サーバからリージョンまでをおさらいしてみた
こんにちは、AWS営業部のサイトウです。
7月に入りクラスメソッドは期が新しくなりました。
各事業部・各部で異動やミッションチェッジなどが行われており、慌ただしくなっております。
そんな中、クラスメソッドの設立記念日でして、全社をあげてのブログ大会(任意参加)を行っています。
私も便乗して1本トライしてみます!
サーバからリージョンまでをおさらいしてみた
なぜこのテーマを書こうと思ったかというと、私自身が勘違いしていたことだからです。
具体的にはAZの考え方を間違えていて、資格勉強中に「あれ・・そういうことなの・・?」となったため、同じように勘違いされているかもしれない方&これからAWSを理解していきたい方に向けてお伝えしようと思っています。
用語の確認
今回紹介する内容の用語を確認していきます。
- サーバ
- データセンター
- AZ
- リージョン
AWSを構成するインフラストラクチャーです。
大きさの順番で言うと、
サーバ < データセンター < AZ < リージョン
です。
サーバ
AWSインフラストラクチャーの最小カテゴリになるサーバ。
※『インフラ系の方はサーバ・アプリ系の方はサーバーって言う』都市伝説を何処かで見たんですが、どうなんでしょう??
サーバとは、で検索するとこう出てきます。
サーバとは、ネットワーク上のコンピュータの中で、他のコンピュータ(クライアント)から要求や指示を受け、情報や処理結果を返す役割を持つコンピュータやソフトウェアのこと。
引用:IT Trend
AWSで言えば、EC2インスタンスやS3データ保存領域などが存在する基盤がサーバです。
絵で見るとこんなイメージです。
このような筐体に「仮想化」という技術を使って、AWSのインフラ基盤が構成されています。
(仮想化の説明はまた別の機会に・・・)
データセンター
サーバの次に大きいインフラストラクチャーがデータセンターです。
ざっくり言うと、「大量のサーバが集まってて、CMとか広告で外国の方がカタカタパチーン!ってしてるやつ」です。
※イメージ図
このデータセンターは、重要なデータを保存しているサーバを大量に保管する施設です。
そのため、AWS(に限らず)で使われてるサーバがあるデータセンターの場所は非公開になっています。
※googleマップなどでも建物名が書かれていない場所がデータセンターだったケースも見たことがあります。
AZ(Availability Zone:アベイラビリティゾーン)
さて、私が勘違いしていたAZです。
AZ(エーゼット)はAWS特有の用語です。
言葉の定義を調べてみると、
アベイラビリティゾーン (AZ) とは、1 つの AWS リージョン内でそれぞれ切り離され、冗長的な電力源、ネットワーク、そして接続機能を備えている 1 つ以上のデータセンターのことです。
だそうですので、絵で説明していきます。
日本全国には、データセンターが大量に建設されています。
※場所は適当です。
そのデータセンターの中でも、AWSインフラに使われるデータセンターは東京・大阪に集められています。
これがよく言われる「東京リージョン」「大阪リージョン」です。
では、東京リージョンに注目してみましょう。
※場所は適当です。
関東地方に点在するデータセンターがあります。
このデータセンター群が集まってAZを構成している絵がコチラ。
※場所・グルーピングは適当です。
データセンターが1つ以上集まって構成するグループをAZといいます。
その他にもAZには特徴があり、
- AZ間(AZ-1からAZ-2、など)の通信はすべて暗号化されている
- AZ同士は、数km~100kmに設置されている
- 1システムを1つのAZ内で構築することを「シングルAZ構成」という
- 1システム内で複数AZに冗長して構築することを「マルチAZ構成」という
など、冗長性・可用性・拡張性がとても高いインフラストラクチャーになっています。
リージョン
最後にもっとも大きいインフラストラクチャー概念のリージョンです。
AZのセクションで出ましたが、いま日本国内には「東京リージョン」と「大阪リージョン」の2リージョンが存在します。
引用:youtube.com(Amazon Web Services Japan 公式)
リージョンはこのように定義されています。
各 AWS リージョンは、1 つの地理的エリアにある、複数の、それぞれが隔離され物理的にも分離された AZ によって構成されています
つまりこういうことですね。
全世界にあるリージョンを調べてみた記事も以前書いたので、合わせて読んでみてください!
まとめ
AWSのインフラストラクチャーについて書いてみました。
これからAWSを使っていこうと考えている方・試験にチャレンジしてみたい方はおさえておく必須ポイントです。
それではまた。