[アップデート]Amazon Redshift ServerlessでAIによるスケーリングと最適化の機能(プレビュー)が発表されました! #AWSreInvent
データアナリティクス事業本部 機械学習チームの鈴木です。
現在開催中のAWS re:Invent 2023のMonday Night Liveにて、プレビュー提供のAmazon Redshift ServerlessのAIによるスケーリングと最適化機能の発表がありました。
What's newにもアナウンスされていました。
プレビューで利用できるリージョンは6つで、東京リージョンでも利用可能です!使用に当たってはAWS Service Terms: Beta Service Participationをご確認ください。
発表された機能について
この機能を搭載したRedshift Serverlessは、データ量の変化・同時接続ユーザー・クエリの複雑さなどの、ワークロードにおける主要な観点の変化に応じて自動的にスケーリングします。
内部テストでは、手動での調整なしで、変化のあるワークロードに対してコストパフォーマンスが最大10倍向上することが実証されているそうです。
ほかにも以下の特徴があると紹介されています。
- クエリの複雑さやデータ量などの側面に基づいてワークロードパターンを学習
- 1日を通してリソースを継続的に調整
- 実際のワークロードのニーズに基づいて容量を自動的に・プロアクティブに調整
- 自動マテリアライズドビューやデータの自動的な整理
- パフォーマンススライダーを使用して、ワークロードに対する希望のコスト・パフォーマンス目標を設定
この機能については以下のガイドにも記載が追加されていました。
画面から確認してみる
サーバーレスダッシュボードを開くと、Create preview workgroup
のボタンが情報として表示されていました。What's newのアナウンスだとPREVIEW_2023
のトラックを使ってねとのことですが、今回はこのボタンを押して作ってみます。
Create preview workgroup
の画面には、普通にワークグループを作るときとは異なりPerformance and cost controls
のコンポーネントが追加されていました。Price-performance targets
とベースRPU容量
から選べるようになっていました。
表示されているスライダーをOptimized for cost
とOptimized for performance
の間で変えることでAI-driven optimizationsが目標とするターゲットを設定するようでした。
プレビュー版のワークグループ作成については上記の『Compute capacity for Amazon Redshift Serverless - AI-driven scaling and optimization (preview) - Amazon Redshift』ページにも記載がありましたので改めてご確認ください。
最後に
現在開催中のAWS re:Invent 2023のMonday Night Liveにて、プレビュー提供のAmazon Redshift ServerlessのAIによるスケーリングと最適化機能の発表がありましたのでご紹介でした。