Simple AD を使用して Amazon WorkSpaces を起動してみる

2022.07.31

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こんにちは、森田です。

こちらの記事では、AWSコンソールにて Simple AD を使用して Amazon WorkSpaces の構築方法をご紹介します。

構成図

今回はベストプラクティスに則り、以下の構成で作成します。また、対象リソースの作成は、AWSコンソールより行います。

  • WorkSpaces展開用として、VPCを個別に用意する。
  • サブネットは異なるアベイラビリティーゾーンに存在する必要がある。
  • WorkSpacesをプライベートサブネットに展開する。
  • サブネットのサイズを考慮する。

AWS Black Belt Online Seminar より

やってみる

ネットワーク構築

VPC、サブネットなどのネットワークの作成から行います。

AWSコンソール よりVPC などを選択し、一括で作成していきます。

Simple AD 構築

続いて、AWSコンソールのWorkSpacesのディレクトリよりSimple ADの作成を行います。

 

以下の画面でSimple ADを選択します。

続いて、ディレクトリ情報を入力します。以下の画面ではサイズはスモールで作成しています。

組織名・ディレクトリDNS名は任意の名前で設定します。

管理者パスワードも任意の値で設定します。

次の画面へ移動し、先ほど作成したネットワークの選択を行います。

サブネットは、プライベートサブネット2つを選択します。

あとは、そのまま進めディレクトリの作成を完了させます。

WorkSpaces 構築

AWSコンソールよりWorkSpacesの起動を選択します。

先ほど作成したSimple ADを選択します。

続いて、利用するユーザの作成・追加を行います。

次の画面へ移動し、利用するコンピューティング、OSなどの選択を行います。以下では、Standard with Windows10の選択を行なっております。

続いて、実行モードの選択を行います。今回は一時的に利用しますので、AutoStopを選択します。

あとは、そのまま進めWorkSpacesの起動を完了させます。

起動完了まで少し時間がかかりますが、しばらく経つ(最長 20 分)と以下のように AVAILABLEとなります。

以上で、構築は完了ですが、最後に接続の確認を行います。

接続確認

ユーザ作成時に設定したメールアドレスに招待メールが送られているので、確認します。

メール内のURLを開き、パスワードの設定が完了すると、以下の画面へ遷移します。お使いのデバイスにあったアプリケーションをインストールします。

インストール後、アプリケーションを起動し、メール内のregistration codeを入力します。

続いて、ユーザ名とパスワードを入力し、サインインします。

サインインに成功すると、以下のようにデスクトップ環境へ接続されます。

最後に

Amazon WorkSpaces を今回はSimple ADを利用して起動してみました。

Amazon WorkSpacesでは、他にもディレクトリサービスやオンプレとの連携など様々な機能が提供されていますので、またの機会にぜひ触ってみたいと思います。

参考