2025年11月にリリースされたSnowflakeの新機能・変更点のまとめ #SnowflakeDB
2025年11月にリリースされたSnowflakeの新機能・変更点のまとめ記事になります。
※注意事項:本記事ではすべての情報についての記述はせず、特筆すべきだと感じた情報だけピックしております。基本的には以下の情報を参考にしておりますので、全ての最新情報を確認したい場合は下記のURLからご確認ください。
Nov 21, 2025: Hugging Face からモデルをインポートしモデルレジストリに取り込む機能がパブリックプレビュー
外部プロバイダー(Hugging Face)から事前トレーニング済みのモデルをインポートし、推論用の Snowflake サービスとしてデプロイできる機能がパブリックプレビューとなりました。
Snowsight 上の「 AI & ML » Models」から Snowflakeによって検証済みのモデルリストなどを選択できます。

インポートしたモデルは、サービス名、Compute pool などを指定して SPCS 上にデプロイできます。
詳細は以下をご参照ください。
モデルの SPCS へのデプロイについては以下の記事が参考になると思います。
Nov 21, 2025: AI_COMPLETE が一般提供
大規模言語モデル(LLM)を使用して、プロンプトから応答を生成できる AI_COMPLETE が一般提供となりました。
AI SQL 関数の中でも最も一般的な関数として、以下の特徴があります。
- 応答をプレーンテキストまたは指定の JSON スキーマに準拠させることが可能
- マルチモーダル機能として、画像などのファイルに対応
- 実行時に使用する LLM モデルを指定できる
Nov 21, 2025: Snowflake Horizon Catalog で定義されたSnowflake 管理の Apache Iceberg テーブルの外部クエリエンジンのサポートがパブリックプレビュー
Apache Spark などのオープンな Iceberg REST プロトコルをサポートする外部クエリエンジンから、Snowflake 管理の Apache Iceberg テーブルに対してクエリできるようになりました。
オープンな Iceberg REST プロトコルのサポートにより、単一のベンダーに依存しない、マルチエンジン戦略の検討が期待できます。
Horizon Catalog エンドポイントを使用して、Iceberg テーブルをクエリするため、このリクエストに対して課金されます。API リクエストは 100 万回の呼び出しごとに 0.5 クレジットがクラウド サービスとして課金されます。(※一般提供までは課金されない)
詳細は以下をご参照ください。
9.37 Release Notes: Nov 17, 2025-Nov 20, 2025
Snapshot 機能の名称が Backup に変更
データベース・スキーマ・テーブルの変更不可能なバックアップを取得できる Snapshot 機能の名称が、その機能の役割をより正確に表す「Backup」に変更が予定されています。
これに関連して以下の変更が予定されています。
- ACCOUNT USAGE の上の課金明細の項目名が変更
- 例:METERING_HISTORY の [SERVICE_TYPE] カラムの関連値が
SNAPSHOTからBACKUPに変更
- 例:METERING_HISTORY の [SERVICE_TYPE] カラムの関連値が
- コマンド構文の変更が予定
- 例:
CREATE SNAPSHOT SETコマンドはCREATE BACKUP SETに変更
- 例:
詳細は以下をご参照ください。
こちらの機能は以下の記事が参考になると思います。
新しい DECFLOAT データ型
新しいデータ型として Decimal Float(DECFLOAT)が追加されました。
これまでの FLOAT 型が近似値として値を表現するのに対し、最大 38 桁の有効数字で数値を厳密に格納します。
財務・会計、課金システム、および科学技術分野など、丸め誤差が許されない厳密な計算が必要なワークロードに適しています。
詳細は以下をご参照ください。
Nov 17, 2025: Document Processing Playground がパブリックプレビュー
ステージ上のドキュメントを指定することで、ファイルをプレビュー表示しながら AI_EXTRACT および AI_PARSE_DOCUMENT 関数の出力を試せる Document Processing Playground がパブリックプレビューとなりました。
「AI & ML » Studio」より「Document Processing Playground」を選択すると下図の表示となるので、AI SQL 関数の検証先となるのドキュメントを指定します。

次の画面では、下図のように右側にドキュメントを表示しながら、各種操作とその出力を検証できます。
- Extraction タブ
- プロンプトで抽出対象のキーを指定することで、AI_EXTRACT を実行できる
- ※下図では PDF ファイルに対して、日付項目の抽出を依頼
- Markdown タブ
- AI_PARSE_DOCUMENT の LAYOUT モードを実行し取得したレイアウトをマークダウンで出力
- Text タブ
- AI_PARSE_DOCUMENT の OCR モードを実行し取得したレイアウトをマークダウンで出力

