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[アップデート] AWS Support のサポートプランが新しくなりました #AWSreInvent
いわさです。
今朝以下でアナウンスされましたが、AWS Support のサポートプランが新しくなりました。
プランの比較
新しいプランの体系は AWS Support の料金ページで確認することができます。
また、本日時点では言語を日本語に変更することで変更前の情報をまだ確認することもできます。
旧プランと新プランの情報をまとめてみました。
まずデフォルトプランは従来どおりで無料のベーシックプランです。
そして有料プランの体系が結構がらっと変わっています。料金インパクトもあります。
旧プラン料金
- Developer Support
- 最低支払額: 29.00 USD/月
- または月額 AWS 使用料の 3%
- いずれか高い方を適用
- Business Support
- 最低支払額: 100.00 USD/月
- または以下の段階制料金:
- 月額 AWS 使用料 0〜10,000 USD: 10%
- 月額 AWS 使用料 10,000〜80,000 USD: 7%
- 月額 AWS 使用料 80,000〜250,000 USD: 5%
- 月額 AWS 使用料 250,000 USD 超: 3%
- いずれか高い方を適用
- Enterprise On-Ramp
- 最低支払額: 5,500.00 USD/月
- または月額 AWS 使用料の 10%
- いずれか高い方を適用
- Enterprise Support
- 最低支払額: 15,000.00 USD/月
- または以下の段階制料金:
- 月額 AWS 使用料 0〜150,000 USD: 10%
- 月額 AWS 使用料 150,000〜500,000 USD: 7%
- 月額 AWS 使用料 500,000〜1,000,000 USD: 5%
- 月額 AWS 使用料 1,000,000 USD 超: 3%
- いずれか高い方を適用
新プラン料金
- Business Support +
- 最低支払額: 29 USD/月(アカウントごと)
- または以下の段階制料金:
- 月額 AWS 使用料 0〜10,000 USD: 9%
- 月額 AWS 使用料 10,000〜80,000 USD: 7%
- 月額 AWS 使用料 80,000〜250,000 USD: 5%
- 月額 AWS 使用料 250,000 USD 超: 3%
- いずれか高い方を適用
- Enterprise Support
- 最低支払額: 5,000 USD/月
- または以下の段階制料金:
- 月額 AWS 使用料 0〜150,000 USD: 10%
- 月額 AWS 使用料 150,000〜500,000 USD: 7%
- 月額 AWS 使用料 500,000〜1,000,000 USD: 5%
- 月額 AWS 使用料 1,000,000 USD 超: 3%
- いずれか高い方を適用
- Unified Operations Support
- 最低支払額: 50,000 USD/月
- または以下の段階制料金:
- 月額 AWS 使用料 0〜1,000,000 USD: 10%
- 月額 AWS 使用料 1,000,000〜5,000,000 USD: 6%
- 月額 AWS 使用料 5,000,000 USD 超: 5%
- いずれか高い方を適用
Business Support +
ベーシックの次のエントリーレベルのプランが従来は Developer Support だったのですが、これが廃止されて Business Support + というものが最初の有料プランになります。
利用料金は最低料金が 29.00 USD/月なのは同じですが、従来の Developer Support が 29.00 USD/月を超える場合は AWS 使用料の 3% だったのに対して、新しい Business Support + は利用料金に応じて料金割合(3% ~ 10%)が変わっています。
ちなみに従来の Business Support の場合は 100 USD/月で料金割合が 3%~10% だったので Business Support と Business Support + を比較したほうが良いかもしれません。
エントリプランとして比較すると割高になった感じがありますが、Business Support 同士で比較すると最低 100 USD/月だった利用料金が 29 USD/月になる形ではあります。
ただ、Business Support + は AWS Countdown Premium も追加契約ができるので、Business Support 同士の比較で良い気がします。
マネジメントコンソールによると、Business Support + の機能概要は以下です。
- GenAI によるリアルタイムかつ状況に応じた応答
- クラウドサポートエンジニアへの 24 時間年中無休の電話、ウェブ、チャットアクセス
- 30 分以内に、ビジネスクリティカルなシステムダウンケースに人的対応
- お客様のユースケースのコンテキストに合わせた AWS エキスパートによるアーキテクチャガイダンスセッション
- AWS Trusted Advisor のベストプラクティスによる 500 件以上のチェック
- AWS サポート API によるプログラムによるケース管理
- サードパーティソフトウェアサポートの相互運用性、設定、およびトラブルシューティング
GenAI によるリアルタイムな応答が追加されている点がポイントのようです。
必要に応じて従来どおりテクニカルサポートとやり取りも可能ですが、GenAI の推奨事項による対応も出来る旨が AWS Blog で紹介されています。
Enterprise Support
Enterprise Support 同士を比較すると、こちらも段階の料金割合は同じで、最低料金が安くなった感じです。
内容を比較してみると TAM がつく点なども同じみたいなので、ここは Enterprise Support 同士を比較して良さそうです。
Trusted Advisor もフル機能が利用できます。
マネジメントコンソールによると、Enterprise Support は Business Support + に加えて以下が提供されます。
- 専任のテクニカルアカウントマネージャー (TAM)
- 最大 15 分の本番環境でのクリティカルなケースへの対応
- AWS Security Incident Response (SIR)
- AWS 専門家による戦略的ビジネスレビュー
- AWS Countdown イベント管理
- プロアクティブサービスへのアクセス
Unified Operations Support
そし、今回新たに Enterprise Support の上位である、Unified Operations Support が追加されています。
マネジメントコンソールではサイドメニューの「統合オペレーション」が該当します。
これは Enterprise Support に加えて以下が提供されます。
- 専任の AWS TAM およびドメインスペシャリストエンジニア (DSE)
- AWS Countdown Premium の定期サブスクリプション 1 回
- クリティカルなワークロードレビュー
- パーソナライズされたランブックと運用手順
- 24 時間年中無休のリアルタイムモニタリングとアラート
- 5 分間のクリティカルインシデント対応目標
ドメインスペシャリストエンジニア (DSE) が追加されるのと、AWS Countdown Premium と AWS Security Incident Response が含まれています。
AWS Blog によると以下のように AWS 側の体制が説明されているので従来の Enterprise Support プランよりも強化されたサポート体制になるようです。ミッションクリティカルな運用が必要な場合に推奨されているサポートプランのようです。
Your core team comprised of a Technical Account Manager, a Domain Engineer, and a designated Senior Billing and Account Specialist is complemented by on-demand experts in migration, incident management, and security.
マネジメントコンソール上の変更
旧プランの時はマネジメントコンソール上で AWS Support プランを確認すると次のような形でした。

本日時点ではこちらが新プランになっていました。

画面下部の各詳細リンクからはより詳細なプランごとの比較表を確認することもできます。

旧プランを使っている場合
こちらも AWS Blog からの引用になりますが、旧 Developer、Business、Enteprise On-Ramp プランを利用中の方は 2027 年 1 月 1 日まで引き続き従来のプランを利用することもできます。
新しいプランに変更したい場合はマネジメントコンソール、あるいは AWS アカウントチームに問い合わせることで切り替えが可能とのことです。
また、旧 Enterprise プランの場合は、新 Enterprise プランに自動で移行されるようで、既に新機能(GenAI の回答など)を利用できるともされています。確認してみましょう。
さいごに
本日は AWS Support プランのサポートプランが新しくなったので内容を確認してみました。
Enterprise 以外で旧プランを利用中の方は 2027 年 1 月 1 日まで移行計画を考える必要がありそうです。色々な方に影響が出そうなので注意しましょう。







