AWS好きなら5kmくらい余裕!大盛況の早朝ラン祭り #reinvent
11月28日火曜日、早朝のラスベガスからおはようございます。ここ「AWS re:Invent 2017」では朝から晩まであらゆるプログラムが開催され、およそ5万人と言われている参加者の好奇心を刺激し続けます。その中にはAWSの技術セッションに限らず、エキササイズのプログラムも多数あるんです。この記事ではその1つ「4k Run」をレポートします。
日の出を待たず集まってくる猛者ども
時差ボケも治らないまま迎えた5:30am。まだ真っ暗な空の下で、re:Inventの会場のひとつであるミラージュホテルに短パンのおじさんたちが1人またひとりと集まってきました。6時からここで行われるアクティビティーは、ラスベガスの道路をみんなでランニングするというものです。健全なエンジニアリングには健全な体力が不可欠ですよね!知らんけど。
ホテルのエントランスを抜けてすぐのところにはre:Inventのスタッフが早くも参加者を待ち構えていました。5時からあちこちに立って道案内をしたり「Enjoy Your Run!」と我々を盛り上げてくれたりしてるそうです。
ホテルの奥にあるイベントセンターに到着してびっくりしました。日の出前にもかかわらず体育館くらいのスペースに人、ひと、ヒト!その数は1000人を軽く超えます。しかも彼ら彼女らの前には、全身をイベントのキーカラー・ライトブルーに染めた司会者がイキった調子で「気合の入ったラン見せてくれよな!」みたいなこと言ってアゲていくという。会場は早くも活気に満ちていました。なおこの「4k Run」ですが、例年の走行距離4kmから今年はめでたく増量し5kmになったそうです。名前の不一致!
マジのランナーから思い出ウォーカーまで
ひととおりの説明や名司会の喝采劇などを経て、ホール背後の大きなシャッターがオープン。いつのまにか街は朝焼けに包まれていました。
そしてアメリカンなノリで(たぶん皆さんが想像したそれで合ってます)カウントダウンがあったのちにランがスタート!みんな意気揚々とラスベガスの車道を駆けていきます。なお私は観察に徹します。人には向き不向きがあるよね。
ランニングのタイプは「ガチランナー」「ジョギング程度」「正直歩きがち」など速度でグルーピングされていました。先導役の着ぐるみがランナーにハイタッチを求めるなどちょいちょい悪ノリしてて心が温まりました。
スタートからしばらくしてランナーがカムバック。トップのタイムは12分45秒でした。上位3名に素敵なプレゼントがもらえたそうです。
まあでもみんな心の金メダリストだよね。
レースの結果はre:Inventのアカウントにひも付いていて、オンラインで見られるそうです。正直この写真を撮りながら1年分くらいのiPhone X見ることができた気がする。
なぜ金を払ってまで走ったのか
ちなみに。このプログラムは参加料45ドルもします。「なんやそれ…普通に無料&そのへんで走ればいいのに!」と正直思ったんですね。
でもこれ実はこれチャリティーイベントだったんです。参加費はアメリカ心臓協会と女性のエンジニア支援団体「Girls Who Code」に寄付されるらしく。ランニング前のセレモニーでは、このランの企画者で今年亡くなったサム・ブラックマン氏の黙祷なども行われました。心臓病患者や女性エンジニアの支援金として総収入50万ドル以上を集めた「4K RUN」への遺志は、これからもre:Invent名物企画として続いていくでしょう。
こんな調子で、これからもさまざまなレポートを続けていきます。引き続きDevelopers.IOをお楽しみください!