詳細は以下をご参照ください。
Nov 17, 2025: Access control enhancements for cost anomalies
コスト異常の検出機能である Cost Anomaly へのアクセス制御が行えるアプリケーションロールが追加されました。
これにより、これまでは ACCOUNTADMIN 権限が必要だった本機能の画面表示や設定を各ロールに付与できます。アカウントレベルであれば、以下のロールを使用できます。
- APP_USAGE_ADMIN
- アカウント内で Cost Anomaly へのアクセスに加え、アカウントレベルの異常通知先となるメールアドレスを追加・設定できる
- APP_USAGE_VIEWER
- アカウント内で Cost Anomaly にアクセスできる(Snowsight 上で表示できる)
本機能は組織レベルでも設定できます。詳細は以下をご参照ください。
9.36 Release Notes: Nov 10, 2025-Nov 16, 2025
SQL updates:CREATE OR ALTER のサポート追加がパブリックプレビュー
SQL ベースで宣言型のアプローチでオブジェクトを管理できる CREATE OR ALTER 構文で以下のオブジェクトのサポートがパブリックプレビューとなりました。
- UDF:CREATE OR ALTER FUNCTION
- ストアドプロシージャ:CREATE OR ALTER PROCEDURE
一部制約もあるため、詳細は各ドキュメントをご参照ください。
GitHub との OAuth での認証が一般提供
Snowflake と github.com でホストされているリモート Git リポジトリとの連携時に OAuth で認証できる機能が一般提供となりました。
これまでもトークンによる認証が可能でしたが、OAuth による認証とすることで、静的な認証資格情報の管理を不要とできます。
詳細は以下をご参照ください。
データ品質における異常検知がパブリックプレビュー
システム DMF である ROW_COUNT, FRESHNESS について、オブジェクトへの関連付け時に ANOMALY_DETECTION = TRUEとすることで、過去のデータに基づいて異常検知アルゴリズムをトレーニングし、予測された範囲を上回るまたは下回る値を自動的に識別し、データ品質における異常を検知できるように構成できるようになりました。
トレーニング期間は DMF の実行頻度によって異なり、頻繁に実行される DMF の場合は少なくとも2週間のデータが必要で、より高い精度を得るためには最大60日間のデータでトレーニングすることが推奨されています。
結果は SNOWFLAKE.LOCAL.DATA_QUALITY_MONITORING_RESULTS_RAW という専用のイベント テーブルに追加されます。
詳細は以下をご参照ください。
Nov 13, 2025: 機密データの自動分類時に一部オブジェクトを除外できる機能が一般提供
デフォルトでは、分類プロファイルが設定されているデータベース内のすべての機密データが自動分類の対象となりますが、指定のスキーマ、テーブル、またはカラムを自動分類から除外するように構成できるようになりました。
具体的には、以下の作業を行うことで対象のオブジェクトを除外できます。
- 自動的な機密データ分類から除外したいすべてのオブジェクトに対し、システム定義タグ SNOWFLAKE.CORE.SKIP_SENSITIVE_DATA_CLASSIFICATION を適用
- 分類プロファイルのキー
enable_tag_based_sensitive_data_exclusionをtrueに設定
詳細は以下をご参照ください。
9.35 Release Notes: Nov 03, 2025-Nov 07, 2025
Snowflake 管理の Apache Iceberg テーブルの複製がパブリックプレビュー
Snowflake 管理の Apache Iceberg テーブルを、ソース アカウントから同じ組織内のターゲット アカウントに複製できる機能がパブリックプレビューとなりました。
Iceberg テーブルは外部ボリュームに依存しているため、外部のクラウドストレージに接続するために追加の設定が必要です。具体的には、Iceberg テーブルをレプリケーションする前に、外部ボリュームのレプリケーションを設定します。
詳細は以下をご参照ください。
Nov 07, 2025: AI_REDACT 関数がパブリックプレビュー
テキストに含まれる氏名、住所、電話番号、メールアドレスといった PII(Personally Identifiable Information:個人識別情報)を自動で認識し、それらを対応するプレースホルダー(例:[NAME]、[ADDRESS])に置き換える AI SQL 関数である AI_REDACT がパブリックプレビューとなりました。
データの機密性を保ちながら、データ分析や機械学習などの後続の処理に渡す際などに使用できます。categoriesを指定することで、置き換え対象の PII カテゴリを制御できます。
-- 基本動作
>SELECT AI_REDACT(
input => 'My name is John Smith and I live at twenty third street, San Francisco.'
