【アップデート】Amazon SageMaker Studio がリアルタイムのコラボレーションをサポートするようになりました#reinvent

2022.12.02

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こんにちは!森田です。

先日 Amazon SageMaker Studio がリアルタイムのコラボレーションをサポートするアップデートがありました。

本記事では、リアルタイムのコラボレーションの機能を実際に試していきます!

アップデートの詳細

SageMaker Studio は、今までもノートブックの共有は可能でしたが、ノートブックで行っている作業(実行結果)などの共有はできませんでした。

今回のアップデートにより、リアルタイムでノートブックの共有が可能となり、作業結果の共有や共同作業なども可能となりました。

では、実際に試していきます!

 

やってみた

まずは、通常通り SageMaker Domain をセットアップします。

ユーザプロファイルの作成

セットアップ後、動作確認を行うため、ドメイン内に以下のようにユーザプロファイルを2つ準備しました。

これらのユーザプロファイルを利用して、共同で作業ができるかを見ていきます。

共有スペースの作成

今回のアップデートでリアルタイムでノートブックを共有するために、共有スペースというものを作っていきます。

共有スペースは名前の通り、各プロファイルが共有で使える場所となっており、ここに置いたノートブックが共有可能となります。

共有スペースの作成は、以下のようにドメイン詳細→スペースの管理内より作成していきます。

以下のように、スペースには名前をつけることができます。

作成後、しばらく待ち、ステータスがInServiceとなれば、スペースの利用が可能となります。

 

test-user-1 で Amazon Studio を起動

では、作成したtest-user-spaceの Amazon Studio を起動します。

起動時に、どのユーザプロファイルを使うか聞かれるので、まずは、test-user-1を選択します。

しばらく待ち、Amazon Studio が起動したら、今回の動作確認用のノートブックを作成します。

test-user-2 で Amazon Studio を起動

同様の手順でtest-user-spacetest-user-2で開きます。

ノートブックにコーディングしてみる

では、実際にコーディングを行い動作確認を行ってみます。

ノートブックに記述したコードや実行結果がリアルタイムに別のユーザにも反映されています!

まとめ

Amazon SageMaker Studio がリアルタイムのコラボレーションを試してみましたが、実際に体験してみるととても良い機能だと感じました。

この機能があることで、共同作業が行いやすくなり、今後より SageMaker Studio を多くのユーザに使ってもらえるようなサービスとなったと思います。

結構気軽に始めることもできるので、気になった方はぜひお試しください!

参考

Collaborate with shared spaces - Amazon SageMaker