冬休みは AWS のワークショップでスキルアップ♪ | 日本語化された9ワークショップをご紹介します #AWSreInvent
はじめに
アノテーション テクニカルサポートの川崎です。
今年の re:Invent でも、圧倒的な量のワークショップが開催されました!
- ワークショップのセッション数: 307件
- (重複を除く)ワークショップのコンテンツ数: 222件
- セルフペースで実施可能なコンテンツ数: 41件(増加中)
って、、、すごくないですか!?
現地参加したアノテーションのメンバーも含めて、クラメソグループ社員による、ワークショップのセッションレポートも、続々アップされていますので、ご覧いただければと思います。
私が所属するテクニカルサポートのチームでは、 AWS の膨大な数のサービスを理解するために、 良質なコンテンツである AWS ワークショップを、 メンバーのスキルアップに活用させていただいております。
この記事では、re:Invent 2023 のワークショップ・セッションのうち、日本語化されていたコンテンツを、レベル別にご紹介いたします。 (チームメンバーへの紹介も兼ねた記事となっております)
これらのワークショップは、具体的な操作手順からサービスの背景に至るまで、 詳しく解説されており、自分のペースで進めることができます。 特に冬休みのような長期休暇を利用して、じっくりと学びを深めるのにオススメです。
なお、一部のコンテンツでは、 AWS の各サービスのアップデートに合わせて、コンテンツ作成が継続的に行われているケースもあります。
日本語化が進行中のコンテンツもあります。 その場合は、英語版のコンテンツを参照していただき、ブラウザの「日本語に翻訳」メニューを利用することで、 日本語でも理解できますので、お試しいただければと思います。
それでは、日本語化されたコンテンツを紹介していきます!
200 - Intermediate (中級)
API202 AWS Step Functions ワークショップ
このワークショップに参加し、AWS Step Functionsの主な機能について学びましょう。Step Functionsは、開発者が分散アプリケーションの構築、ITおよびビジネスプロセスの自動化、AWSサービスベースのデータおよび機械学習パイプラインの構築に使用するローコードビジュアルワークフローサービスです。このワークショップでは、ワークショップ環境で堅牢なエラーハンドリングを備えた弾力性のあるワークフローを構築するハンズオンを提供する一連のインタラクティブなモジュールを含みます。参加にはノートパソコンの持参が必要です。
- サービス: Step Functions
- レベル: 200 - Intermediate (中級)
- ワークショップ URL: English | 日本語
- 所要時間: 3-4 時間
- 対象者:
- AWS Step Functions について知りたい方
- アプリケーションワークフローの調整とテクニックを学びたい方
ARC201 AWS Resilience Hub ワークショップ (AWS Resilience Hub を使用してアーキテクチャの回復性をモニタリングする)
このハンズオンワークショップに参加して、最も重要なクラウドアプリケーションの回復力を管理する方法を学びましょう。アプリケーションが回復目標を満たさなくなったときに警告を発する通知システムを有効にすることで、アプリケーションの回復力をプロアクティブに管理する方法を検討します。アプリケーションの回復力スコアを使用してアプリケーションの回復力の傾向を把握し、プロアクティブな通知を行うことで、いかにコストのかかる障害に先手を打つことができるかをご覧ください。参加にはノートパソコンの持参が必要です。
- サービス: Resilience Hub
- レベル: 200 - Intermediate (中級)
- ワークショップ URL: English | 日本語
- セッション資料: PDF
- 所要時間: 2 時間程度
- 対象者:
- このワークショップは、ソフトウェア開発者、SRE(サイト信頼性エンジニア)、運用チームを対象としています。リライアビリティ・エンジニアリングや AWS Resilience Hub に関する事前の知識は必要ありません。
EUC201 Amazon WorkSpaces 入門 ワークショップ
エンドユーザーコンピューティングを担当するITチームは、人員数の急激な変動、新たなセキュリティ脅威、少ないリソースでより多くのことをこなさなければならないというプレッシャーなど、数多くの課題に直面しています。Amazon WorkSpacesは、クラウドベースの仮想デスクトップをプロビジョニングすることで、ユーザーが業務に必要なドキュメント、アプリケーション、リソースにアクセスできるようにします。このワークショップでは、WorkSpacesとAWS Directory Serviceの導入がいかに簡単かを学びます。参加にはノートPCが必要です。
