![[アップデート] Amazon Quick の Web 検索が東京リージョン内で処理されるようになっていました](https://images.ctfassets.net/ct0aopd36mqt/2x7muHjvW69fxuVNSKWZHp/b37e05a972fc8125e9214abd764928fa/amazon-quick.png?w=3840&fm=webp)
[アップデート] Amazon Quick の Web 検索が東京リージョン内で処理されるようになっていました
いわさです。
Amazon Quick の各 AI 機能には「ウェブ検索」というオプション機能があります。
チャットや研究(Research)機能で質問する際にウェブ検索を有効化すると、インターネット上の最新情報を含めた回答を得ることができます。
このウェブ検索機能はクロスリージョン呼び出しを行う仕組みになっており、これまで東京リージョンからのウェブ検索クエリはバージニア北部リージョンにルーティングされて処理されていました。
これが、公式ドキュメントの更新履歴(2026 年 5 月 29 日追加)によると今後は東京リージョンのウェブ検索クエリが東京リージョン内で処理されるようになったとのことです。やったぜ。
なお、What's New としてのアナウンスは本日時点では確認できていませんが、公式ドキュメントの更新履歴(Document history)に記載されていました。
今回こちらを確認してみたので紹介します。
従来の仕組みと今回の変更
Amazon Quick のような AI サービスを利用する際、入力したデータがどのリージョンで処理されるかはデータレジデンシーの観点で重要です。
特に金融や医療、個人情報を扱う業界では、データが国外に出ないことをセキュリティポリシーで求められるケースがあります。
Amazon Quick では機能ごとにデータの処理先リージョンが決まっています。
通常の各推論もクロスリージョン推論が行われますが、Amazon Quick の仕様では東京リージョンで利用している場合は国内リージョン(東京・大阪リージョン)内で処理されます。
一方でウェブ検索は少しこれまで状況が違ってまして、米国内のリージョンはバージニア北部、EMEA リージョンはアイルランドといったように各地域内のリージョンで処理される仕組みになっていたのですが、アジアパシフィック(東京・シドニー)だけはバージニア北部リージョンで処理される状態でした。
なので、ウェブ検索だけは日本国内で閉じさせることができず、前述のようなユースケースの場合はウェブ検索オプションを使わないようにしてもらう、あるいはそもそも Amazon Quick の採用が見送りになるケースがありました。
今回の変更により、東京リージョンで発信されたウェブ検索クエリは東京リージョン内で処理されるようになりました。これはかなり嬉しいです。
また、あわせてシドニーリージョンも同様にリージョン内処理に変わっています。
ドキュメントの変更点を確認する
英語版の公式ドキュメントでは、東京リージョンのウェブ検索処理リージョンが「Asia Pacific (Tokyo) (ap-northeast-1)」に、シドニーリージョンも「Asia Pacific (Sydney) (ap-southeast-2)」に更新されています。
本文からも東京・シドニーのユーザーに対する「米国で処理される」旨の通知に関する記述が削除されていました。

Cross-Region calls for web search - Amazon Quick
一方で日本語版の公式ドキュメントはまだ旧仕様の記載のままで、東京・シドニーともにウェブ検索処理リージョンが「米国東部 (バージニア北部)」になっています。

ウェブ検索のクロスリージョン呼び出し - Amazon Quick
コンソール UI の通知はまだ旧仕様のまま
Amazon Quick では、ウェブ検索機能を初めて使う際にオプトインのダイアログが表示されます。
これは前述のとおりウェブ検索クエリがクロスリージョンで処理される仕組みだったため、データレジデンシーの観点からユーザーに明示的な同意を求める設計になっていたものと思われます。
このダイアログの内容も確認してみたのですが、「ウェブ検索のクエリは、米国にある AWS リージョンで安全に処理されます。」という注意書きがまだ表示されていました。

ドキュメント上は東京リージョン内での処理に変わっているのですが、コンソール UI の通知文はまだ更新されていないようですね。
さいごに
本日は Amazon Quick のウェブ検索機能について、東京リージョンのクエリが東京リージョン内で処理されるようになったことを確認しました。
これは嬉しい変更ですね。
データレジデンシーの要件でウェブ検索機能を有効化できなかった、あるいは Amazon Quick を採用できなかった組織でも、採用しやすくなったのではないでしょうか。
日本語版ドキュメントやコンソール UI はまだ旧仕様の表記が残っていますが、実態としてはリージョン内処理に切り替わっているようなので、ぜひ改めて検討してみてください!!









