「Skip level meetings」など、聞き慣れない3つのミーティングを紹介

「Skip level meetings」など、聞き慣れない3つのミーティングを紹介

Clock Icon2023.03.24

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こんにちわ。従業員体験( EX )の向上がミッションのエンジニアリング統括室に所属しているてぃーびーです。
従業員体験に関わる英書「The Employee Experience Solution 」を読み、聞き慣れないが有用そうなコンセプトのミーティングと出会いました。
この記事では、それらのミーティングについてまとめます。

Skip level meetings / スキップレベルミーティング

Skip level meetingsとは、中間層のマネージャーを飛ばして各メンバーと直接やりとりするミーティングです。
例えば
という構成の部門の場合、部長と各メンバー(1-1,1-2,2-1,2-2)が行うミーティングです。
実施の目的としてはグループ1,グループ2の組織の現状把握や、マネジメントの課題を把握することです。
書籍では最低でも年に2回。できれば年4回の実施を推奨しています。

実施時の注意事項 - 事前共有

中間のマネージャーに実施の事実、目的を伝えてから実施する必要があります。
知らないうちに階層をまたいで話をされると、中間のマネージャーの活動に思わぬ影響が発生しかねません。

実施時の注意事項 - 不在の場で意思決定をしない

マネジメント階層を飛ばしたやりとりは問題につながることもあるので、あくまで現状把握のためという意図を関係者に共有し、中間のマネージャーが預かり知らないうちに意に沿わない意思決定をしてはいけません。

実施時の注意事項 - 曖昧な不満のままにせず、具体的な事実を収集する

仮にメンバーから中間のマネージャーへの不満がでてきた場合に、できるだけ事実ベースでの情報収集が必要です。例えば過度な期待からくる主観的な不満の可能性もあるためです。
例えば、「1on1をちゃんとしてくれない」というメンバーの意見を聞いた場合は、具体的な実施頻度や具体的なやりとりの内容を確認するのが事実ベースでの情報収集になります。

All-leadership meetings / 全リーダーシップミーティング

All-leadership meetingsとは、すべてのリーダーがあつまってのミーティングです。
実施の目的としては、新たな全社方針を浸透させたい場合など、リーダー全体で足並みを揃えて動く必要があるお題について議論し、認識統一し、実施につなげるためです。
例えば、
  • 全社の評価制度を改定したため、その方針をしっかり根付かせたいとき
  • 単一事業の会社において、事業の方針を大きく転換したいとき
  • 全社のカルチャーを一新したため、新たなカルチャーを浸透させたいとき
などがありえます。
今回紹介するミーティングの中では一番実施されていそうなものですね。
全マネージャーやリーダーがあつまる合宿などがよくある例でしょう。

Key talent calls / キータレント召集

Key talent callsとは、会社・事業部・部門にとって重要な人材との個別ミーティングです。彼らが順調に成長し、成果を上げ、高い意欲を保ち、定着し続けるためのやりとりをします。
例えば
  • 組織にとって欠かせないスター人材
  • 未来のスター人材候補
  • 要職の後任候補
  • 社内コミュニケーションの中核人材
などがいるでしょう。

実施時の注意事項 - やっかみへの懸念

この種の偏った注力が他の関係者に伝わった場合、やっかみを生み、同僚間の関係が悪化する可能性もあります。
組織の文化、関係者の性格などを踏まえて、この活動をオープンにするのか、特におおっぴらにせずに進めるのかは使い分ける必要があるでしょう。
一方で、組織の成果を大きく高めることができる人がより大きく活躍できると結果的に会社全体が成功しやすくなり、他の社員にもその利益が還元されやすくなる、という考え方もあるでしょう。

まとめ

聞き慣れない3つのミーティングとして
  1. Skip level meetings
  2. All-leadership meetings
  3. Key talent calls
を紹介しました。

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