Q in QuickSight でピンボードを使ってみた
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コーヒーが好きな emi です。
Q in QuickSight でトピックを作成し自然言語で問い合わせをした際、生成されたビジュアルの操作で「Pinboard」というものがあります。
これは一体何なのか、どのように使えるのか試してみました。
生成されたビジュアルの操作で Pinboard が選択できる
以下のように作成したトピックをもとに自然言語で問い合わせすると、いくつかのビジュアルとともにインサイトが得られます。生成されたビジュアルは円グラフに変えたり棒グラフに変えたりできるのですが、その他に「Pinboard」という操作も選択できます。
これです。
ちなみに こちらのブログで使用した CSV でデータセットを作成してトピックを作成しています。
「Add to Pinboard」をクリックすると、「Visual successfully added to pinboard」と表示されました。
どこから見られるのかと探しますと、Q&A の上部に「PINBOARD」というボタンがありました。
なるほど、ここに保存したビジュアルが留めておけるということですね。
ビジュアルの大きさは右の「Visual size」から Large か Small か選べます。
個人的には Small の方がちょうど良さそうです。
さて、Pinboard に留めたビジュアルのメニューを見ると虫眼鏡のようなマークがあります。なんでしょう。
虫眼鏡をクリックすると、Q&A の画面に遷移しました。なるほど、このビジュアルが生成された Q&A の画面を開けるようです。
Pinboard からの共有
Pinboard 上のビジュアルメニューに、共有っぽいマークのボタンがあるのでクリックしてみます。すると、画面右上に「Copied the visual link to clipboard」と表示されました。
以下のようなリンクがコピーされていました。
https://us-east-1.quicksight.aws.amazon.com/sn/topics/Z3SfHcWxa7wSbeyZ1SsA3dldFjLLk2Ki/answers/7DSSVrS7eV32YsMDIk3gntgWUc3BsBly/visuals/63afb118-5f12-40e0-b1c1-xxxxxxxxxxxx/share
また、似たようなメニューですが三点リーダからも「Share via link」という項目があったのでクリックしてみます。
Share using a link
Only people with topic permissions can access this link.
と表示され、リンクがコピーできます。
https://us-east-1.quicksight.aws.amazon.com/sn/topics/Z3SfHcWxa7wSbeyZ1SsA3dldFjLLk2Ki/answers/7DSSVrS7eV32YsMDIk3gXXXXXXXXXXXX/share
トピックが共有されていると、このリンクからアクセスできるようです。
では、別のユーザーに Viewer 権限でトピックを共有してみます。今回はグループに Viewer 権限を付与しました。
Viewer 権限を付与されたユーザー(青枠で表現)は、トピックをクリックすると、以下のように Q&A の画面が開きました。権限としては管理者プロロールなのですが、共有が Viewer なのでトピックワークスペースは開かないようです。
左の赤枠がトピックの所有者で、右が Viewer で共有されたユーザーです。
「Pinboard」を開くと、作成者のみ、ピン止めされたビジュアルが見えています。
先ほどコピーしたリンクを Viewer で共有されたユーザーで開くと、Q&A の結果が開きました。Pinboard では見えませんが、Q&A の結果は共有できるようですね。
データストーリーで Pinboard のビジュアルを使う
データストーリーで Pinboard のビジュアルが使えるようなので、試してみます。まずは空っぽのデータストーリーを作成しておきました。
データストーリーを開いて画面左の「追加」をクリックします。
お気に入りや最新のダッシュボードなどからビジュアルが選択できますが、一番上に「My Pinboard」というのがあるのでクリックします。すると、Pinboard に留めたビジュアルが選択できます。画像にチェックして「適用」をクリックします。
Pinboard からビジュアルが追加できました。データストーリーを生成するために画面右上の Q マークをクリックします。
「プロンプトでデータストーリーを作成」という項目があるのでクリックします。
日本語で「おせんべいの枚数についてインサイトをください」という、なんとも適当なプロンプトを入力してみます。Pinboard のビジュアルにチェックしてビルドします。
こんなざっくりなプロンプトでもデータストーリーができました。すごいですね。
データストーリーのビジュアルにはライブデータが表示されるようです。
スクロールして見ると、Pinboard のビジュアルが使われています。なるほど。
先ほどまでは空っぽのデータストーリーだったので名前が「自分のストーリー」だったのですが、プロンプトで中身を生成したので名前が変わっています。
おわりに
ピンボードという初めて見る機能だったので少し試してみました。
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参考