[レポート] ワークショップ #FWM306 に参加して、ラスベガスを逃げ回るペットをAmazon Location Serviceで追跡しました #reinvent

2022.12.01

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

こんにちは、CX事業本部 IoT事業部の若槻です。

AWS re:Invent 2022でワークショップセッション FWM306 How to build a pet tracker application with Amazon Location Service に参加したのでレポートします。

In this workshop, learn how to build a pet tracker application and how to add location functionalities, such as maps, assets, and trackers, to your application. Find out how to create and monitor geofences with Amazon Location Service. Also, discover how to deploy a serverless application that showcases AWS IoT integrations for geospatial use cases. Leave this workshop with a clear understanding of how to add maps and tracking features to applications and edge devices

(日本語訳)
このワークショップでは、ペット トラッカー アプリケーションを構築する方法と、地図、アセット、トラッカーなどの位置情報機能をアプリケーションに追加する方法を学びます。 Amazon Location Service を使用してジオフェンスを作成および監視する方法をご覧ください。また、地理空間ユースケース向けの AWS IoT 統合を紹介するサーバーレスアプリケーションをデプロイする方法を発見してください。アプリケーションとエッジ デバイスにマップと追跡機能を追加する方法を明確に理解して、このワークショップを終了します。

ちなみにこのワークショップは下記で公開されているものとなります。

ただし、このワークショップの参加者はワークショップ開催者(AWS)が提供する予めリソースなどが作成されたAWSアカウントを使用できるので、参加者はMapやTracking機能をアプリケーションに追加する方法を学ぶことに注力することができます。

レポート

セッション会場入口。別会場(MDM)から移動していたら入場が開始ギリギリになってしまいましたが入れてもらえました。(順番待ち(=walk-up)の人がいれば開始10分前から予約がキャンセルされてしまいます)

セッションタイトル。

登壇はSpecialist Solutions ArchitectのZachariah Elliott(写真右側)とSolutions ArchitectのMatthew Nightingale(写真左側)。

アジェンダ。

Amazon Location Serviceの機能。

Amazon Location Serviceを使うことにより、地理情報データをアプリケーションに簡単に組み込むことができ、信頼されたデータプロバイダーが提供する手頃で高品質な地理情報データにアクセスできる。

ワークショップで学習に使用するPet Tracker Applicationのアーキテクチャ。

それではワークショップを始めていきます。ちなみに参加者はAmazon Location Serviceのステッカーがもらえました。嬉しい。

ワークショップのユースケースは次の通りです。

  • あなたはペットの熱心な飼い主として、いつでも自分のペットを見つけられるように、屋外でのペットの道のりを追跡したいと考えています。
  • また、リスクを回避するために、ペットが現在の位置からどのくらい離れているかを知りたいです。
  • そして最後に、地図上にいくつかのエリア (Geofence) を定義し、ペットが迷子になったり遠くに逃げたりする前にペットを拾うことができるように、ペットがそこに出入りしたときに通知を受けるようにしたいと考えています。

逃げ回るペットは、ペットに付けられたTrackerデバイスの代わりに、Pet Toracker Simulatorのスクリプトを使用してランダムな動きを再現します。ペットの位置情報をIoT Core -> AppSync -> アプリケーションの流れで送信します。

スクリプトおよびアプリケーションをを実行すると、10秒間隔でペットの位置情報がMap上(ラスベガス)で更新されています。

そしてMap上にGeofenceを作成します。Amazon Location ServiceのSDKによりMap上に線を弾いてGeofenceを追加するUIが簡単にアプリケーションに実装できます。

次にペットの位置情報がGeofenceの境界を越えた場合(Enter)の通知を実装します。IoT Core -> Location Service -> EventBridge -> SNSの流れとなります。

ペットの位置情報がGeofenceにEnterしました。

するとペットの位置情報やGeofenceの情報、Enterしたことがサブスクリプションのメールアドレスで受信できました!

もちろんGeofenceの境界に入ったこと(Enter)だけでなく出たこと(Exit)も検知できます。ペットが敷地などから逃げ出したことを検知したら、アプリケーションを使って位置情報を頼りにペットを捜索しましょう。

ちなみに今回はペットまでの距離の計算機能の実装がワークショップ内で間に合いませんでした。ワークショップ後すぐにAWSアカウントにアクセスできなくなってしまいました。もう少しで完了だったので惜しかったです。

おわりに

ちなみにアイキャッチに写っているのは、逃げ出したペットではなく、Wynn会場でセキュリティを務めるシェパード犬のデューシー(she/her)です。

許可をもらい撮った正面の写真。凛々しい。

またOKとのことで触ったらすごい懐いてきてめっちゃかわいかったです。

参考

以上