【速報】クラウドとオンプレ間のトラフィックを管理するWANサービス!AWS Cloud WANが発表されました #reinvent

2021.12.03

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ご機嫌いかがでしょうか?豊崎です。

re:invent2021、Wernerのキーノートの中で新サービスの発表がありましたので、ご紹介させていただいきます。

AWS Cloud WAN

クラウド環境とオンプレミス環境のリソース間で実行されるトラフィックを管理する、グローバルネットワークの構築、管理、監視を支援するWAN(Wide Area Networking)サービスが発表されました!

AWS Cloud WANではセントラルダッシュボードとネットワークポリシーを使って、複数拠点と世界規模のネットワーク構築することが可能です。

Amazon Cloud WANでは、以下の間にグローバルネットワークを構築することができます。

  • オンプレミス拠点
    • データセンター
    • 本社、支社など
  • VPC

また、Amazon Cloud WANのセントラルダッシュボードではAmazon VPC、AWS Direct Connect、AWS Site to Site VPN、サードパーティのSoftware-Defined WAN(SD-WAN)製品を管理や、監視することも可能です。

料金要素

料金が発生する要素は以下です。

  • Core Network Edge(CNE):ネットワークに含まれる各AWSリージョンでクラウドWANによって作成および管理される接続ポイント
  • CNE attachments:CNEのアタッチメント。VPNやSD-WAN接続(接続アタッチメントタイプを使用の場合)、Amazon VPCなどのアタッチメントがある。
  • Data processing:データ転送料

料金

  • Core Network Edge (CNE): 0.50USD/時間 (全リージョン共通)
  • Data processing: 0.02USD/GB (全リージョン共通)
  • CNE Attachments(リージョン毎)
    • US East (N. Virginia) 0.065USD/時間
    • US West (Northen California) 0.080USD/時間
    • Africa (Cape Town) 0.080USD/時間
    • Asia Pacific (Mumbai) 0.090USD/時間
    • Asia Pacific (Singapore) 0.090USD/時間
    • Asia Pacific (Sydney) 0.090USD/時間
    • Asia Pacific (Tokyo) 0.090USD/時間
    • Europe (Frankfurt) 0.080USD/時間
    • Europe (Ireland) 0.065USD/時間
    • South America (Sao Paolo) 0.120USD/時間

※最新状況はAWS Cloud WANの料金ページをご参照ください。

また、リージョン間でデータを送信すると、EC2のリージョン間データ転送料金も発生します。EC2のリージョン間データ転送はCloud WANとは別に請求されます。

さらに、AWS Cloud WANとVPCが別AWSアカウントの場合、料金はそれぞれAWSアカウント間で分割されます。

  • AWS Cloud WANを作成したAWSアカウント
    • CNE
    • VPN
    • SD-WANアタッチメント
    • VPN接続から生じるデータのデータ処理料金
  • VPCを作成したアカウント
    • VPCアタッチメント
    • VPCから生じるデータ処理料金

利用可能リージョン

執筆時点では10のリージョンで利用可能(Public Preview)です。

  • US East (Northern Virginia)
  • US West (Northern California)
  • Africa (Cape Town)
  • Asia Pacific (Mumbai)
  • Asia Pacific (Singapore)
  • Asia Pacific (Sydney)
  • Asia Pacific (Tokyo)
  • Europe (Ireland)
  • Europe (Frankfurt)
  • South America (Säo Paulo)