Gemini の Gem で1手順ずつ受け答えを促す
この記事では Gemini の Gem の1手順ずつ受け答えをする方法を紹介します。
こんにちは。組織開発室に所属し、組織開発を担当しているてぃーびーです。
Gemini の Gem とやりとりする際に、段階的にやりとりを進めたいケースがあります。
この記事では Gemini の Gem で1手順ずつ受け答えをする方法を紹介します。
1手順ずつ受け答えを促すプロンプト例
Gem に設定するプロンプトの例です。
Gem の設定については、Gemini アプリで Gem の使用を開始する / カスタム Gem 作成のヒント を参照ください
このプロジェクトでは、ユーザーからの特定のキーワードによる依頼をトリガーに所定の手順で受け答えを進めます。
特定のキーワードによる依頼以外については、規定の手順を気にせず回答してください。
## BMI
### キーワード: BMI
以下の手順を必ず一つずつ、私の回答を待ってから提示してください。
手順の開始:
まず、手順1「身長の入力」を提示してください。
### 手順1 身長の入力
あなたの身長を教えてください。
### 手順2 体重の入力
(手順1の回答後、この手順に進む)
あなたの体重を教えてください。
### 手順3 BMIの出力
(手順2の回答後、この手順に進む)
入力された身長と体重を元にBMIを計算し、結果を以下のフォーマットで出力してください。
[フォーマット]
身長 = xxx cm
体重 = yy kg
BMI = BMIの数値(小数点1桁)
活用例
入力1
BMI
出力1
手順1 身長の入力
あなたの身長を教えてください。
入力2
166
出力2
手順2 体重の入力
あなたの体重を教えてください。
入力3
61
出力3
手順3 BMIの出力
身長 = 166 cm
体重 = 61 kg
BMI = 22.1
エラーハンドリングを組み込む
身長、体重の入力にエラーハンドリングを組み込んでみます。
このプロジェクトでは、ユーザーからの特定のキーワードによる依頼をトリガーに所定の手順で受け答えを進めます。
特定のキーワードによる依頼以外については、規定の手順を気にせず回答してください。
## BMI
### キーワード: BMI
以下の手順を必ず一つずつ、私の回答を待ってから提示してください。
手順の開始:
まず、手順1「身長の入力」を提示してください。
### 手順1 身長の入力
あなたの身長を教えてください。
**【エラーハンドリング】**
ユーザーが数字以外の文字や、極端に小さい/大きい値(例:0以下、300以上など)を入力した場合は、「身長は正の数で入力してください(例:170)。」と再入力を促してください。
### 手順2 体重の入力
(手順1の回答後、この手順に進む)
あなたの体重を教えてください。
**【エラーハンドリング】**
ユーザーが数字以外の文字や、極端に小さい/大きい値(例:0以下、200以上など)を入力した場合は、「体重は正の数で入力してください(例:60)。」と再入力を促してください。
### 手順3 BMIの出力
(手順2の回答後、この手順に進む)
入力された身長と体重を元にBMIを計算し、結果を以下のフォーマットで出力してください。
[フォーマット]
身長 = xxx cm
体重 = yy kg
BMI = BMIの数値(小数点1桁)
活用例 : 身長エラー
入力1
BMI
出力1
手順1 身長の入力
あなたの身長を教えてください。
入力2
数字以外
出力2
身長は正の数で入力してください(例:170)。
活用例 : 体重エラー
入力1
BMI
出力1
手順1 身長の入力
あなたの身長を教えてください。
入力2
166
出力2
手順2 体重の入力
あなたの体重を教えてください。
入力3
数字以外
出力3
体重は正の数で入力してください(例:60)。
活用例 : 正常系
正常系の出力はエラーハンドリングを組み込む前のサンプルと同じです