[新機能]激アツ!AWS Transit Gatewayが発表されました!VPC間、オンプレミスとVPC間をもっと簡単に接続!! #reinvent
コンニチハ、千葉です。
AWS Transit Gatewayなるものが発表されました。オンプレミスとAWSの接続もっと簡単に接続できるサービスです。
New – Use an AWS Transit Gateway to Simplify Your Network Architecture
さっそくレポート、お届けします。
AWS Transit Gateway
AWS Transit Gatewayとは?
いままで、複数のAWSアカウント、VPC、オンプレミスを接続する場合、トランジット環境を自前で用意する必要がありました。
こちらのソリューションでは、CloudFormationを利用して専用のインスタンスを起動する必要があり、コストや運用が煩雑でした。複数VPCをピアリング接続、複数のDirectConnect、さらにスポーク環境を用意し、かなり複雑なネットワークを構成する必要がありました。今回のアップデートをざっくりいうと、トランジット環境をマネージドでシンプルに利用できるようになります。
この複雑な構成が
参考:New – Use an AWS Transit Gateway to Simplify Your Network Architecture
とてもシンプルに構成できます
参考:New – Use an AWS Transit Gateway to Simplify Your Network Architecture
AWS Transit Gatewayの性能
Transit Gatewayは最大5000のVPC、最大50Gbpsのバーストトラフィックを処理可能です。
AWS Transit Gatewayのポイント
- モニタリングの改善
- セキュリティとコンプライアンスをもっと簡単に
- さらなるスケーラビリティ
現在サポートしているリージョン
- バージニア
- オハイオ州
- オレゴン州
- カリフォルニア
- アイルランド
- ムンバイ
残念ですが東京はまだのようです。待ち遠しいです。
現在サポートしている通信
- VPC間
- VPN接続
Direct Connectについては、early 2019なので、もう少しの辛抱です。 これ、リリースできたら、あの環境とあの環境を簡単に接続できそうです。試して、即顧客に提案したいです !!
やってみた
AWS Transit Gatewayの作成
AWS Transit Gatewayは、先日発表されたResource Access Manager(RAM)を利用して他のアカウントと共有します。
[新サービス]でた!AWS Resource Access Manager(RAM)でクロスアカウントのリソース共有が可能に
RAMを簡単にお伝えすると、AWSアカウント間で色々なリソースを共有するサービスで、DNSリゾルバーがサポートされていました。こちらに加えて、Transit Gatewayが追加された形になります。RAMは他にも色々なリソースを追加するとのことで、とても楽しみです。RAMは激アツ熱い。
まずは、VPCの画面からTransit Gatewayを作成します。東京リージョンはまだのようで、バージニアリージョンで試しました。VPC画面に追加されてました。
ASNを指定し、作成します。
次にVPCにアタッチします。VPCのメニュー「Transit Gateway Attachments」から操作します。
AWS Transit Gatewayの共有
作成した、Transit Gatewayを他のアカウントに共有します。これはRAMを利用します。RAMの画面から、共有するアカウントIDを指定し、共有を作成します。RAMの画面から、Create resource shareをクリックします。
ここからは、共有される側のAWSコンソール画面です。承認してください。これで共有される側で、Transit Gatewayはローカルに作成したリソースのように利用できます。
これで、Transit Gatewayがアカウント間で共有できました。
共有された側のVPCの画面です。共有されたリソースが、ローカルのアカウントで作成されたリソースのように見えます。共有された側でも同じようにVPCにアタッチします。
最後に、リソースを共有した側のTransit Gateway Attacheで承認をします。
最後にルートテーブルを設定します。この設定は、疎通する両側のVPCで行う必要があります。それぞれ設定しましょう。
疎通確認
Transit Gatewayをアタッチした各VPCにEC2を立ち上げ疎通確認してみました。Transit Gatewayを利用して別AWSアカウント間のVPVでpingしてみます。
[ec2-user@ip-172-31-50-33 ~]$ ping 192.168.0.125 PING 192.168.0.125 (192.168.0.125) 56(84) bytes of data. 64 bytes from 192.168.0.125: icmp_seq=1 ttl=254 time=1.27 ms 64 bytes from 192.168.0.125: icmp_seq=2 ttl=254 time=0.722 ms 64 bytes from 192.168.0.125: icmp_seq=3 ttl=254 time=0.721 ms
疎通確認できました!
最後に
Transit Gatewayを利用し、VPC間の疎通を確認してみました。VPC間以外にも、DX-VPC、DX-VPNなど、スポーク型で接続できるようなので、今後も試していきたいと思います。以上、とても素敵なアップデートでした。