);
+----------------------------------------------------------------------------------------+
| AI_REDACT( |
| INPUT => 'MY NAME IS JOHN SMITH AND I LIVE AT TWENTY THIRD STREET, SAN FRANCISCO.' |
| ) |
|----------------------------------------------------------------------------------------|
| My name is [NAME] and I live at [ADDRESS]. |
+----------------------------------------------------------------------------------------+
-- オプションのcategories引数を使用することで、匿名化するPIIのタイプを制御
>SELECT AI_REDACT(
input => 'My name is John and I live at twenty third street, San Francisco.',
categories => ['NAME', 'EMAIL']
);
+-----------------------------------------------------------------------------------+
| AI_REDACT( |
| INPUT => 'MY NAME IS JOHN AND I LIVE AT TWENTY THIRD STREET, SAN FRANCISCO.', |
| CATEGORIES => ['NAME', 'EMAIL'] |
| ) |
|-----------------------------------------------------------------------------------|
| My name is [NAME] and I live at twenty third street, San Francisco. |
+-----------------------------------------------------------------------------------+
詳細は以下をご参照ください。
Nov 07, 2025: Trust Center extensions がパブリックプレビュー
Snowflake アカウントのセキュリティ モニタリング機能である Trust Center で、外部パートナーや顧客が Snowflake Native App Framework を使用し機能を拡張できる Trust Center extensions がパブリックプレビューとなりました。
サードパーティのスキャナーパッケージは、Snowflake Marketplace やプライベートリストを通じてアクセスできます。
執筆時点で、以下のスキャナーパッケージを確認できました。

開発者向けの拡張機能マニフェストの定義も追加されています。詳細は以下をご参照ください。
Nov 07, 2025: Storage lifecycle policies が一般提供
Snowflake テーブルのデータライフサイクルを自動的に管理できるスキーマレベルのオブジェクトであるストレージ ライフサイクルポリシーが一般提供となりました。
このポリシーにより、データの経過時間など定義した条件に基づいて、特定のテーブル行をアーカイブ(保存)または期限切れ(削除)にすることができます。
ストレージにアーカイブ層として、COOL と COLD が追加され、ポリシーでどちらに移行するかを指定します。(COLD の方が安価。)
公式ドキュメントからの引用ですが、以下のポリシーでは、ポリシーに一致するデータ(クローズされたアカウントで、60日以上経過したレコード)を COOL 層に移動し、180日間アーカイブストレージに保持するように指定しています。
CREATE STORAGE LIFECYCLE POLICY example_policy
AS (event_ts TIMESTAMP, account_id NUMBER)
RETURNS BOOLEAN ->
event_ts < DATEADD(DAY, -60, CURRENT_TIMESTAMP())
AND EXISTS (
SELECT 1 FROM closed_accounts
WHERE id = account_id
)
ARCHIVE_TIER = COOL
ARCHIVE_FOR_DAYS = 180;
一定期間前の古いデータをよりコスト効率の高いアーカイブ層に自動的に移動することで、コストの最適化が期待できます。
なお、執筆時点ではARCHIVE_TIERやARCHIVE_FOR_DAYSを指定できるのは、AWS でホストされているアカウントのみとなります。その他のアカウントでは、アーカイブ層を経由せずポリシーに一致するデータが削除される期限切れポリシーとして定義できます。
詳細は以下をご参照ください。
Nov 06, 2025: dbt Projects on Snowflake が一般提供
Snowflake アカウント内で dbt による開発・実行ができる dbt Projects on Snowflake がパブリックプレビューとなりました。
基本的な開発開始までの手順は以下にまとめられていますので、あわせてご参照ください。
Nov 05, 2025: Shared Workspaces がパブリックプレビュー
複数のユーザーが、ワークスペース上で同じファイルとフォルダセットに対して共同作業できる機能がパブリックプレビューとなりました。
