FAQ を読んで見えた Amazon Q #AWSreinvent

FAQ を元に、Amazon Qについて深掘りしました!セキュリティ、料金、プライバシー、どのようなデータを使うかなど見えてきました。
2023.11.30

コンニチハ、千葉です。

Amazon Q が発表されて、さっそくサポート業務にガンガン導入したいと考えてます。 今回は、Amazon Q の FAQ を探索することで、私とみなさんの Amazon Q への理解を深められればと思います!

ということで、Amazon Q の FAQ を読んでみたブログです。

3行まとめ

  1. セキュリティに関するFAQが多めにありました。QがAWSリソースへのアクセスする場合は利用者のIAM権限がなければアクセスできない、また顧客データを学習しないことに言及していました。これまでAWSはセキュリティは最重要事項(Top Priority)であることを宣言きましたが、それに回答していると感じました
  2. 17 年分の AWS 専門知識をもとにトレーニングされており、モデルに独自性があります。AWSの専門知識をベースに調査や回答をしてくれるので業務で実際に使いたいと思います
  3. 価格は一人$20です、OpenAI+と同じ価格ですね

興味を持ったFAQ

興味を持ったFAQをカテゴリにまとめてます。また、私見を交えて開設したいと思います!

※英語ページを翻訳してます(日本語のページもあります)

セキュリティ

Amazon Q はどの程度安全ですか? Amazon Q は安全かつプライベートになるように構築されており、既存のガバナンス ID、ロール、権限を理解し、尊重します。また、この情報を使用して対話をパーソナライズすることもできます。ユーザーが Amazon Q を使用せずに特定のデータにアクセスする権限を持っていない場合、Amazon Q を使用してそのデータにアクセスすることもできません。Amazon Q は、初日から企業の厳しい要件を満たすように設計されています。

→ IAMベースのアクセスに従います。例えば、EC2の参照権限がない状態で Q へ問い合わせしても EC2 の情報は応答できないということでしょう。

Amazon Q はモデルをトレーニングするために私の情報を使用しますか? Amazon Q は、モデルのトレーニングに企業顧客のコンテンツを使用しません。Amazon CodeWhisperer Individual がデータを収集して使用する方法については、CodeWhisperer Individual の FAQ を参照してください。

→ モデルのトレーニグに企業のコンテンツを利用しないと宣言してますね!Amazon CodeWhispererについては、CodeWhisperer Individual FAQ を確認しましょう。

利用するデータ

Amazon Q は、AWS での構築に関してどのような種類の質問に答えることができますか? Amazon Q は、17 年分の AWS 専門知識に基づいてトレーニングを受けています。したがって、AWS のサービスを使い始めたり、アプリケーションを設計および構築する際のベストプラクティスについて学んだり、ジョブに適したサービスを見つけたりするのに役立ちます。たとえば、Amazon Q に「AWS でウェブアプリを構築するにはどうすればよいですか?」と質問できます。AWS マネジメント コンソールで直接、手順を案内し、詳細を学ぶためのリファレンスが提供されます。

→ 17年分の AWS 専門知識は気になります!どんなデータを使ってるんでしょうか。利用してみて精度を確認してみたいと思います。特にサポートケースの対応効、障害対応の率化に期待です。

Amazon Q は、アカウントで実行されている AWS リソースを確認できますか? Amazon Q では、アカウント内のリソースを完全に可視化することはできません。特定のサービスコンソールは、Amazon Q が提供する回答の品質を強化または改善するために、AccountID、AWS リソース識別子、エラーメッセージなどのメタデータを使用する場合があります。Amazon Q は利用可能な最適な請求リソースを案内しますが、現在請求情報を提供することはできません。アカウントまたは組織の請求書、費用、またはプライベート価格契約について。

→ AWS リソースの識別子を参照するみたいです。請求情報や契約はスコープ外のようです。

独自の大規模言語モデル (LLM) を選択できますか? いいえ。ただし、AWS は Amazon Q 内で Amazon Bedrock のさまざまな基盤モデルを使用します。

→ モデルは選択できないのですが、Bedrock で使えるモデルを適材適所で使ってるようです。裏側が垣間見えて面白いです。

料金

Amazon Q の価格はいくらですか? Amazon Q を社内の適切な従業員に提供できるように、Amazon Q を便利な料金プランで提供しています。Amazon Q ビジネス プランでは、ビジネスおよび Amazon QuickSight に関する Amazon Q の専門知識が提供されるため、すべての従業員がビジネス上の質問に対する包括的な回答を得て、タスクを加速し、ユーザーあたり月額わずか 20 ドルでデータから洞察を引き出すことができます。さらに 5 ドル (ユーザーあたり月額 25 ドル) で、Amazon Q Builder プランはビジネスプランのすべてを提供し、すべての技術開発者と IT 従業員に AWS 上で構築するための Amazon Q の専門知識を提供します。QuickSight については、ビジネス アナリストが自然言語を使用してダッシュボードを構築できるようにする追加のプランを提供します。Amazon Q in Connect と Amazon Q in Supply Chain は、コンタクトセンターとサプライチェーンの従業員向けの専用プランを通じて提供されます。

→ 1人月額$20、オプションで$5追加すると、Amazon Q Builderを利用できるようです。

言語

何語で質問できますか? プレビュー中、Amazon Q は英語で質問に答えることができます。

→ 現状日本語は制限されてますが、プレビュー後の日本語対応に期待です。

連携

チームチャットルームで Amazon Q を使用できますか? Amazon Q は、AWS Chatbot を介して Slack または Microsoft Teams のチームチャットルームで利用できます。詳細については、ドキュメントを参照してください。

→ Q は AWS Chatobot を利用して Slack などと連携できるようです。使い慣れたツールと連携できるはいいですね。

どのサービスコンソールで Amazon Q にエラーのトラブルシューティングを依頼できますか? プレビュー中、Amazon Q トラブルシューティング機能は、Amazon Simple Storage Service (Amazon S3)、Amazon EC2、AWS Lambda、および Amazon Elastic Container Service (Amazon ECS) サービス コンソールで利用できます。サポートされているコンソールのいずれかでエラーが表示された場合、エラーの横にある [Amazon Q でトラブルシューティング] ボタンを選択すると、エラーの原因となっている可能性のあるコンテキストと、潜在的な修正を実装するための段階的な手順が表示されます。

→ トラブルシューティングは、プレビュー中は、S3、EC2、Lambda、ECSが利用できます。プレビュー後のサービス追加に期待です。

さいごに

他にも たくさん FAQ があります。気になった方は直接 FAQ を確認しましょう。

それではまた!