【小ネタ】Amazon LinuxのT2とM5のコストがそんなに変わらないことに気づきました
ご機嫌いかがでしょうか、豊崎です。
先日、EC2で検証を行なっていた際に、t2.largeを利用したのですが、料金表をよくよく見たら先日東京リージョンで利用可能になったばかりのM5ファミリーのm5.largeとそれ程、料金が変わらなかったことに気づいたので比較してみたいと思います。
※注意:本投稿はEC2の新規作成について記載しています。既存EC2のインスタンスタイプの変更については事前設定が必要になるケースがあります。ご注意ください。
コスト比較
※2018/04/17時点でのコスト比較(ap-northeast-1:オンデマンド)です。
T2ファミリー | hour | month | M5ファミリー | hour | month |
t2.nano | $0.0076 | $5.548 | - | - | - |
t2.micro | $0.0152 | $11.096 | - | - | - |
t2.small | $0.0304 | $22.192 | - | - | - |
t2.medium | $0.0608 | $44.384 | - | - | - |
t2.large | $0.1216 | $88.768 | m5.large | $0.124 | $90.520 |
t2.xlarge | $0.2432 | $177.536 | m5.xlarge | $0.248 | $181.040 |
t2.2xlarge | $0.4864 | $355.072 | m5.2xlarge | $0.496 | $362.080 |
- | - | - | m5.4xlarge | $0.992 | $724.160 |
- | - | - | m5.12xlarge | $2.976 | $2172.480 |
- | - | - | m5.24xlarge | $5.952 | $4344.960 |
表にして比べてみると、large/xlarge/2xlargeは月額でも2〜8ドル程度の違いしかありませんでした。
EC2の新規作成を行う場合、CPUクレジットの制約が気になるようであればM5ファミリーの選択も十分にありえるコスト差ですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?検証環境はt2という考えがありましたが、ちゃんと調べるとコストに大きな差がありませんでした。状況に応じてM5ファミリーも使っていこうと思います。この記事が誰かのお役に立てば幸いです。
補足
※既存EC2のインスタンスタイプ変更は事前準備が必要です。十分にご注意の上、ご利用ください
- ENIドライバの最新化
- NVMeドライバのインストールとタイムアウト設定
- ACPIデーモンの有効化
など事前準備が必要です。詳細を確認したら別途投稿しようと思います。
参考サイト
monthのコスト確認には以下ブログで紹介されている「EC2Instances.info」を使用