[レポート] ALX304 あなたのAlexaスキルを真にパーソナルなものに仕上げるには #reinvent
せーの@ラスベガスでございます。このエントリはALX304「Tailor Your Alexa Skill Responses to Deliver Truly Personal Experiences」のレポートです。
このセッションはチョークトーク形式となるため、内容が前後したり飛んだりする事がございます。
レポート
どうしてパーソナルな体験が必要なのか
- SF作家、アーサー・C・クラークは言った。「十分に発達した科学技術は魔法と見分けがつかない」
- VUIテクノロジーが「魔法」となるには、より自然で、友達と会話していると錯覚させるような受け答えが必要だ
どうすればパーソナルな体験を作れるか
パーソナルな体験を感じさせる特性
- どんな質問でも、答えるのは一度だけ
- 全く同じ回答を何回も答えるのは機械っぽい
- デフォルトの設定
- 会話を通じたコンテキスト
- 「前の」「これは」などを説明しなくても理解する
- 言語はより自然に
- ユーザーは個々の体験をユニークと感じる
-
Good example
- U「Alexa、AnyCompanyを使ってなんか食べたい」
- A「いつものーペペロンチーノピザLサイズーでいいですか?」
- U「いいよ」
- A「わかりました。30分で届きます」
- bad example
- U「Alexa, AnyCompanyを使ってなんか食べたい」
- A「今日はペペロンチーノピザがありますよ! Lサイズが良いですか?」
- U「俺はベジタリアンだって前言ったじゃん」
- A「それはよくわからないです。ピザはどうですか?」
パーソナルな体験を届ける3箇条
- Memory
- Variety
- Localization
Memory
- Lambdaは状態を保存したまま実行するわけではない
- スキルビルダーでは結果2つの記憶レイヤーを持っている
- Session Attributes
- Persistent Attributes
- Session Attributes
- RAMメモリを使う
- 一時的な記憶領域として扱う
- 少しだけDBに書き込む
- Persistent Attributes
- ユーザーデータを永続的に保管する
- User IDがプライマリキーになる
- デバイスやセッションを横断して永続化する
- ユーザー情報
- タイムゾーンと単位
- Customer Profile API
- アカウントリンキング(optional)
Variety
- 人は同じことを2度聞かれるのを嫌がる
- コンテキスト外の事を話すと不自然に聞こえる
- 人は違う言い方で話したい
- 解決法
- レスポンスはランダムに
- できるだけコンテキストに沿ったレスポンスを心がける
- 言語はユーザーが話す言語で
- Step1: ランダムに
- コード例
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Step2: コンテキストに沿って
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Step3: 言語をあわせて
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Stringはハードコードしないで
- i18nライブラリを使おう
- ユーザに合わせて
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CMSを使うことを検討しよう
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langフォルダを作り、言語コード + [.js]でファイルを設置
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コード例
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SDK V2ではインターセプタを使い、requestAttributesの中に言語情報を入れる処理を追加する
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追加した言語情報はtコマンドで取得できる
まとめ
いかがでしたか。ここはVUIの基本の部分でとても大事なのでしっかり抑えておきましょう。