【2026 年新卒】情シスの OJT で学んだことを振り返ってみた
はじめに
こんにちは、クラスメソッドオペレーションズの目取眞です。
今回、情シスの一次対応を担う Tier1 ユニットで OJT を受けました。
普段から利用している Slack や Google Workspace、支給 PC などについて、利用者として使うだけでは分からなかった管理・運用の仕組みを学ぶことができました。
OJT を通して知った情シスの役割
OJT を受ける前は、情シスに対して PC の不具合対応やアカウント管理を行う部署というイメージを持っていました。
研修を通して、実際には問い合わせ対応だけではなく、社内で利用する SaaS の管理、ID・権限の管理、端末管理、セキュリティ対策など、幅広い業務を担当していることを知りました。
社員が日々の業務で利用するサービスや PC を、できるだけ安全かつスムーズに使えるようにするため、多くの仕組みやルールが整えられています。普段は意識せず利用していた環境が、多くの運用によって維持されていることを実感しました。
日常的に使うサービスの管理
研修では、Slack や Google Workspace をはじめ、Entra ID、Intune、Jamf Pro など、社内で利用されているサービスについて説明を受けました。
Google Workspace と Slack
Google Workspace や Slack は、日々の業務で利用する機会が多いサービスです。
利用者としては、メール、ファイル共有、チャット、オンライン会議などを便利に利用できます。一方で、管理する立場では、ファイルの外部共有やメール送信、外部組織との連携などに関して、情報を適切に扱うための設定が必要になります。
普段は利用画面しか見ることがないため、管理画面や運用ルールに触れられたことは新鮮でした。便利に利用できる環境と、安全に情報を扱える環境を両立するために、さまざまな工夫がされていることを学びました。
Entra ID による ID 管理
Entra ID は、社内で利用するサービスの認証や権限管理に関わる基盤です。
一つの ID を中心に複数のサービスへアクセスできるようにすることで、利用者の利便性を保ちながら、組織としてアカウントを管理しやすくなっています。
また、アカウントを作成するだけでなく、必要な人に必要な権限を付与することや、利用状況に応じて権限を見直すことも重要だと学びました。ID 管理は、日常的なサービス利用とセキュリティの両方に関わる業務だと感じました。
PC を安全に利用するための端末管理
社内で利用する PC は、OS に応じて MDM で管理されています。
- Windows:Microsoft Intune
- Mac:Jamf Pro
MDM を利用することで、端末の設定やアプリケーションの配布、セキュリティに関するポリシーの適用、端末の状態確認などを行えます。
PC セットアップに関する説明では、利用者が PC を業務で使用できるようになるまでに、端末がどのように管理ツールへ登録され、必要な設定が反映されるのかを学びました。
入社時に PC をセットアップした際は、手順書に沿って操作を進めることに集中していました。今回の OJT では、セットアップの途中で端末がどのような状態になるのかを管理側の視点で確認できたため、より理解が深まりました。
また、Windows と Mac では利用する管理ツールや設定の流れに違いがあります。それぞれの特徴を踏まえながら、利用者がなるべく迷わず PC を利用開始できるように整えられていることが印象に残りました。

複数の仕組みで支えるセキュリティ
ここまで紹介した Entra ID、Intune、Jamf Pro に加えて、社内では Cloudflare や SentinelOne などのツールも利用されています。
Cloudflare はネットワーク通信の制御、SentinelOne は PC 上の不審な動きの検知を担っています。このように、ID 管理、端末管理、ネットワークの制御、エンドポイント対策といった複数の観点から対策を行うことで、ゼロトラストセキュリティの考え方に基づいた環境が整えられています。
利用者から見ると、認証や端末の確認は少し手間に感じる場合もあるかもしれません。しかし、安心してサービスを利用し続けるために必要な仕組みだと感じました。
問い合わせ対応で意識すること
Slack の #01-help-me チャンネルを利用した問い合わせ対応についても学びました。
問い合わせ対応では、質問に対してすぐに回答するだけでなく、まず状況を正しく把握することが重要です。
例えば、「ログインできない」という問い合わせでも、確認する内容はさまざまです。
- どのサービスで問題が起きているのか
- いつから発生しているのか
- 使用している端末や環境は何か
- エラーメッセージは表示されているか
- どのような操作を行ったのか
- 最終的に何をしたいのか
問い合わせの内容だけでは判断に必要な情報が不足していることもあります。そのため、必要な情報を確認しながら原因を整理し、対応を進めていく必要があります。
また、内容によっては別の担当チームへ相談・引き継ぎを行うこともあります。自分の担当範囲だけで完結させることではなく、適切な対応につなげることが大切だと学びました。
今後に向けて
今回の OJT を通じて、技術的な仕組みだけでなく、運用やコミュニケーションの重要性も学ぶことができました。
今後は、以下の点を意識していきたいです。
- 普段利用するツールやルールについて、目的や背景も考える
- 問い合わせや相談を行う際は、状況を整理して伝える
- 相手が理解しやすい説明や案内を心がける
社内サービスを利用する際にも、利用者としての視点だけでなく、管理・運用する側の視点を少し持つことで、これまでとは違った見え方ができると感じました。
まとめ
情シスの OJT を通して、SaaS の管理、ID 管理、端末管理、セキュリティ対策、問い合わせ対応など、幅広い業務について学ぶことができました。
普段何気なく利用している社内 IT 環境は、多くのサービスや運用ルールによって維持されています。今回の研修を通じて、情シスが社内の業務環境を支える重要な役割を担っていることを実感しました。OJT で学んだことを今後の業務に活かしていきたいと思います。
OJT を実施してくださった Tier1 ユニットの皆さま、ありがとうございました。
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