[レポート] E-5 PM初心者が「MyPM像」を確立するまでのストーリー – プロダクトマネージャーカンファレンス2022 #pmconf2022
2022年11月02日(水)、プロダクトマネジメントに携わる人たちが共に学び、切磋琢磨するイベント『プロダクトマネージャーカンファレンス2022』がオンライン形式で開催されました。
当エントリでは、ブレイクアウトセッション『PM初心者が「MyPM像」を確立するまでのストーリー』の参加(視聴)レポートをお届けします。
目次
セッション概要
セッション概要は以下の通りです。
PM初心者が「MyPM像」を確立するまでのストーリー
[登壇者]
・吉岡 詩織氏(コネヒト株式会社/プロダクトマネージャー)
[セッション概要]
PMという仕事は、難しい。特に初心者PMは、凄腕PMや書籍に書かれている理想PM像と自分のギャップに、どこからどうアプローチするか葛藤することも多いのではないでしょうか。私もその1人で、PM1年目、知識・経験がない中でどのようにパフォーマンスを発揮していくか?と思い悩んでいました。しかし、「MyPM像」を確立して、PMという仕事との向き合い方が変わりました。同じように悩むPM初心者の人に伝えたいストーリーです。
(※以上、公式サイトより引用)
セッションレポート
自己紹介
- ママリアプリのプロダクトマネージャ
- コネヒトもプロダクトマネージャも2年目
- 対象ユーザ:PM初心者/PM育者/PMに興味がある方
- テーマ:PMとして成長する
- 前半は具体的体験談、後半はその内容を一歩抽象化したお話
- コネヒトについて
- ビジョン:あなたの家族像が実現できる社会をつくる
- 「家族像」というテーマに向き合う会社
- 事業:上記ビジョンに基づく中期的な目標として、子どもを望む家族像の多様性実現のために日々取り組んでいる
- ビジョン:あなたの家族像が実現できる社会をつくる
- ママリについて
- 「ママの一歩を支える」をミッションとする
- 悩みの「解消」と「共感」を軸に、妊活中女性・プレママ・ママに寄り添うコミュニティを運営
- コネヒトの開発・PM体制
- CPOの下に各プロダクト(PM/開発/デザイナで編成)チームが存在
本題:PMとして成長したい!
- でもどうやって?
- PMとして成長する難しさ
- めちゃくちゃ幅広く求められそうなスキルマップ
- 何かすごく出来る世の中のPM達
- 学びが多いが、即実行に落とし込みづらい名著達
- そもそもPMという仕事の難しさがある
- PMは「正解の無い問いに向き合う職種」
- 二律背反、トレードオフの中での意思決定
- 不確実性が高い中での意思決定
- PMは「正解の無い問いに向き合う職種」
- 「PMとして成長する」はなんだか難易度が高そう
自身の話
- 「ふわふわ頑張るぞ期」から「自信喪失期」を経て『学ばなきゃ!成長しなきゃ』→"爆発"した
- 転機となる2人からの言葉
- 部長(現CPO):『前任者と比べる必要はない』
- 開発者(現VPoE):『甘えることを何でだめだと思うんですかね?』
- →自分らしく、今の環境に合った形で行動しよう!
- 行動指針のヒント
- 自分/組織/事業
- 実際のアクションを3つピックアップ
- ユーザーインタビュー芸人
- ユーザー体験の側面から課題と解決策の確度を高める必要性を感じ、また自身の経験から得意分野でもあったのでやった
- これまで接点がなかったアプリ離脱ユーザーのインタビューを開拓
- ワークショップ芸人
- WHYにもコミットし、意見やアイデアをどんどん上げてくれる組織の中で、コミュニケーションや巻き込みが得意領域だったのでやった
- ユーザーインタビューを元にしたワークの設計、期末の数字コミットのための施策ブレストワーク等を実施
- 可視化芸人
- 絵にする、構造化が得意分野であり、会話中の認識齟齬を防ぐ目的も兼ねてやった
- Miroを使って考えていること、やりたいことについてできるだけ図にしていった
- こんな風に行動しているうちに、自分らしいPMスタイル=「MyPM像」が確立されていることに気づいた
- 自身のPM像は「愛され型PM」
- MyPM像を確立するといいこと
- (1).自分スタイルでコトが進めやすくなる
- (2).自分の成長戦略が見えてくる
- (3).不足部分を誰かと補い合える
私の話を抽象化する
- 吉岡流PMモデル
- 経験しよう:
- 得意不得意や個性が現れやすい/経験者との差が出やすい/ここで評価される(めちゃ大事)
- いきなり完璧を目指すのは難しいので、どの領域から特異にしていけるかを自分(や環境)の特性から見つけていく
- 学ぼう
- 無いと失格
- 経験しよう:
- MyPM像を考えるヒント
最後に、心得的な話
- 今回のアクション過程で得られたもの
- ユーザー理解と開発理解
- 信頼と成果
- PMの信頼:PMのベースは『信頼』。信頼してくれるメンバーがいて、良いプロダクトを創ることが出来る。
- PMの成果:目標数字の達成だけが『成果』ではない(目標へのコミットは大前提)
- 初心者と育成者に伝えたいこと
- to PM初心者
- MyPM像を描いてみると今後の成長のヒントが得られるかも
- そのために色々トライしてみて欲しい
- PMは信頼がベース。行動と成果(学びも含む)成果で語っていこう
- to PM育成者
- 是非PM像を言語化してあげて欲しい
- 積極的な自己開示をさせてみて欲しい
- 学びも十分な成果。必ずしも数字的成果に繋がらなくても「学びを得られたか」を評価してあげて欲しい
- to PM初心者
まとめ
という訳で、プロダクトマネージャーカンファレンス2022のセッション『PM初心者が「MyPM像」を確立するまでのストーリー』の視聴レポートでした。