[レポート] E-6 プロダクトづくりに向き合うあなたへ 〜B2BSaaS PMの2年間で失敗した経験から鑑みるお作法の大切さ〜 – プロダクトマネージャーカンファレンス2022 #pmconf2022

[レポート] E-6 プロダクトづくりに向き合うあなたへ 〜B2BSaaS PMの2年間で失敗した経験から鑑みるお作法の大切さ〜 – プロダクトマネージャーカンファレンス2022 #pmconf2022

Clock Icon2022.11.27

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2022年11月02日(水)、プロダクトマネジメントに携わる人たちが共に学び、切磋琢磨するイベント『プロダクトマネージャーカンファレンス2022』がオンライン形式で開催されました。

当エントリでは、ブレイクアウトセッション『プロダクトづくりに向き合うあなたへ 〜B2BSaaS PMの2年間で失敗した経験から鑑みるお作法の大切さ〜』の参加(視聴)レポートをお届けします。

目次

 

セッション概要

セッション概要は以下の通りです。

[タイトル]
プロダクトづくりに向き合うあなたへ 〜B2BSaaS PMの2年間で失敗した経験から鑑みるお作法の大切さ〜

[登壇者]
・杉原 達也氏(クロスマート株式会社 / プロダクトマネージャー)

[セッション概要]
セールス出身で右も左もわからない状態でPMキャリアをスタートして2年。
累計で4サービスの立ち上げに関わる中で、自分のサービスの進め方や失敗とよかったことを棚卸ししてお伝えします。
主にPM初学者の人の悪戦苦闘の期間を可能な短くしてサービス創造に向き合えるようなコンテンツにします。

B2Bサービスはユーザーとの距離が近く、課題の明確化やユーザーインタビューをしやすい性質があります。
言葉だけの「顧客ファースト」にならないよう、具体的にどのような手法がPJT推進にとって有用だったかも振り返りつつお話します。

(※以上、公式サイトより引用)

セッションレポート

自己紹介

  • PM歴2年、営業上がりのPM
  • 会社概要
    • クロスマートは食品流通領域のDXを推進するスタートアップ、創立5年目

食品流通の課題

  • 卸売業者の受注は非常にアナログで大変
    • 飲食店から受注 → 手入力 → 保管
    • 手書きの内容は解読不能なものも
    • 手書きの内容を見ながらPC入力、夜中遅くで掛かることも
  • どのように解決するのか?
    • 誰でも簡単に無料で使えるアプリ、サービスを提供
  • 利用店舗数:サービスリリースから約3年で30,000店舗が利用
  • 食品卸売業者:拡大余地はまだまだある
  • 今後の展望:受発注の周辺領域にある様々な問題を解決
  • 組織の課題:Bizチーム15名、プロダクトチーム16名程の組織

想定するセッション対象者

  • プロダクトマネージャをこれから目指す&なって間もない方
  • 他社の失敗談を聞いて自分の糧にしたい方
  • プロダクトマネジメントをよりよくしたいと思う方

過去の失敗

  • 発表資料に掲載していないプロダクトが実は多数あった
  • 失敗は大きく2つ
    • プロダクトがリリースされず頓挫
    • 色々思考錯誤したが経営判断でプロジェクトが中止に
    • リリースされたが使われない状態
    • リリースそのものが目標になってしまう
    • 個社の強い要望ばかりを反映させてしまう
  • 要因
    • 経営の巻き込み不足
    • リリースの目的化
    • 個社要望の反映

現在どのようにしているか

  • 結論から先に:
    • 作るべきものを、手戻り少なくリリースすることを目指す
  • 対応例
    • 企画から役員を巻き込む
    • 大事なものは最初に決める
    • 譲れない条件をすり合わせて掲示、プロジェクトをモチベート
    • 初期からBizと共同でプロジェクトを推進
    • ユーザーフローを可視化し、複数社のペインを確認
    • デザインプロトを有効活用したユーザーテスト
    • 操作方法を教えるのでは無く、タスクを渡す形とする
      • 「取引先に請求書を送りましょう。まず何からやりますか?」
    • 並行して営業活動を実施、「顧客の購買決定要因」を探し続ける
    • 顧客のフィードバック・契約を先取り。
  • モデルケース
    • 2022年10月末にリリースした請求書サービスをモデルケースに

結果どうなったか

  • リリース1週目で数社からご契約
  • 必要最低限の運用に絞った機能でMVPリリース
  • ただし顧客の本格運用はこれから...!

最後に

  • とにかく機能はシンプルに。作らなくても課題解決出来るのであればそれが一番
  • だいたい同じようなことで皆悩んで来ている。社内外の人にうまく頼ろう(PMは親切な人が多い)
  • オーナーシップは持っているべき。でも全てのタスクを自分でやる必要はない

 

まとめ

という訳で、プロダクトマネージャーカンファレンス2022のセッション『プロダクトづくりに向き合うあなたへ 〜B2BSaaS PMの2年間で失敗した経験から鑑みるお作法の大切さ〜』の視聴レポートでした。

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