[レポート]AWSのKubernetes、その戦略、ロードマップ、ビジョン #reinvent #CON206

2021.12.30

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

今年のre:Inventのセッション、「Kubernetes at AWS: Strategy, road map, and vision」を聴講しましたのでレポートします。

※大分抜粋してレポートしているので、詳細を知りたい方は末尾のセッション動画を御覧ください。

セッション概要

タイトル

Kubernetes at AWS: Strategy, road map, and vision

セッションID

CON206

スピーカー

  • Allan Naim : Sr. Manager Product Management, Amazon EKS AWS
  • Anubhav Dhoot : VP of Engineering Salesforce

紹介文 和訳

EKSを使うことで、顧客はクラウド上もしくはオンプレミス上でkubernetesアプリケーションを実行、スケールすることができます。AWSは、スケール可能で高可用性を持つ仮想マシンインフラと、コミュニティが支援するサービスのインテグレーションによって、クラウド上でkubernetesを実行することを簡単にします。このセッションにて、EKSについてのAWSのビジョンと、使いやすさ/セキュリティ/拡張性/信頼性に対する最近の機能強化により、EKSがあなたのアプリケーションにとって賢い選択肢となることを学んでください。また、Salesforce社がそのインフラをどのように再設計したのか、どのようにEKSの上に構築されたKubernetesプラットフォームをローンチしたのかも併せて学んでください。プラットフォームがサービス所有者のインフラストラクチャの責任を抽象化し、可用性とセキュリティに関する内部要件を満たし、開発者のエクスペリエンスをシンプルにする方法をお聞きください。

レポート

※途中のSalesforce社の事例については割愛します。

戦略

どういう観点に重きを置いているか、ということです。数字の小さな、より土台に近い要素を重要だと考えています。 our-guiding-strategy

ビジョン

顧客が、完全なクラスターを構築、稼働させるのに必要なすべてを一つの場所に用意すること。

  • アプリケーションの実行に必要なすべてのコンピューティングリソース、ツール、およびコントロールを備えた単一のコマンドを使用して、クラスターを作成できます。
  • ログ、パフォーマンスデータ、ヘルスアラートなどの継続的な情報を取得して、完全な制御と安心を提供します。

ロードマップ

以下4分野ごとに、最近のアップデートと、来年予定しているアップデートをご紹介します。 roadmap-areas

セキュリティと信頼性

リリース済み
リリース予定

管理とオブザーバビリティ

リリース済み
リリース予定
  • 各種 アドオン
  • コントロールプレーンのメトリクスの取得と分析の簡易化
  • コスト配分機能
    • チーム、名前空間、Podごとのリソース使用量がわかりやすく

パフォーマンスとスケーラビリティ

リリース済み
リリース予定
  • IPv6 サポート
    • PodにグローバルユニークなIPv6のアドレスを設定し、VPCのIPv4のアドレス制限に囚われないスケールが可能に。

一貫性

どこでEKSを稼働させる(EKS Anywhereなど色々と場所の選択ができたので)にしても一貫したエクスペリエンスを提供すること、またアプリケーションの変更なしで違う環境でもアプリケーションを実行できること。

リリース済み
リリース予定
  • EKS AnywhereのベアメタルとGPUインスタンスのサポート
  • マルチクラスターサービスディスカバリ
  • EMR on EKSの機能拡張(Plank,Prestoなど)

パブリックロードマップを要チェック!

セッション動画