QuickSightでメールレポートのテンプレートをカスタマイズできるようになりました

2021.11.26

いわさです。

QuickSightにはダッシュボードの内容をレポート形式でメール送信する機能があります。

このメールレポートのテンプレートをカスタマイズ出来るようになりました。
本日はカスタマイズ方法とどういう動作になるか、また本日時点の注意点を紹介してみます。

メールレポートの方法とレポートイメージ

ダッシュボードの共有メニューからメールレポート設定が可能です。
一度のみの送信も可能ですし、定期的なスケジュール送信も可能です。

従来まではレポートタイトル、Eメールの件名、Eメールの本文まではメールレポート設定で設定することが出来ました。
以下のようなメールレポートが送信されます。

カスタマイズ出来るようになりました

管理メニューの、「アカウントのカスタマイズ」にEメールレポートテンプレートの更新機能が追加されています。
このテンプレートは対象AWSアカウントの全リージョンのメールレポートに適用されます。

画面を開いた直後は下記設定状態ではありませんが、先程のデフォルトのメールレポートフォーマットの場合だと、以下のような設定となります。

送信元Eメールアドレス

では個別に設定可能項目を見ていきたいと思います...が、 本日時点でこの送信元Eメールアドレスの設定時の挙動が少し怪しいのでよく検証したほうが良いかもしれません。
結論だけ書くと、私の確認範囲では送信元Eメールアドレスをカスタマイズするとメールレポートの生成に失敗しました。

送信元Eメールアドレスに条件がある可能性もありますが機能不備の可能性もあります。
ただ、画面上は後述のとおり正しく検証・設定は出来ていそうでした。
数日後にまたトライしてみたいと思います。

送信元に設定出来るメールアドレスは同AWSアカウントのAmazon SESにて検証済みのメールアドレス・ドメインとされています。
しかし、ドメイン検証済みのものはNGでした。メールアドレス検証済みのものはOKでした。
ただし、メールアドレス検証済みとされているものでもドメイン検証に伴う検証済みとなったものはNGのようでした。

Amazon SES上、上記のように3つ検証済みIDがある場合、2件目のものはOKでした。
それ以外は以下のようにEメールの検証に失敗します。

2件目の検証結果は以下のとおりです。
本日時点で送信元メールカスタマイズ後のレポート生成に失敗していますので設定確認まで行いたいと思います。

検証したSES IDですが、そのままではQuickSightから利用することは出来ません。
ですので、QuickSightから送信に使用できるよう、SESコンソール上でポリシーをアタッチします。

適切に許可がされていると、確認後に以下のような表示となります。

さいごに、オプションで送信元表示名を変更可能です。

ロゴ

次にロゴです。
こちらはカスタマイズの範囲は狭くて、アップロードしたイメージを表示させることと、カスタムヘッダーの背景色を変更することが可能です。
ロゴ画像の大きさや位置の変更は現時点では出来ません。
ロゴを非表示にすることも可能です。

ダッシュボードが開く場所を選択

メールレポートにはダッシュボードへのリンクが表示されます。(非表示にすることも可能)
そのリンク先を変更可能です。

これは、ダッシュボードを外部サイトへ埋め込んで使っている場合、メールレポートからQuickSightアプリケーションへ遷移させるのではなく外部サイトへ遷移させたい際に使うと良いと思います。

フッターを選択

最後に、フッターのテキスト部分をカスタマイズ出来ます。
フリー入力で自由度は高いですが、デフォルトのQuickSightのフッターでは購読解除リンクなどもあるのでそちらも高機能です。
こちらも非表示にすることが可能です。

送ってみる

全部なし

まずは全てのカスタム項目を「なし」あるいは「非表示」とした場合です。

メールレポート送信画面で設定した、タイトルおよび本文のみが表示されています。
ただし、フッターのPowered by QuickSightは消去出来ないようですね。

全部カスタム

こちらは全てカスタム項目にした場合です。
※送信元Eメールアドレスのみデフォルトです。

ロゴ、リンク、フッターがカスタムされています。
ロゴとフッターは軽微な変更という感じがしますね。
ただ、リンクの遷移先をダッシュボード埋め込み先の外部システムに遷移させることが出来るのは大きな変更点だと思います。

まとめ

本日は新たに実装されたQuickSightのメールレポートテンプレートカスタマイズ機能を紹介しました。
送信元メールアドレスが本日時点でうまく挙動しなかったのは残念ですが、他の機能は確認することが出来ました。

ロゴ変更によるブランディング、リンクの遷移先変更による外部システムとの連携など特定ユースケースにハマるアップデートだと思います。
送信元メールアドレスが正常に動作して、Powered by QuickSightまで非表示に出来たら、一見すると外部サイトから送信されたレポートに見えなくもないですね。