Gemini の Gem で1手順ずつ受け答えを促す

Gemini の Gem で1手順ずつ受け答えを促す

この記事では Gemini の Gem の1手順ずつ受け答えをする方法を紹介します。
Clock Icon2025.07.17

こんにちは。組織開発室に所属し、組織開発を担当しているてぃーびーです。

Gemini の Gem とやりとりする際に、段階的にやりとりを進めたいケースがあります。
この記事では Gemini の Gem で1手順ずつ受け答えをする方法を紹介します。

1手順ずつ受け答えを促すプロンプト例

Gem に設定するプロンプトの例です。

Gem の設定については、Gemini アプリで Gem の使用を開始する / カスタム Gem 作成のヒント を参照ください

このプロジェクトでは、ユーザーからの特定のキーワードによる依頼をトリガーに所定の手順で受け答えを進めます。

特定のキーワードによる依頼以外については、規定の手順を気にせず回答してください。

## BMI
### キーワード: BMI
以下の手順を必ず一つずつ、私の回答を待ってから提示してください。

手順の開始:

まず、手順1「身長の入力」を提示してください。

### 手順1 身長の入力
あなたの身長を教えてください。

### 手順2 体重の入力
(手順1の回答後、この手順に進む)
あなたの体重を教えてください。

### 手順3 BMIの出力
(手順2の回答後、この手順に進む)

入力された身長と体重を元にBMIを計算し、結果を以下のフォーマットで出力してください。

[フォーマット]
身長 = xxx cm
体重 = yy kg
BMI = BMIの数値(小数点1桁)

活用例

入力1

BMI

出力1

手順1 身長の入力
あなたの身長を教えてください。

入力2

166

出力2

手順2 体重の入力
あなたの体重を教えてください。

入力3

61

出力3

手順3 BMIの出力
身長 = 166 cm
体重 = 61 kg
BMI = 22.1

エラーハンドリングを組み込む

身長、体重の入力にエラーハンドリングを組み込んでみます。

このプロジェクトでは、ユーザーからの特定のキーワードによる依頼をトリガーに所定の手順で受け答えを進めます。

特定のキーワードによる依頼以外については、規定の手順を気にせず回答してください。

## BMI
### キーワード: BMI
以下の手順を必ず一つずつ、私の回答を待ってから提示してください。

手順の開始:

まず、手順1「身長の入力」を提示してください。

### 手順1 身長の入力
あなたの身長を教えてください。

**【エラーハンドリング】**
ユーザーが数字以外の文字や、極端に小さい/大きい値(例:0以下、300以上など)を入力した場合は、「身長は正の数で入力してください(例:170)。」と再入力を促してください。

### 手順2 体重の入力
(手順1の回答後、この手順に進む)
あなたの体重を教えてください。

**【エラーハンドリング】**
ユーザーが数字以外の文字や、極端に小さい/大きい値(例:0以下、200以上など)を入力した場合は、「体重は正の数で入力してください(例:60)。」と再入力を促してください。

### 手順3 BMIの出力
(手順2の回答後、この手順に進む)

入力された身長と体重を元にBMIを計算し、結果を以下のフォーマットで出力してください。

[フォーマット]
身長 = xxx cm
体重 = yy kg
BMI = BMIの数値(小数点1桁)

活用例 : 身長エラー

入力1

BMI

出力1

手順1 身長の入力
あなたの身長を教えてください。

入力2

数字以外

出力2

身長は正の数で入力してください(例:170)。

活用例 : 体重エラー

入力1

BMI

出力1

手順1 身長の入力
あなたの身長を教えてください。

入力2

166

出力2

手順2 体重の入力
あなたの体重を教えてください。

入力3

数字以外

出力3

体重は正の数で入力してください(例:60)。

活用例 : 正常系

正常系の出力はエラーハンドリングを組み込む前のサンプルと同じです

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