[アップデート] Amazon CloudWatch がオブザーバビリティソリューションを提供開始しました
はじめに
こんにちは。AWS事業本部コンサルティング部に所属している和田響です。
今朝のアップデートで、Amazon CloudWatch がオブザーバビリティソリューションを提供開始しました。
このアップデートのポイントをまとめると以下になります。
- CloudWatch のコンソールでオブザーバビリティ向上のためのStepが解説されるようになった
- AWSサービスに加えて、Apache Kafka、Apache Tomcat、NGINX などのワークロードもサポートしている
- CloudWatch ダッシュボードを数クリックでデプロイできるようになった
さわってみる
可観測性ソリューションの使用を開始するには、CloudWatch コンソールの可観測性ソリューション ページに移動してください。
まずはAWSのコンソールにログインし以下のページを開きます。
CloudWatch のコンソールのサイドタブの「利用開始 新規」からも遷移できそうでした。
オブザーバビリティソリューションをサポートしているサービスが表示されました。
現時点では以下のAWSサービスおよびワークロードをサポートしていました。(すごいですね)
- Apache Kafka
- JVM
- NVIDIA GPU
- Apache Tomcat
- NGINX
- .NET Application Signals
- Java Application Signals
- Node.js Application Signals
- Python Application Signals
- Amazon Kinesis
- Amazon MSK
- Amazon EventBridge Scheduler
- Amazon SQS
- Amazon SNS
- Amazon EC2
- AWS Lambda
- Amazon EC2 Auto Scaling
- Amazon ECS
- Amazon EKS
- Amazon Aurora
- Amazon DynamoDB
- Amazon ElastiCache
- Amazon Redshift
- Amazon RDS
- AWS PrivateLink
- Amazon API Gateway
- Amazon CloudFront
- Amazon Route 53
- Amazon VPC
- AWS ACM
- Amazon Cognito
- Amazon EBS
- Amazon EFS
- Amazon S3
今回はEC2をみていこうと思います。
コンソールはこんな感じになってます。日本語対応はまだしていないようです。
EC2では全体構成は以下の感じになってます。
- 概要
- どんなメトリクスを取得すべきか
- ソリューション展開時の注意点(コスト面など)
- ダッシュボードの例
- 具体的なステップ
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- 準備
- CloudWatchエージェントの設定ファイルの準備
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- CloudWatchエージェントのインストール
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- CloudWatch ダッシュボードの作成
- 数クリックでCloudFormationテンプレートを展開できる
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- CloudWatch アラームの設定
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今回は「3. Create EC2 solution Dashboard」-「In CloudFormation」から、ダッシュボードをデプロイしてみます。
任意の「スタック名」を記入し、「スタックの作成」をクリックします。
CloudWatch のコンソールのサイドタブから「ダッシュボード」を開くと、CloudFormationで展開されたダッシュボードが存在しました。
中身を見てみると、なんだかいい感じのダッシュボードが完成してました。
ここまでの作業で10分もかかっておりません。
非常に容易にCloudWatch ダッシュボードを作成することができました。
最後に
この記事ではアップデートで追加されたCloudWatchのオブザーバビリティソリューションについてまとめてみました。実際にCloudWatch ダッシュボードをデプロイするところまではせずとも、このページを見ているだけで勉強になる内容でした。
また、今回はEC2を例に記載しましたが、TomcatやNGINXといったAWSサービス以外のワークロードにも対応しているのが、個人的にこのアップデートのすごいところだと思います。