Stripe Billingによる定額支払い時の手数料と消費税を再確認する
おひさしぶりです、あかりです。
今副業の新規事業でオンラインフィットネスサービスを始めようと思っていまして、月額定額支払いのオンライン決済をやってみたら、どのぐらいの手数料や税金が掛かり、実際にいくら振り込まれるのか確認してみたいと思います。
業務要件
サービス:オンラインフィットネス 価格:月額10,000円(税抜き)
今回利用したオンライン決済サービスのStripeです!
Stripeにログインして各種設定を行う
メニュー画面を確認しまして、「商品」を選択します。
オンラインフィットネスを商品として登録します。価格を10,000円、「継続」を選択して、期間を「月次」にします。
作成ボタンを押すと、一覧に商品が表示されました。続いて消費税を組み込むためにメニューから「税金」を作成します。日本を指定して消費税(外税)として10%を設定しました。
また、後ほどお試し支払いするための事前設定として、誰に請求するのか指定する「顧客」と、顧客内設定項目のデフォルトの支払い方法として「支払い方法(クレジットカード)」を作成しておいてください。
定額支払いをテスト実行してみる
「商品」と「税率」を作成しましたので、実際に支払いをするために、メニューから「支払い」を作成します。
「支払い」をするためには、事前に作成したいくつかの情報を指定します。誰に請求するか「顧客」の指定、料金体系として「商品(フィットネスクラブ)」を指定、税率として「消費税(10%)」を指定します。
全ての情報を入力し終わったら、「テストの定期支払いを開始」を押して実行しましょう!
少し待ってから、支払い履歴を見てみましょう! お、売上が立ちましたね!!「総売上高11,000円」、「入金10,604円」となっています!!
この2つの金額の差は何なのか詳しく見てみましょう。「手数料396円」とありますね。これが、Stripeの決済手数料となります。
Stripeの決済手数料は、3.6%となっています。
11,000円 x 3.6% = 396円
表示されている手数料と一致しますね。
ちなみに、クレジットカード決済手数料については、非課税としています。以下は、公式ドキュメントでの説明です。
Stripe Billingの手数料と消費税について
Stripeでは、定額支払いの機能を利用するときに、0.5%の手数料が掛かります。これは、実際に銀行口座に振り込まれるときに手数料が引かれます。
11,000円 x 0.5% = 55円
で、この手数料には、別途消費税が掛かります。
55円 x 10% = 5.5円 -> 四捨五入で6円となります。
ということで、最終的に銀行口座に振り込まれる金額は、10,543円です。
11,000円 - 396円 - 55円 - 6円 = 10,543円
納付すべき消費税は
無事にサービスがローンチされ、売上が入金されました。そこで、経理担当と会話をします。納付するべき消費税はいくらでしょうか。
まず、オンラインでお客様から頂いた消費税は、10,000円の10%となり、前向けした消費税の1,000円です。
前受け消費税 1,000円
次に、銀行口座に振り込まれるときに、Stripe Billingの手数料の、仮払いする消費税の6円です。
仮払い消費税 6円
これらの消費税をどのように納付するのかは、企業の規模や方針によって異なるかと思いますので、上記は一例ということでご紹介しました。
まとめ
お客様が毎月お支払いになる金額:11,000円(税込み)
決済代行手数料:396円(料率:3.6%、クレジットカード手数料は非課税)
定額課金手数料:61円(料率:0.5%、消費税6円込み)
口座に振り込まれる金額:10,543円
前受け消費税:1,000円
仮払い消費税:6円
最後に
Stripeのダッシュボードで、ボタンをポチポチするだけで、オンラインフィットネスを月次の定額支払い(サブスクリプション)でサービスインできそうですね!!手数料の種類やタイミング、消費税の課税/非課税など、実際のビジネスをしてみないと分からないこともあると思います。皆さんのお役に立てれば嬉しいです。ぜひ、実際にやってみてくださいー。