最新の生成 AI サービスについて日本語で学べるLT「Accelerate your generative AI journey with AWS」に参加してきた

最新の生成 AI サービスについて日本語で学べるLT「Accelerate your generative AI journey with AWS」に参加してきた

Clock Icon2024.12.06

はじめに

こんにちは。AWS事業本部コンサルティング部に所属している和田響です。

AWS re:Invent 2024にて最新の生成 AI サービスについて日本語で学べるLTの「Accelerate your generative AI journey with AWS」に参加してきたので、そのセッションレポートを記載します。

セッション情報

  • タイトル:GBL207-JA | Accelerate your generative AI journey with AWS [Japanese]
  • スピーカー:Rio Kurokawa, Principal Go-to-Market Specialist, Amazon Web Service Inc.
  • セッション概要: 以下引用

This lightning talk is delivered in Japanese. This talk shares the highlights of AWS re:Invent 2024 and discusses what you need to know to use the latest generative AI services on AWS.
(以下機械翻訳)
このライトニングトークは日本語で配信されます。この講演では、AWS re:Invent 2024 のハイライトを紹介し、AWS で最新の生成 AI サービスを使用するために知っておくべきことについて説明します。

学んだこと

まず、AIとは何かという話からしていただきました。
私のAIの知識は認定試験の内容しかないので非常に助かりました。
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加えて世界のAI事情についてお話しいただきました。
なんとなく落ち着いてきているような気もしてましたが、北米では92%が業務に生成AIを取り入れているようです。
また、最近は複数のモデルを使い分けることが多く、それぞれの得意分野を把握しておくことがトレンドのようです。
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生成AIを業務に落とし込んだ時のコストについてコールセンターを例にお話いただけました。
「なるべくコスパの良いモデルを選びたい思うが、実際にはモデルの利用料は25%にすぎない」といったメッセージもあり、全体を見る大切さを学べました。
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AWSにおけるAI領域

AWS re:Invent 2024では多くのAI関連のサービスのアップデートがあり混乱している方も多いと思います(私も含む)。
そんな方に向けて、まずはそれぞれのサービスや機能をレイヤーごとに整理して紹介していただきました。
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インフラ

インフラ領域におけるAWSサービスはAmazon SageMakerやAWS Inferentia、AWS Trainiumなどが挙げられます。

中でも強調されているのは、NVIDIA社との良好な関係でとんでもないスペックのコンピューターの開発・リリースが現在進行形ですすんでいる点です。
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ツール

AWSサービスのなかでAmazon Bedrockはツールとして活躍しています。

Amazon Bedrockの特徴は高い安全性と幅広いバリエーションのモデルを揃えていることです。

生成AIが流行り出した当初は、「データが抜かれる可能性がある」みたいな理由で利用を拒む人や企業はいましたが、Amazon Bedrockでは高いセキュリティ基準でサービスを提供しています。
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モデルについてはこれらのモデルから選択できるため、用途に応じた利用ができます。
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これらに加えてAmazon Novaシリーズモデルの登場も注目です。
https://dev.classmethod.jp/articles/amazon-nova-series-model-announced-aws-reinvent/#nova-canvas-1
https://dev.classmethod.jp/articles/amazon-nova-awsreinvent-try/
https://dev.classmethod.jp/articles/amazon-nova-canvas-awsreinvent/

またGenerative AI Use Cases JP (GenU)はオープンソースで生成 AI のケースを実装でき、「とりあえず何がすごいか知りたい」という方はまずGenUを使ってみてください。
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https://github.com/aws-samples/generative-ai-use-cases-jp/blob/main/README.md

アプリケーション

アプリケーションレイヤーではAmazon Qがどんどん機能が拡充されており、AWSを使うならAmazon Qを使わない日はないという日も近そうです。
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また、PartyRockについても言及しており、登壇者の黒川さんのお子さん(7~8歳?)が数分でアプリケーションを作っていた話に驚きました。
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PartyRockは直近で永久無料で利用可能になったのでジャンジャン触っていきましょう!
https://dev.classmethod.jp/articles/new-partyrock-capabilities-and-free-daily-usage/

日本語のセッション

最終日のJapan Wrap-up Sessionはre:Inventのハイライトを日本語で振り返っていただけるらしく、出張報告におすすめだそうです!!
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最後に

生成AIブームになんとなく乗り遅れていた私ですが、「ちょっとGenU触ってみるか〜」となるセッションでした。

ずっと慣れない英語でのコミュニケーションだったので、日本語でのセッションは落ち着いて聞けました。

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