Use /model to select the model to use for this conversation

/help all commands
ctrl + j new lines
ctrl + s fuzzy search


🤖 You are chatting with claude-3.7-sonnet

> /mcp
awslabsaws_documentation_mcp_server
▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔
✓ awslabsaws_documentation_mcp_server loaded in 2.12 s

>

使う

最後に、当然なのですが設定するだけでなくエージェントがツールとして使用することも出来ます。
今回は AWS Well-Architected Framework の特定の項目に対してドキュメントから調べる必要がありそうな聞き方をしてみました。
そうすると、search_documentationの Run が提案されました。

その後、PERF1 や PERF01-BP06 のドキュメントをどんどん読み込み回答してくれました。
期待する回答は公式ドキュメントにも記載されている TPC-DS について言及してほしかったのですが、見事標準ベンチマークとして回答してくれています。

さいごに

本日は Amazon Q Developer IDE からも MCP サーバーが使えるようになったので実際に構成して使ってみました。

つい先日 AWS Diagram MCP Server を使おうとした時に IDE でまだ MCP サーバーが使えないことに気がついたのですが、数日後に使えるようになりました。
私は Amazon Q は CLI よりも IDE 経由で使うことが圧倒的に多いので、MCP サーバーが使えるようになったのはかなり良いですね。