[レポート]DAT204:最近のAmazon Auroraの新機能について #reinvent
こんにちは。コンサルティング部の崔です。
DAT204:What's New in Amazon Aurora に参加しましたのでレポートをお届けします。
主に、Amazon Auroraの基本的な部分について、説明がありました。
これから、Amazon Auroraを使い始めるという方の役に立てれば幸いです。
セッション概要
Amazon Aurora is a MySQL- and PostgreSQL-compatible relational database with the speed, reliability, and availability of commercial databases at one-tenth the cost. This session provides an overview of Aurora, explores recently announced features, such as Serverless, Multi-Master, and Performance Insights, and helps you get started.
スピーカー
セッションメモ
- Amazon RDS
- 商用DBのOracle, SQL Server
- オープンソースエンジンのMySQL, PostgreSQL, MariaDB
- クラウドネイティブエンジンのAmazon Aurora
- 以上、3種類から選択することができる
- Amazon Auroraとは
- オープンソースDBと同程度の価格で、エンタープライズDBの特性を持つ
- マネージドサービスとして提供
- ハイエンドな商用DBクラスの高性能、可用性
- オープンソースDBのような低コスト、シンプルさ
- MySQL, PostgreSQL互換
- ライセンス費用はなく、使った分だけの課金
- Amazon Aurora innovations
- スケールアウト、分散、マルチテナント
- AWSサービスを利用したサービス志向アーキテクチャ
- フルマネージドサービスの自動化された管理タスク
- スケールアウト、分散、マルチテナントデザイン
- データベース専用に作られたログストラクチャードストレージ
- 3つのAZに分散された数百のストレージノードに、ボリュームがストライピングされている
- 各AZに2つずつ、計6つのデータコピーを保持することで、AZ+1のデータ障害にも対応可能
- マスターとレプリカ
- AWSサービスの利用
- AWS Lambda
- ストアドプロシージャ、トリガーからの呼び出し
- AWS IAM
- データベースアクセスコントロールの制御
- Amazon S3
- S3からのデータのロード
- スナップショット、バックアップの保存・蓄積
- Amazon CloudWatch
- システムメトリックスとaudit logs のアップロード
- AWS Lambda
- 自動化された管理タスク
- 時間のかかるデータベース管理タスクを自動化することで、アプリケーションの改善やビジネスに専念
- AWSが管理
- 自動化されたフェイルオーバー
- バックアップとリカバリ
- 分散とセキュリティ
- コンプライアンスの準拠
- 拡張
- 自動パッチ適用
- 拡張モニタリング
- 定期的なメンテナンス
- 自分で管理
- スキーマデザイン
- クエリの作成
- クエリの最適化
- なぜAuroraに移行するのか
- オープンソースデータベースを使っている場合のメリット
- より高いパフォーマンス・最大5倍
- 優れた可用性と耐久性
- コストを最大60%削減
- 簡単な移行。アプリケーションの変更不要
- 商用データベースを使っている場合のメリット
- 10分の1のコスト。ライセンス不要。
- クラウドエコシステムとの統合
- 同程度のパフォーマンスと可用性
- 移行ツールとサービス
- オープンソースデータベースを使っている場合のメリット
- Auroraの性能
- MySQLは最大5倍のWrite/Read
- PostgreSQLでも2倍のロード時間短縮
- 2015年から継続して性能向上中
- 書き込みで2倍の性能
- 読み込みも40%の性能向上
- Auroraの内部動作および新機能群
- Aurora lock management
- Asynchronous key prefetch
- Batched scans
- Parallel query processing
- 問い合わせ処理をプッシュダウンおよび並列化する機能を提供
- データに近い箇所で処理を実行することで、ネットワークのトラフィックとレイテンシーを軽減
- 6-way replicated storage
- 3つのAZにまたがる6つのコピー
- 6つのうち4つのクォーラムで書き込み
- 6つのうち3つのクォーラムで読み込み
- リードレプリカとカスタムエンドポイント
- 15個までのリードレプリカ Multi-AZ
- インスタントクラッシュリカバリ
- 書き込みワークロードのスケール
- データベースバックトラック
- パフォーマンスインサイト
- セキュリティマネージメント
感想
Amazon Auroraは、高性能・可用性に非常に優れた低コストのRDBです。MySQLやPostgreSQLの互換性を持ったRDBですので、利用するにあたっての敷居も高くはないと思います。現在、MySQLやPostgreSQLを利用している方がAmazon Auroraへ移行するだけでなく、商用DBを利用している方にとっても、商用DB並のパフォーマンスと可用性を享受できるのではないでしょうか。また、ライセンス費用も削減されるといったメリットもあります。ぜひ移行対象のDBとして検討されてみては如何でしょうか?
以上です。