[レポート]ベトナムとスクラムの話 #scrumosaka
Scrum Fest Osakaとは?
2020年6月26(金)・27日(土)にScrum Fest Osakaがオンラインで開催されました。 Scrum Fest Osaka 2020@ONLINEは以下のようなイベントです。クラスメソッドではシルバースポンサーとして協賛を行いました。
Scrum Fest Osakaはスクラムの初心者からエキスパート、ユーザー企業から開発企業、立場の異なる様々な人々が集まる学びの場です。この2日間を通じ、参加社同士でスクラムやアジャイルプラクティスについての知識やパッションをシェアするだけでなく、ここで出会ったエキスパートに困りごとを相談することもできます。
[ベトナムとスクラムの話]
本記事は、セッション「ベトナムとスクラムの話」をレポートします。
スピーカー
- 原田騎郎氏
セッション概要
2012年から、ベトナムのアジャイルコミュニティに関わるようになりました。このセッションでは、ベトナムとスクラムの関わり、ベトナムのアジャイルコミュニティ、日本のコミュニティとの関係などについてお話したいとおもいます。
レポート
ベトナムについて
- かつては農業国
- 最近すごい勢いで街が発展している
- 2019年は、ベトナムに行けていない
- 2020年は、行ける予定だったが、現在の状況なので厳しそう
- ベトナム欠乏症
Case COVID19
- 3ヶ月ぶりのチャーター便
- 防護服、体温チェック
ベトナム
- サイズ感は日本に近い
- ハノイとホーチミンは2000kmで青森と福岡くらいの距離
EmergencyProcedure
- Scrumには緊急手順がある
- それが、EmergencyProcedure
- 動いてるところの状況は変わる
- 最初に計画をたてても、その通りにいかない
- PDCAではなく、OODA
OODA
- 何かあれば、オブザーブに戻る
- 細かいループがたくさんある
- Scrumのフィードバックループにそっくり
- 何か異常があったとき、より良い方向に修正する考えが、Scrumに組み込まれている
バーンダウン
- バーンダウンチャートは、正しいところに降りなきゃいけないよという。偵察機が空母への着艦のチャートが元ネタ
- Scrumでも、最後に一気に降りるのではなく、本来はスムースに上がって、スムースに降りるイメージ。
Agile Vietnamについて
- Agile Vietnamができたのは、2010年頃。ちょうど10年。
- 原田さんは2012年から参加している
- 2000年代後半に亡命者の子供の帰国を認め、最初の頃のコミュニティの中の人はヨーロッパ生まれのベトナム人
- バイリンガル、マルチリンガルがたくさんいる
- ホーチミン、ハノイ、ダナンでITエンジニアが増えてきた
ベトナムのビール
- 地域によってオススメのビールがある
- ホーチミン
- Saigon special
- 333
- ハノイ
- BIA HANOI
- ダナン
- LARUE
- プレミアムビール扱いで売れているのがサッポロビール
- ビールには氷を入れます
- 氷がほしい時は Cho tôi đá(チョー トイ ダー)
2012年:Agile Tour
- 2012年のAgile Tour HCMCが最初
- 一緒だったのが、アジャイルで車を作ってるジョー・ジャスティス氏、アレックス・クバ氏 メアリー・ポッペンディーク&トム・ポッペンディーク夫妻
- トピック4つ選んでと言われたので、4つ出したら全部やることに
- リーン/改善の話
2013年
- Lean Mindset and Kaizen Camp、Agile Retreatをやった
- Retreatでは、どうやってAgileの仕事を覚えるかというワークなどをやった
- 具体的には、大きな石が渡されて、沈まないイカダを作る
- どうしても大きい計画をたてちゃう
Agile Tour 2013
- 11月11日に季節外れの台風
- ベトナム以外から海外のスピーカーも呼んだが、キャンセル多数
- 原田さんとクバさんの二人でまわした
- 二人で全6コマを埋める
2015年
- RSGV:200人くらい集まった
- ここから、Agile Tourだったのが、Agile Vietnamに切り替わった
- ダナンでXP Day 2015などもやった
- プロセスだけでなく、テクニカルの話も始めた
- 日系企業にもワークショップをした
- ダナンは海産物おおい
- 果物はどれも美味しい
- コーヒーの輸出量がブラジルについで2位
Is XP still eXtreme?
XP Day 2015の時の発表資料
2016年
- メアリー・ポッペンディーク氏を呼んだ
- Leanのやり方を学ぶ
- ダナンでやった
2017年
- Coaching Retreat Vietnam 2017
- 合意形成がとれないときどうすればいい?という質問に野中先生の回答は「皆を集めて合宿をすればいい」
- 2017年、再度メアリー・ポッペンディーク氏を呼んだ
###2018年 - 学生を2名つれていった - カンファレンスに参加 - 150名くらい集まった
###ベトナムでScrumをやるときの注意点 - 特に無い - 日本と同じ - 日本と同じで、簡単じゃない - POだけ日本にいるパターンは失敗する - POとSMと開発チームは一緒にいる - POと開発チームが一緒に働けることが重要 - サッカーのある日はリリースしない! - ベトナム人はサッカーが大好き
次にやること
- みんなでベトナムに行く
- カンボジア、ネパール、バングラディッシュでのアジャイルコミュニティ立ち上げんを支援する
- それから
- ジェフサザーランド氏ををハノイにつれていきたい
Agile SEA
- バーチャルカンファレンスでみんな集まれる場所
- 8/17-20
- 値段はランチ1食分くらい
- 4日分のカンファレンスを作ろうと思っている
最後に
- スクラム/アジャイルは増えている
- できるようになった人も増えてきている
- 一緒にやっていきましょう
まとめ
原田さんからは、ベトナムの歴史、ベトナムのアジャイルの歴史をカンファレンスでどのようなことをやってきたのか含めて聞くことができました。ローカルの方が増えてきて、参加人数も増えてきているということで、ベトナムのアジャイルが盛り上がっていますね。所々ベトナム料理の写真などが出てきて、ベトナム料理を食べたくなりました。