共有ワークスペースは、特定のデータベーススキーマ内に作成されるスキーマレベルのオブジェクトとなり、ロールベースでアクセス権管理が可能です。
ファイルは公開(Publish)することで、他のユーザーにも表示されます。他のユーザーがファイルを公開した時に、自身がそのファイルでドラフト(下書き)の状態の編集作業を行っていた場合、公開を試みた際にアクションを取るようにプロンプトが表示されます。
これにより、内容の上書き・キャンセル・差分の解決操作を行います。
詳細は以下をご参照ください。
共有 Workspace 利用に関するベストプラクティスも公開されています。
Nov 05, 2025: Cortex Agents integration for Microsoft Teams and Copilot が一般提供
Snowflake における AI エージェント機能である Cortex Agents と Microsoft Teams と Microsoft 365 Copilot との統合が一般提供となりました。
これにより、Teams のインターフェースから Cortex Agents と呼び出し自然言語でやり取りできるようになります。
執筆時点で Azure US East 2(バージニア)リージョン以外の Snowflake アカウントから利用する際はこちらにあるように、追加の同意が必要です。
詳細は以下をご参照ください。
Nov 04, 2025: Interactive tables と interactive warehouses がパブリックプレビュー
低遅延でインタラクティブなワークロードやクエリに特化した以下の機能がパブリックプレビューとなりました。執筆時点で国内では AWS Tokyo のアカウントでのみ利用できます。
- インタラクティブテーブル
- 標準のSnowflakeテーブルと比較して、データ取り込みの方法が異なり、サポートする SQLや操作に制限があるものの、クエリパフォーマンス向上のために追加のインデックスやデータ構造を格納する
- インタラクティブウェアハウス
- 低遅延のワークロード向けに調整されており、高ボリュームの同時クエリを提供するために、常に稼働するように最適化されている
- SELECT コマンドのクエリタイムアウトはデフォルトで5秒(値は増やすことはできない)
これらは連携して機能し、インタラクティブテーブルをインタラクティブウェアハウスに関連付けることで、データキャッシュが事前にウォームアップされ、最適なクエリパフォーマンスが得られるとのことです。また、クエリを実行時も、インタラクティブウェアハウスはインタラクティブテーブルのみをクエリできます。
標準の Snowflake テーブルが汎用的なデータ分析や ELT に使用されるのに対し、インタラクティブテーブルは、ライブダッシュボードやデータ駆動型 API など、一貫した低遅延応答が必要な高速でシンプルなユースケースに特化しています。
詳細は以下をご参照ください。
Nov 04, 2025: Performance Explorer が一般提供
Snowsight 上で、SQL ワークロードのメトリクスを監視・分析できる Performance Explorer が一般提供となりました。
クエリアクティビティに関連する、以下のような分析が可能です。
- Query health
- 1,000クエリあたりの失敗数
- 1,000クエリあたりの再試行数
- クエリがウェアハウスリソース待ちでキューに滞留した実行時間全体に対する割合
- クエリがトランザクションロック待ちでブロックされた実行時間全体に対する割合
- Query activity
- クエリ完了にかかった時間(中央値、90パーセンタイル、99パーセンタイル)
- 1時間あたりに実行されたクエリの総数
- クエリがリソース不足やロックにより待機した合計時間
- 1時間あたりに失敗したクエリの数
- ウェアハウス別、ユーザー別分析
- 特定のウェアハウスやユーザーが生成するクエリ負荷とパフォーマンスを分離した監視

詳細は以下をご参照ください。
Nov 04, 2025: Semantic view の共有
Cortex Analyst で使用するスキーマレベルのオブジェクトであるセマンティックビューを共有オブジェクトに追加できるようになりました。
詳細は以下をご参照ください。
Nov 04, 2025: Cortex AI Functions が一般提供
Snowflake の SQL から各種 AI 機能にアクセスできる Cortex AI Functions が一般提供となりました。
AI SQL 関数はいくつかりますが、このうち以下の関数がこのタイミングで一般提供となりました。
Nov 04, 2025: Cortex AI_TRANSCRIBE function が一般提供
MP4 などの動画ファイルを含む音声ファイルからテキストを文字起こしできる AI_TRANSCRIBE が一般提供となりました。
日本語にも対応しており、最大 700 MB までのオーディオ ファイルサイズに対応しています。執筆時点では国内のクラウドリージョンでは未提供ですが、クロスリージョン推論を有効化することで使用できます。
本機能については、tsubasaさんによる以下の記事で詳しく解説されています。
Nov 04, 2025: Snowflake Intelligence が一般提供
Snowsight から Cortex Agents を利用できる Snowflake Intelligence が一般提供となりました。
Cortex Agents は REST API として提供されるので、ビジネスユーザー向けに展開する際は Streamlit などで GUI を用意する必要がありましたが、Snowsight 上からすぐに利用できるようになりました。
詳細は以下をご参照ください。
Nov 04, 2025: Snowflake-managed MCP server が一般提供
