Rancher Desktopでイメージを取得する際のレジストリやリポジトリの制限を行う

2022.12.20

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  • t_o_dと申します。
  • コンテナを利用した作業の際に安全なレジストリをイメージの取得元として選択すると思います。
  • 今回はRancher Desktop 1.7.0でリリースされたレジストリやリポジトリを制限できる機能を試してみます。

環境

  • mac OS Ventura 13.1
  • Rancher Desktop 1.7.0

機能の有効化

  • 以下のようにRancherDesktopのホームの歯車アイコンから設定画面を開き、「Container Engine」から「Allowed Images」画面でEnableにチェックを入れてください。

  • チェック後、「Apply」で適用して再起動が終了したら有効化されます。

DockerHub単位

  • 有効化後のデフォルトではDockerHubからのみの取得となっています。
  • 例として以下のようにubuntuを指定してください。

  • 適用したら以下のコマンドをうち、DockerHubのubuntu以外は取得できないことを確認します。

  • また以下のようにgoogle/と指定してorgやgroup単位でも制御すること可能です。

レジストリ単位

  • DockerHub以外のレジストリのみの制限も可能です。
  • 例として以下のようにQuai.ioを指定してください。

  • 適用して以下のコマンドをうてば、指定したレジストリ以外のイメージは取得できないことが確認できます。

  • また以下のようにquay.io/centos/と指定して指定レジストリでもorgやgroup単位で制御することが可能です。

  • 以上です。

補足

  • その他に//で複数セグメント限定や:portで特定ポートのみの指定など、色々パターンが指定できます。
  • 詳細はこちらを参考にしてください。

まとめ

  • 実験的機能という位置付けですが、レジストリやリポジトリの制限を画面上で指定できるので非常に便利です。
  • よりコンテナでの作業を安全かつ快適に利用できると感じました。

参考

アノテーション株式会社について

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