【Workshop】SES Mail Manager による基本的なメール環境と Amazon Q の連携に挑戦 #BIZ205 #AWSreInvent
こんにちは。AWS事業本部の Yoshi です。
re:Invent 2024 でラスベガスに来ています。
Amazon SES と Amazon Bedrock を絡めると何ができるのか面白そうな Workshop があったので参加してみました。
セッションの概要
タイトル
BIZ205 | Simplify your email with Amazon SES Mail Manager and Amazon Bedrock
説明
Email remains the primary communication backbone for businesses, integrated across operating systems and applications. It’s often easy to take email for granted, especially when it's inexpensive enough to set up a dedicated mail relay for every application. Relying solely on ad hoc email infrastructure is neither the safest nor the most operationally effective approach for your business. In this workshop, learn how to use Amazon SES Mail Manager to enhance governance, risk management, and compliance controls to your email workloads. Also discover how to pair your workloads with AI-driven insights from Amazon Q to gain a deeper understanding of the activity across your applications. You must bring your laptop to participate.
スピーカー
- Christina Mitine, Worldwide Specialist, AWS
- Vinay Ujjini, Principal Solutions Architect, Amazon
内容
SES Mail Manager を使用して、小規模企業向けの基本的なメール環境を再現。メールワークフローの管理、コンプライアンス制御Eメールワークロードのガバナンス、リスク管理、およびコンプライアンス管理を強化する方法を学び、Amazon Q Business をメールワークフローに統合することで明示的なサイバーセキュリティアラームをトリガーしなくてもビジネスに影響を与える可能性があるアクティビティを把握することや、メールの内容をキャプチャーしてプロファイルすることでフィードバックやよくある質問等を明らかにすることができる内容でした。
基本的なメール環境を再現
まず最初に、Mail Manager のトラフィックポリシーで特定の条件を満たしたメールの許可や拒否を設定、ルールセットでウイルススキャンの実行結果からメールのドロップ(アーカイブ)やメール配信を設定。
SES からメールを送信して Mail Manager を介したメールフロー通り動作するかテスト
次に、ウイルススキャンで問題が無かったメールに対してアーカイブや、緊急度が高い件名のみ送信したり、Amazon Q Business アプリケーションにも送信する設定を実施。
SES からメールを送信して Mail Manager を介したメールフロー通り動作するかテスト
今度は、緊急度が高い件名のみ送信され、それ以外はアーカイブされていました。
Amazon Q Business をメールワークフローに統合する
Workshop で作成したメール環境に統合した場合は以下のようになるようです。
今回の Workshop では公開された約60万通のメールに対して Amazon Q からどんな情報を受け取ることができるのか試すことができ、財務リスクを管理している担当者として会社が危険にさらされているのか質問してみると...
懸念すべき兆候がある等、有益な情報を教えてくれました。
おわりに
この Workshop で感じたのは AWS の色々なサービスやデータ等を Amazon Q と組み合わせることで普段の業務をイノベーションできるのではと、Amazon Q の可能性を感じました。
私の場合、運用観点になりますが思いついた利用法を記載してみました。日本に帰ったら色々試してみたいとおもいます。
- CloudTrail の証跡調査
- AWS WAF ウェブ ACL トラフィックログ調査
- Config や SSM インベントリで取得した情報の調査
- チケットの問合せ内容傾向、不満について調査
- etc
このブログがどなたかの参考になれば幸いです。
以上、Yoshi でした!