Inter BEE 2017 に行ってきました! #interbee2017

Inter BEE 2017 に行ってきました! #interbee2017

Clock Icon2017.11.15

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映像と放送と通信のプロフェッショナル展」、Inter BEE 2017 へ行ってきました。

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個人的にすごく興味のある分野の展示会なのですが、昨年は諸事情があって来ることが出来ませんでした。

2年前は 4K やドローン撮影が盛り上がっていた印象でしたが、今年は何が出てきたでしょうか。完全に門外漢の素人目線で恐縮ですが、レポートしてみたいと思います。

※本記事は写真が多めですがご了承下さい。

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会場

例年通り、国際展示場(幕張メッセ)をほぼ全てつかっての開催です。

完全に個人の印象ですが、展示ホールについてはざっくり、

  • ホール 1-3 ... 従来からの放送メディア関連
  • ホール 4-6 ... VRや3Dなど、等従来の放送にとどまらない媒体
  • ホール 7-9 ... マルチデバイス

このように分かれているようでした。もちろん展示内容はこれに納まらないので、詳しくは 公式のサイト をごらんください。

また、会場をざっとみてまわったところ、今年は下記の様な分野が目立っているように感じました。

  • 放送用機器・設備の 8K 対応
  • 高解像度カメラと高速ネットワークによる映像の高付加価値化
  • クラウド技術の活用

放送用機器・設備の 8K 対応

8K 放送は言わずもがなかと。 2020 年を目指して着実に進んでいるという印象です。

実際に見てみると、その解像度には驚きます。フィギュアスケートの映像が使われていましたが、氷面に付いた傷の1本1本や、衣装のスパンコールひとつひとつまで見えるかのようです。

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もちろん 4K というキーワードもあちこちで見られましたが、既に先端技術という感覚は全く無く、ネット配信や効率的な編集設備・クラウド連携のストレージなど、「当たり前の技術をどう扱うか」というフェーズに移っているように思えました。

高解像度カメラと高速ネットワークによる映像の高付加価値化

2番目の「高付加価値化」ですが、キヤノン社の参考展示がとても興味深かったです。

スタジアムの全周にぐるりと配置されたカメラからの映像を同期させてネットワークに繋ぎ、それらの映像からサッカー選手とボールの 3D モデルを生成、CG のスタジアムに合成して、本来ありえない視点からの映像を創り出すという。。。

これまで映画かゲームでしか見られなかったアングルから実際の試合を楽しめるなんて、まるで SF です。

もちろん合成なので、よくみたら選手の周りにノイズが舞ってたり、背景の観客が CG で動いてなかったり・・・というところはあるのですが、特定のシーンをより迫力のあるカメラで再現。。なんてことはすぐにでも出来そうです。

この背景には、8K 前提の高解像度カメラや広帯域ネットワーク、AR に代表される 2D->3D変換、映画やゲームによって培われた映像技術やリアルタイム 3DCG 技術等があるはずで、これらを応用するとこういうことも可能、という可能性を感じました。

会場では実際のデモ映像を 3D メガネで体験できます。午前中などのひとの少ない時間帯なら狙い目ですよ!

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なお会場では、半球型のスクリーンを使った没入型のディスプレイや、ホログラムによる 3D 映像なども展示されていました。

クラウド技術の活用

3 番目は言わずもがな。今の時代クラウドはこの分野でも外せません。もちろん AWS も大々的にブースを構えていました。

#InterBEE 始まりました!】
写真のブースにて、皆さまをお待ちしています?
基調講演 »https://t.co/ldqKiNhdPD
カクテルアワー? »4時半~5時半 pic.twitter.com/58Rqpnn6eu

— アマゾン ウェブ サービス (@awscloud_jp) 2017年11月15日

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資料では、下記のようなサービスが紹介されていました。

  • コンピュート - バージョンアップ不要で常に最新スペック
    • EC2
    • WorkSpaces
    • Elastic Transcoder
  • ストレージ - キャパシティプランニング不要、イレブンナインの信頼性
    • S3
    • Glacier
    • Snowball
  • ネットワーク - CDN、ファイアウォール、専用線
    • CloudFront
    • WAF
    • VPC
    • Direct Connect
  • アナリティクス
    • Redshift
    • EMR
    • Kinesis

また適応シーンとして、OTT(マルチデバイス向けコンテンツ配信)やIoT、ビッグデータ分析、AI などがあげられていて、それらのワークフロー別に、上述以外にも様々なサービスが組み合わせて利用できることなど。ブース前でのプレゼンテーションでも事例コミで紹介されていました。

もちろん AWS 以外にも、他のクラウドベンダや CDN や動画配信プラットフォームなどが出展しています。

他にも

当然、放送技術と言えばそれらだけでなく、照明や送受信、さまざまなカメラなど、普段見ることが出来ないものも一堂に展示されています。

また時間によっては、各ブースでのプレゼンやパネルディスカッション、国際展示場での 基調講演やカンファレンス なども行われています。

目当てがあれば、それらを見て回るのもいいですね。

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INTER BEE EXPERIENCE

SRスピーカー体験デモ

個人的に、Inter BEE にきたら外せないのがこちらのスピーカー体験デモ、特に中・大型ラインアレイスピーカーのデモです。

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ライブハウスや屋外スタジアムでしかお目にかかれないようなスピーカーシステムの爆音を、落ち着いた雰囲気の中でしっかり体感できる機会というのは、なかなかあるものではありません。今年もしっかり堪能してきましたw

余談ですが、こんなのを屋内に投入する映画館とか信じられないですよね(※リンク先PDF)!

最後に

Inter BEE 2017 は今日 11/15 から 11/17(金)までの3日間、朝 10:00 から 17:30 まで開催されます。

まだ間に合います。少しでも音声・映像や放送機器に興味のある方は、ぜひ幕張まで足を運んでみて下さい。

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