[アップデート]Amazon RDS for MySQL/MariaDBがT3インスタンスに対応しました
はじめに
今回はアップデートのご紹介です!
Amazon RDS for MySQL と Amazon RDS for MariaDBがT3インスタンスで利用できるようになりました。ざっくりいうとコストはほぼそのままにT2インスタンスよりパフォーマンスが向上します。先月のRDS for OracleおよびPostgreSQLに続いてのアップデートです。
[アップデート] RDS for Oracle および PostgreSQL で T3 インスタンスが使えるようになりました!
そしてAWSマネジメントコンソールから選択できることを確認
比較してみた
T2ファミリー
モデル | vCPU | CPU クレジット/時間 | メモリ (GiB) | ネットワークパフォーマンス (Gbps) |
db.t2.micro | 1 | 6 | 1 | 低〜中 |
db.t2.small | 1 | 12 | 2 | 低〜中 |
db.t2.medium | 2 | 24 | 4 | 低〜中 |
db.t2.large | 2 | 36 | 8 | 低〜中 |
db.t2.xlarge | 4 | 54 | 16 | 中 |
db.t2.2xlarge | 8 | 81 | 32 | 中 |
T3ファミリー
モデル | vCPU | CPU クレジット/時間 | メモリ (GiB) | ネットワークパフォーマンス (Gbps) |
db.t3.micro | 2 | 12 | 1 | 最大 5 |
db.t3.small | 2 | 24 | 2 | 最大 5 |
db.t3.medium | 2 | 24 | 4 | 最大 5 |
db.t3.large | 2 | 36 | 8 | 最大 5 |
db.t3.xlarge | 4 | 96 | 16 | 最大 5 |
db.t3.2xlarge | 8 | 192 | 32 | 最大 5 |
相違点はEC2の時と同様以下などになります
- micro、smallでvCPUが2コアへ
- CPUクレジットの増加がほぼ全てのインスタンスで2倍に
- CPU Unlimitedがデフォルトで有効に(執筆時点でUnlimitedの無効化はできません)
- ネットワークパフォーマンスが最大5Gbpsへ
EC2と同様にT3の場合、起動直後はCPUクレジットが「0」です。CPUクレジットを利用したバーストは起動から少し時間をおいてからが良さそうです。
さいごに
検証環境や負荷が見込めている環境でのT3利用のケースは多いと思います。状況に応じてT3のご利用を検討されてはいかがでしょうか。この記事が誰かのお役に立てば幸いです。