[小ネタ]SnowflakeのGUI画面Snowsightでのロール切替時の表示順について
さがらです。
小ネタなのですが、SnowflakeのGUI画面Snowsightでのロール切替時の表示順について、私も知らなかったことがあったのでまとめてみます。
※注意事項:2025年3月6日時点のSnowsightのUIを元にしています。SnowsightのUIはアップデートが入ることがありますので、ご注意ください。
Snowsightでのロール切替時の表示順
早速結論ですが、以下の順番で表示されます。
- 現在アクティブなロール
- 「ログインしているユーザーに直接GRANTされたロール」のアルファベット順
- アイコンにマウスオーバーすると
Granted Role
と表示される
- アイコンにマウスオーバーすると
- 「ログインしているユーザーに直接GRANTされたロールに対して、GRANTされたロール」のアルファベット順
- アイコンにマウスオーバーすると
Inherited Role
と表示される
- アイコンにマウスオーバーすると
この表示順を考慮すると、以下の点に注意してロール設計をする必要があると感じました。
- Functional RoleとAccess Roleと分けた場合に、Access Roleはユーザーに直接GRANTするロールではないため、自然と下位にまとまって表示される
- Access RoleにはDatabase Roleを使うとSnowsightでの表示ロールの数を抑えられるテクニックがありますが、下位にまとまって表示されるならばAccess RoleをCustom Roleで作成しても影響が最小限となる
- Access Roleには
_
のようなprefixをつけることで、よりAccess Roleであることを明示的に出来る
- 一方で、
SYSADMIN
などはACCOUNTADMIN
をユーザーにGRANT済みだとInherited Role
となってしまい下部に表示されてしまうため、表示順で上位に表示させたい場合にはACCOUNTADMIN
をGRANT済みであっても、SYSADMIN
などをユーザーにGRANTさせる必要がある
最後に
非常に簡素なブログなのですが、SnowflakeのGUI画面Snowsightでのロール切替時の表示順についてまとめてみました。
この表示順を考慮したロールの命名規則をつけてあげると、より使いやすいSnowflake環境になると思います!