初心者目線でTwilioの全体像をまとめてみました

初心者目線でTwilioの全体像をまとめてみました

Twilioにどんな機能があるのか1つ1つに注目して、全体像について初心者目線でまとめてみました。
Clock Icon2024.05.31

こんにちは、昴です。
今回はTwilioの全体像や機能について初心者目線で見ていきます。

はじめに

Twilioは電話やSMS、チャットなどのコミュニケーション機能を組み込むためのクラウドベースのAPIプラットフォームです。TwilioのAPIを利用することで通信ソリューションを自由にカスタマイズして構築することができます。

Twilioの機能はいくつかジャンル分けがされており、認証とアイデンティティ、アラートと通知、マーケティングとプロモーション、コンタクトセンター、IVRとセルフサービスの自動化、ビルダーツールです。このジャンルに沿って一つ一つの機能について見ていきます。また今回のTwilio各種機能については、Twilio公式の製品紹介ページを元にピックアップしてまとめております。

機能説明

Verify

まず初めにVerifyです。Verifyはユーザー認証APIによりワンタイムパスコード配信とサイレントネットワーク認証を行いアカウントを保護する機能になっています。これはマルチチャネルで対応しており、VoiceやSMS、WathsApp、Emailなどで対応しています。

Verifyは検証サービスという単位で設定セットを作成し、設定セットごとにワンタイムパスコードの長さや検証メッセージに表示される名前、有効にするチャネル等を設定することができます。 Verifyの場所はコンソール画面の製品を見る > ユーザー認証とIDから「Verify(翻訳だと「確認する」)」を選択することで確認することができます。

「新しく作る」を選択することでVerifyの検証サービスを作成することができます。同様の画面で検証サービスを一覧表示することができ、フレンドリー名サービスSID、有効なチャネル、ノート、最終更新日時を確認することができます。またそれぞれの検証サービス(フレンドリー)を選択することで設定を編集することができます。

Lookup

次にLookupです。LookupはLookup API を使用することで電話番号に関する情報を照会して、ユーザーと信頼できるやり取りを行うことができます。Lookupには2種類の検証があり、無料の機能となっているBasic Lookupと有料のLine Type Intelligence Lookupがあります。まずBasic LookupはE.164および国内形式で電話番号を返し、基本的な電話番号検証を実行します。 (E164形式の電話番号は、国際電気通信連合(ITU)によって定められた規格であり、固定電話や携帯電話などの電話番号を一意に識別するために使用されます。) もう一つはLine Type Intelligence Lookupで、携帯電話、固定電話、固定 VoIP、非固定 VoIP、フリーダイヤルなど、電話番号の回線種別を返します。

Lookupの場所はコンソール画面の製品を見る > ユーザー認証とIDから「Lookup(見上げる)」を選択することで確認することができます。

Programmable Messaging

Programmable MessagingはメッセージングAPIを使用して大規模にメッセージを送受信する機能になっています。例えば、顧客が希望するチャネルにアラート、通知、プロモーション、マーケティングメッセージを送信することができます。

Programmable Messagingの場所はコンソール画面の製品を見る > プログラム可能な通信から「Massaging(メッセージング)」を選択することで確認することができます。

Massagingの画面では、SMSやWathsAppでメッセージを送信したり、過去のメッセージトラフィックやエラーログ、メッセージログを確認することができます。

Voice

VoiceはAPIによってIVR(自動音声対応)や録音、音声認識、文字お越しなどの音声体験のカスタマイズができます。

Voiceの場所はコンソール画面の製品を見る > プログラム可能な通信から「Voice(声)」を選択することで確認することができます。Voice Insights を使用してトラブルシューティングを行ったり、変更履歴を確認したりすることができます。

SendGrid Email

SendGrid EmailはSendGrid Email APIにより大量のメールを送信します。SendGridではメールの未達や遅延を防ぎ、確実にメールを数秒で送信できます。このメールの到達率を最大化することによりビジネスの機会の損失を防ぐことができます。

SendGrid Emailの場所はコンソール画面の製品を見る > プログラム可能な通信から「SendGrid Email(SendGridメール)」を選択することで確認することができますが、SendGridのコンソール画面は別となります。

Twilio Engage

Twilio EngageはSegment、Twilio、SendGrid、WhatsAppを統合したプラットフォームを作成することで、顧客にメールやSNS、WhatsAppキャンペーンを送信できるようにします。Twilio Engageを利用する上ではSegment、Twilio、SendGrid、WhatsAppの4つそれぞれアカウントを設定して接続する必要があります。統合されたプラットフォームを作成することで、オムニチャネルでの送信をパーソナライズできます。

Segment CDP

Segment CDPは様々なチャネルのリアルタイムデータを収集し、Twilio Segmentに取り込みます。これを顧客のデータプラットフォーム(CDP)で1か所で追跡し顧客の全体像を把握したり、顧客とのやりとりも統合してエンゲージメントを拡大していくことができます。

コンソール画面の製品を見る > ソリューションから「セグメント(Segment)」を選択することでSegmentの画面へ移動することができます。

Marketing Campaigns

Marketing Campaignsは大規模にメールを送信するメールマーケティングツールで、これはSendGridの機能になります。大人数の連絡先リストをセグメント化し、連絡先を管理することができます。送信するメールは数クリックで作成することができ、高い到達率で素早く、大量に送信できます。

コンソール画面の製品を見る > ソリューションから「SendGridマーケティングキャンペーン(SendGrid Marketing Campaigns)」を選択することでMarketing Campaignsの画面へ移動することができます。

Flex

Flexはカスタマイズが可能なクラウド型コンタクトセンタープラットフォームになります。Flexにより顧客と顧客対応をするメンバーを繋ぐことができ、ZendeskやSalesforce、請求システム、ERP、在庫管理などのあらゆる統合してパーソナライズされた対話を実現することができます。これにより顧客との任意のチャネルでの対話ができます。

コンソール画面の製品を見る > ソリューションから「フレックス(Flex)」を選択することでFlexの画面へ移動することができます。

Studio

Studioは短時間で簡単に通品プリケーションを構築できる機能となっています。 Studioではドラッグアンドドロップで視覚的にコミュニケーションワークフローを作成でき、構築だけでなくワークフローの改善もすぐに行えます。コードのカスタマイズやサードパーティの統合でさらなる活用をすることができます。

コンソール画面の製品を見る > 開発者ツールから「スタジオ(Studio)」を選択することでStudioの画面へ移動することができます。「Creat new flow」から新たなフローを作成することができます。

Studioでのワークフローの作成は下記画像のようになっており、それぞれのフローを矢印で繋ぎ、視覚的に構築をしていくことができます。

Conversations

ConversationsはSMS、MMS、WhatsAppなど顧客が好むチャネルでメッセージングが可能なオムニチャネルメッセージング製品となっています。Conversationsでの対話型メッセージングでは1対1や大人数での会話ができ、Conversatoins APIにより対話型サービスを構築することができます。

Conversationsの場所はコンソール画面の製品を見る > プログラム可能な通信から「Conversations(会話)」を選択することで確認することができます。

まとめ

今回はTwilioの各種機能について初心者目線でまとめてみました。Twilioの各種機能に深く入っていくために今後は1つ1つの機能にフォーカスして、新たなブログを執筆していきたいと思います。特にTwilio Studioに興味があるので早速検証を進めていきたいと思います。

参考記事

Twilio製品

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