[レポート]NET205-OF: Observing and diagnosing your network with AWS #reinvent

2022.12.02

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

アノテーション、テクニカルサポートチームの村上です。

12 月 1 日に参加したセッション NET205-OF: Observing and diagnosing your network with AWS について、テクサポ目線で参加した感想をお伝えします。
なお、機能のアップデート詳細に関しては本ブログでは扱わずに、ネットワーク運用の観点から本ブログは執筆しています。

セッション内容

AWS provides a set of tools that help demystify sources of network congestion, latency, and reduced availability across your applications and the public internet. Join this session to learn about this year's updates in network observability and learn from real-world examples that can help you implement the latest monitoring, troubleshooting, and remediation techniques before your end users are impacted.

AWSは、アプリケーションと公衆インターネットにわたるネットワークの混雑、遅延、可用性の低下の原因を解明するための一連のツールを提供します。このセッションでは、ネットワーク観測における今年のアップデートについて学び、エンドユーザーが影響を受ける前に、最新の監視、トラブルシューティング、および修復技術を実装するのに役立つ実例を学びます。

セッション内容振り返り

今回のセッションは他の会場で行われている様子を、サテライト会場で観る Content hubs を利用しました。
極力移動時間を少なくしたかった為に、ベネチアン リゾート ラスベガス と Caesars Forum で開かれるセッションのみに絞ったので、Content hubs は非常に助かりました。

大型スクリーン + ヘッドホンで聴講するスタイルです。


Content hubs

毎日のように見ている CloudWatch にも利用したことが無い機能もありました。
とりあえずアラーム設定しておこうと思った時に、使えそうな機能ですね。


異常検出に基づく CloudWatch アラームの作成

AWS グローバルネットワークのレイテンシーがモニタリングできるようになりました!!!
今までは、リージョン間のレイテンシーを直接モニタリングする方法が無かったので、複数リージョンでサービス利用されている方には、嬉しい機能かと思います。


AWS Network Manager introduces real-time performance monitoring for the AWS Global Network

VPC Flow Logs for Transit Gateway がしれっと登場しました。
いつの間にか Transit Gateway のフローログが取得できるようになっていたのですね。


Introducing VPC Flow Logs for AWS Transit Gateway

そしてなんといっても、ベストプラクティス!
以下、7 つの項目がしっかり考えらえたモニタリングをしているか、再度ご確認していただければと思います。

  • Define KPIs
  • Resources to be monitored
  • Monitaring frequency
  • Monitaring tools
  • Monitaring team
  • Escalation path
  • Automation

まとめ

やはり、AWS グローバルネットワークのレイテンシーがモニタリングできるようになるのは、運用を担当する方にとっては非常にありがたいかと思います。
VPC Flow Logs for Transit Gateway は、帰国後に試してみたいですね。
まだまだ、現地からテクサポ目線と旅人目線のレポートをお届けします!