300 - Advanced (上級)
API301 AWS でのイベント駆動アーキテクチャの構築 ワークショップ
多くの組織がイベント駆動型アプリケーションアーキテクチャの構築を選択しており、サブスクライバやターゲットサービスは、パブリッシャーやソースサービスによってトリガーされたイベントに応じて自動的に実行される。このパターンは、開発チームが新機能をより速くリリースし、アプリケーションをよりスケーラブルにするために、より独立して動作するのに役立ちます。このワークショップでは、Amazon SNS、Amazon SQS、AWS Lambda、Amazon EventBridgeなどを例に、イベント駆動設計の基本について学びます。作業に適したAWSサービスを選択する方法と、コストとパフォーマンスを最適化する方法を学びます。参加にはノートパソコンが必要です。
- サービス: EventBridge、SNS、SQS、Lambda
- 300 - Advanced (上級)
- ワークショップ URL: English | 日本語
- セッション資料: PDF
- 所要時間: 2〜4 時間
DOP303 CI/CD on AWS ワークショップ
このワークショップでは、AWS Cloud Development Kit(AWS CDK)を使用して、エンドツーエンドの継続的インテグレーションと継続的デリバリー(CI/CD)パイプラインを作成する方法を学びます。継続的インテグレーション、継続的デプロイ、継続的デリバリーの基本的な概念を確認します。その後、TypeScript/Pythonを使用して、AWS CodePipeline、AWS CodeBuild、AWS CodeCommitのワークフローを定義します。参加にはノートPCが必要です。
- サービス: CDK
- 300 - Advanced (上級)
- ワークショップ URL: English | 日本語
- セッション資料:
- 所要時間: 約 3 時間
- 対象者:
- 対象言語: TypeScript もしくは Python
DOP305 AWS CloudFormation ワークショップ
このワークショップでは、AWS CloudFormationテンプレートの開発とテストの方法を学びます。リソースをデプロイし管理するためのCloudFormationテンプレートを作成し、多くのシナリオのためにテンプレートを再利用し拡張することを可能にするCloudFormation言語機能について学びます。cfn-lintやCloudFormation Guardなど、CloudFormationテンプレートの検証に役立つテストツールを紹介します。参加にはラップトップが必要です。
- サービス: CloudFormation
- 300 - Advanced (上級)
- ワークショップ URL: English | 日本語
- セッション資料:
- 所要時間:
- 事前準備: 30分から 1時間程度かかります。
- 初級編/テンプレート: この章はおよそ 1時間かかります。
- 初級編/運用: この章はおよそ 2時間かかります。
- 中級編/テンプレート: この章はおよそ 3時間かかります。
- 上級編/リソースタイプ: この章はおよそ 3時間かかります。
DOP308 Amazon CodeCatalyst カスタムブループリント ワークショップ
このワークショップでは、Amazon CodeCatalystのカスタム・ブループリントによって、組織内のアプリケーション開発ライフサイクルがどのように加速されるかを学びます。カスタム ブループリントを作成することで、クラウド センター オブ エクセレンス (CCoE) は、チームが迅速かつ安全に開発を開始できるように、標準化されたコードとワークフローを提供できます。チームは、ブループリント作成者から自動更新を受け取ります。ベストプラクティスが変更されたり、新しい組織標準が追加されると、チームはプロジェクトを再作成することなく、自動プルリクエストでマージします。このワークショップではその方法を紹介します。参加にはノートパソコンが必要です。
- サービス: CodeCatalyst
- 300 - Advanced (上級)
- ワークショップ URL: English | 日本語
- セッション資料: PDF
- 推定実行時間: 2 時間
