Slackのワークフロービルダーの基本 ①フォームを送信する
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【2025年11月14日更新】
Moi! 営業事務のSanniです。
営業事務は日々営業さんの依頼を受けて作業しています。正確にかつスピーディーに依頼を対応するため、Slackのワークフローを使用しています。以下のようなケースの場合、Slackのワークフローをオススメします!
- 同じ種類の依頼・問い合わせが多い
- 依頼の作業を進めるために、特定の情報が必要
- 依頼・問い合わせの内容を自動的に記録したい
このSlackのワークフローシリーズでは次のように進めていきます!
- 依頼者が入力するフォームを作成する(今回)
- フォームに記入された内容を、依頼を受けているチャンネルに送信する
- フォームの内容はスプレッドシートに転記する
ではさっそく、始めましょう!
ワークフロービルダーを開く

一番側のメニューで「ツール」をクリックし、右側にさらにメニューが開きます。そのメニューから「ワークフロー」をクリックします。

ワークフローのタブが開いたら、右上の「新規」ボタンをクリックし、ドロップダウンから「ワークフローを構築する」を選択します。

忘れないうちに、ワークフローの名前など詳細を編集しましょう!

ワークフローの名前や説明を入力し、アイコンもアップロードしましょう!
POINT1:こちらの名前と説明は、できるだけ具体的な名前にしましょう!
POINT2:どのワークフローかわかりやすいようにアイコンをデフォルトから変更すると良い!

ワークフローを開始するのに、「イベントを選択する」の鉛筆マークをクリックします。

「Slack内のリンクから」を選択します。
ワークフローのリンクをSlackチャンネルの「ワークフロー」タブやSlackメッセージに貼ると開始できるボタンが表示されます。
情報をフォームで収集する

「ステップを追加する」のボタンをクリックします

左側のメニューで「フォーム」をクリックし、「情報をフォームで収集する」を選択します。

フォームのタイトルを入力し、「質問の追加」ボタンから質問を作成します。(質問の種類などは、のちほど紹介します) すべての質問が追加されたら、「保存する」ボタンをクリックして保存します。
この手順でまず、ワークフローのフォームは作成完了です!
質問の設定

質問タイプの共通点は2点あります。
- ヒント(任意):質問の下に入力したテキストが表示されます
- 例えば「送付先」という質問に対して、ヒントに「郵便番号からお願いします」を記載すると、フォーム入力者が郵便番号も忘れないように入力してくれるでしょう。
- これを必須に設定:チェック入れると、その質問の回答が必須になります
では、様々な質問タイプを紹介します!
短い回答
自由入力の短い(1行)テキストフィールド
段落
自由入力の段落テキストフィールド
リッチテキスト作成領域
箇条書きや太文字といった書式設定ツールが使用できる自由入力のテキストフィールド
ドロップダウン

こちらはフォームでドロップダウン式で設定したオプションが選択できるタイプです。「オプションを追加する」ボタンで、特に制限なく回答(オプション)を追加できます。回答にメンションや絵文字もつけられます。
また、デフォルトのオプションを設定すると、フォームを入力される際にそのオプションが既に選択されている形にできます。ちなみに私はデフォルトのオプションを選択せずに設定することが多いです。デフォルトがあると、意図せずそのままにしてフォームを送信してしまう可能性があるからです。

回答(オプション)は右の「・・・」から上下に移動、削除ができます。
複数選択

選択肢は「オプションを追加する」ボタンから複数設定できます。ドロップダウンと似ていますが、メンションや絵文字は使えません。
フォームではすべての選択肢が並べていますので、選択肢があまりにも多いと少し苦痛かもしれませんが、2つ以上の選択肢が回答できる項目としてオススメです。

ドロップダウンと同じく選択肢(オプション)は右の「・・・」から上下に移動、削除ができます。

選択できるアイテム数(オプション)の上限の設定ができます!1個だけは設定できず、2個以上からになります。

こちらもデフォルトのオプションが設定できます!複数選択肢なので、複数のオプションが選択できます。「やはりこれは外したい…」と思ったとき、×のマークから外せます!
チェックボックス

複数選択肢に似ているところとして、オプションを追加することで選択肢を増やせます。また、同じく選択肢(オプション)は右の「・・・」から上下に移動、削除ができます。
違いとしては選択肢の制限の設定ができず、フォームですべて選択可能となります。
ファイルのアップロード
名称通り、ファイルがアップロードできます。

ファイルの数はシングル(1つだけ)か複数(制限なし)に設定できます。

ファイルのタイプは任意(制限なし)もしくは画像のみに設定できます。
Slack ユーザー

こちらの質問タイプは、1人のSlackユーザーを自由に選択できます。任意のデフォルトオプションも入力して検索もしくはドロップダウンから設定できます。
複数のSlack ユーザー

複数名のSlackユーザーを自由に選択でき、任意のデフォルトオプションも設定できます。

×マークでデフォルトオプションからユーザーが外せます。
Slack チャンネル

1つのSlackチャンネルを自由に選択できます。任意のデフォルトオプションも入力して検索もしくはドロップダウンから設定できます。
複数のSlack チャンネル

複数名のSlackチャンネルを自由に選択でき、任意のデフォルトオプションも設定できます。

×マークでデフォルトオプションからチャンネルが外せます。
日付・日時・数値
こちら3つの質問タイプすべてにはデフォルトオプションなど特定の設定がありません。違いだけ説明します!
- 日付:カレンダーから日付が選択できるようになります
- 日時:日付に加えて時間も選択できるようになります
- 数値:数値のみ入力が制限されます(マイナス数値は入力可)
編集方法
フォームを編集するのも簡単です!

一度作成した質問の編集(鉛筆マーク)や削除(ゴミ箱マーク)ができ、左側からドラッグ&ドロップで質問の順番を変更できます。

質問を編集すると、「終了」ボタンでも、上部の矢印でも編集内容は保存されます。

フォーム全体の編集顔面で「キャンセル」をクリックすると、編集したすべての項目が元に戻せます。

間違ってキャンセルをクリックしても「編集を続ける」のボタンで、前の画面に戻ります。やはり編集を取り消したい場合は「閉じて変更を取り消す」ボタンをクリックします。

「保存する」をクリックすると、変更内容が保存されます!

また、右下の「フォームをプレビューする」をクリックすると、実際にどういうふうにフォームが入力者に見えるのか確認できます!

こちらはプレビューの画面です。「編集に戻る」をクリックすると、また編集画面に戻ります。
最後に
Slackのワークフローフォーム、作られましたでしょうか?今の段階では、まだ公開されていませんので、慣れるまでどんどん操作して良し!尚、便利ではありながら、入力内容が多くなると依頼者が少し苦痛に感じる場合もありますので、質問内容の適切さ・必要性も考えましょう!