MCP サーバーのインフラを Snowflake 側で管理できるSnowflake-managed MCP server がパブリックプレビューとなりました。
通常は、仮想マシンや Docker コンテナなどへのデプロイが必要ですが、Snowflake-managed MCP server はCREATE MCP SERVERコマンドを実行するだけ MCP サーバーを構築できます。
Cortex Agents が利用可能なツールの他、クライアントからの SQL 実行もサポートしています。
詳細は以下をご参照ください。
Nov 04, 2025: Cortex Agents が一般提供
Snowflake における AI エージェント機能である Cortex Agents が一般提供となりました。
本機能は REST API 通して提供され、ツールとして以下を含めることが可能となっており、構造化・非構造化データの双方を使用する問い合わせを行えます。
- Cortex Analyst semantic view
- Cortex Search Service
- Custom tools(ストアドプロシージャ・UDF)
詳細は以下をご参照ください。
Nov 04, 2025: Snowflake Machine Learning Experiments がパブリックプレビュー
機械学習モデルのトレーニング結果を評価する際に使用できる Snowflake Machine Learning Experiments がパブリックプレビューとなりました。
Snowsight 上では「 AI & ML » Experiments」からアクセスでき、作成済みのモデルについて使用する特徴量ごとの比較などを行えます。
詳細は以下をご参照ください。
Nov 04, 2025: Snowflake Openflow - Snowflake Deployments が一般提供
Snowpark Container Services(SPCS)上で実行される Openflow Snowflake デプロイメントが一般提供となりました。
詳細は以下をご参照ください。
Snowflake CLI release
Version 3.13.0 (Nov 03, 2025)
Snowflake CLI のバージョン 3.13.0 がリリースされています。
例えば、dbt projects 関連では以下のコマンドが追加されています。
詳細は以下をご参照ください
Behavior Change Log
単一要素パスワードサインインの廃止に向けた計画
セキュリティ体制を強化するため、Snowflake でパスワードを使用するすべてのユーザーに対して多要素認証(MFA)が必須となります。この計画は、人間ユーザー(TYPE = PERSON)とサービスユーザー(TYPE = SERVICE)の認証セキュリティを向上させることを目的としており、2025年10月にタイムラインが簡素化・延長されました。
タイムラインについては以下のページにまとめられています。
具体的には以下の通りです。
| 期間(予定) | 対象ユーザー | マイルストーン |
|---|---|---|
| 2025年9月 - 2026年1月 | 人間ユーザー | マイルストーン1:すべての Snowsight ユーザーに MFAを義務化 |
| 2026年5月 - 2026年7月 | 人間ユーザー 、レガシーサービスユーザー | マイルストーン2:新規ユーザーに対する強力な認証の実施 |
| 2026年8月 - 2026年10月 | 人間ユーザー 、レガシーサービスユーザー | マイルストーン3:すべてのユーザーに対する強力な認証の実施 |
マイルストーン1については、直近の2025_06 バンドルにて、導入が予定されています。ここでは、Snowsight のみに影響し、BI ツールなどからの接続時はこの影響を受けません。
以降のマイルストーンの特徴は以下の通りです。
- マイルストーン2
- アカウントごとに順次適用される予定で、アカウントへの適用日を記載した通知が届くとされています
- このマイルストーンの適用後に作成されるすべての人間ユーザーは、BI ツールなどを使用するユーザーを含め、パスワードで認証するときに 2 番目の要素を使用することが強制されます
- マイルストーンの適用前に存在していた人間ユーザーは影響を受けず、引き続き2要素認証なしで Snowsight を除く BI ツール等から接続できます
- マイルストーン適用後は新規の
TYPE=LEGACY_SERVICEユーザーを作成できなくなり、既存ユーザーのタイプ変更も不可となります
- マイルストーン3
- アカウントごとに順次適用される予定で、アカウントへの適用日を記載した通知が届くとされています
- 既存・新規を問わず、すべての人間ユーザーは、例外なくMFAが必須となります
- レガシーサービスユーザーは完全に非推奨となり、既存の
TYPE=LEGACY_SERVICEユーザーはすべてTYPE=SERVICEに移行され、パスワード認証がブロックされます
2025_07 バンドルが提供開始 ※デフォルトは無効化
9.32(2025/10/13 - 2025/10/15 リリース)で、2025_07 バンドルが提供開始となりました。先に挙動を確かめたい場合には手動でバンドルを有効化してテスト可能です。
このバンドルは、2026年1月のリリースでデフォルトで有効化される予定となっています。
2025_06 バンドルがデフォルトで有効化
9.32(2025/10/13 - 2025/10/15 リリース)で、2025_06 バンドルがデフォルトで有効化されました。このバンドルは、2026年1月のリリースで一般的に有効化される予定となっています。
Modern Data Stack全般の最新情報
Snowflakeも含め、Modern Data Stack 全般の最新情報についても、定期的にブログにまとめて投稿されています!こちらもぜひご覧ください。