- 対象者: このワークショップは、Amazon CodeCatalyst ブループリントを使用して組織全体でアプリケーションを標準化する方法を学びたい人を対象としています。これには、CCOE、プラットフォームなどのチームのメンバー、さらには開発者が含まれますが、これらに限定されません。
SEC301 Amazon GuardDuty と Amazon Detective を使用した脅威検知と対応 ワークショップ
AWSのエキスパートと一緒に、Amazon GuardDuty、AWS Security Hub、Amazon Inspector、Amazon Detectiveを使用した脅威の検知と対応のハンズオンワークショップを開催します。このワークショップでは、さまざまなタイプのリソースと動作のセキュリティイベントをシミュレートし、AWS Lambdaを使用して手動と自動の両方の対応を説明します。AWS上で脅威の検知と対応を運用することで、セキュリティ体制を改善する方法を学びましょう。参加にはノートPCが必要です。
- サービス: GuardDuty、Detective
- 300 - Advanced (上級)
- ワークショップ URL: English | 日本語
- セッション資料: PDF
- 所要時間: 3 時間
- 対象者: セキュリティアナリストやエンジニア
SEC302 サービス間ワークロードのためのゼロトラストアーキテクチャ ワークショップ
AWS上のサービス間ワークロードのためのゼロトラストアーキテクチャの実装を体験してください。Amazon VPC Lattice、Amazon Verified Permissions、AWS WAF、VPCエンドポイントなどのサービスを使用して、サーバーレスアーキテクチャでマイクロサービスを保護するためのネットワークとIDの制御を統合する方法を学びます。AWS CloudTrailとアクセスログを分析することで、より深い洞察を得る方法を学びます。参加にはノートPCの持参が必要です。
筆者のオススメ
日本語化されたワークショップは、AWSJ の方が選定したコンテンツ、ということで、 どれも「大作ワークショップ」揃いなのですが、 育成の観点から、特に、下記のコンテンツをオススメします!
- DOP305 AWS CloudFormation ワークショップ
- API202 AWS Step Functions ワークショップ
「CloudFormation ワークショップ」は、CloudFormation の「コンプリートガイド」的なコンテンツとなっております。
初心者の方は、CloudFormation についてビデオで解説してくれる「AWS Hands-on for Beginners」をご覧になった上で、ワークショップに取り組んでいただくと、 さらに理解が深まりそうです。
「Step Functions ワークショップ」に関しては、 2021年に2つの大型アップデートがありました。
- ワークフロースタジオを利用して、ローコードでワークフローを簡単に作成できるようになった
- AWS SDK インテグレーションにより、Step Functions が、200以上の AWS サービスと連携できるようになった
初心者の方に、ぜひこの Step Functions の素晴らしさをお伝えできればと思います。
こちらも、「AWS Hands-on for Beginners」をご覧になった上で、ワークショップに取り組んでいただくと、さらに理解が深まりそうです。
ワークショップ・コンテンツの進化
実は、re:Invent 2023 のワークショップ・セッションのうち、日本語化されているコンテンツというのは、 2022 に実施されたワークショップが多かったりします。
ワークショップが年々、質、量ともに、充実していくのを感じています。
AWS のワークショップは楽しい
セルフペースのワークショップは、じっくり時間をかけて取り組めます。
ここで紹介したワークショップを楽しんでいただき、ご自身やチームのスキルアップに役立てていただけたら幸いです!
最後になりますが、ワークショップのコンテンツを継続的に作成していただいている皆様に感謝いたします。 また、日本語化を進めていただいている AWSJ の皆様にも感謝の言葉をお伝えしたいと思います。
アノテーション株式会社について
アノテーション株式会社は、クラスメソッド社のグループ企業として「オペレーション・エクセレンス」を担える企業を目指してチャレンジを続けています。「らしく働く、らしく生きる」のスローガンを掲げ、様々な背景をもつ多様なメンバーが自由度の高い働き方を通してお客様へサービスを提供し続けてきました。現在当社では一緒に会社を盛り上げていただけるメンバーを募集中です。少しでもご興味あれば、アノテーション株式会社WEBサイトをご覧ください。