Tableau Bridge向けWindows Server構築手順

Tableau Bridge向けWindows Server構築手順

2025.12.15

歴史シミュレーションゲーム好きのくろすけです!

Tableau Cloud を使用してデータ分析を行う際、プライベートネットワークデータにアクセスする必要があるケースは多いのではないでしょうか。
そんな時に必要となるのが Tableau Bridge です。

今回は、Tableau Bridge を稼働させるための Windows Server の構築手順をご紹介します!

概要

Tableau Cloud からプライベートネットワークデータにアクセスするために、Tableau Bridge を使用します。
Tableau Bridge のセットアップ手順については下記が詳しいので、このブログでは Windows Server (EC2) の構築手順について補足します。

https://dev.classmethod.jp/articles/tableau-bridge-install-and-testuse/

Tableau Bridge とは

Tableau Bridge は、お使いのネットワーク内のマシンで実行されるクライアント ソフトウェアです。クライアントは Tableau Cloud と連携して、Tableau Cloud が直接アクセスできないプライベート ネットワーク データに接続するデータ ソースを最新の状態に維持します。プライベート ネットワーク データには、オンプレミス データとプライベート ネットワークのクラウド データが含まれます。

構成

Tableau Bridge ではアウトバウンド通信が必須であるため、NAT Gateway が必要です。
また、Windows Server における Tableau Bridge のセットアップは GUIベースで行うため、リモートデスクトップ接続も準備します。

TableauBridge.png

やってみた

実際に Windows Server を構築していきます。
※ただし VPC などのネットワーク環境はこのブログではスコープ外です。

前提条件

推奨環境

Tableau Bridge の推奨環境は下記をご確認ください。

https://help.tableau.com/current/online/ja-jp/to_bridge_scale.htm

構築手順

1. セキュリティグループの作成

Windows Server (EC2) 用の セキュリティグループ を作成します。

  1. EC2 コンソールへアクセス
    CleanShot20251215at08.54.24.png
  2. ナビゲーションペインの セキュリティグループ を選択
    CleanShot20251215at08.55.25.png
  3. セキュリティグループを作成 を選択
    CleanShot20251215at08.56.02.png
  4. パラメータを入力(インバウンドルール不要)
  5. セキュリティグループを作成 を選択
    CleanShot20251215at08.59.22.png

2. IAMロールの作成

Windows Server (EC2) 用の IAMロール を作成します。

  1. IAM コンソールへアクセス
    CleanShot20251215at09.12.56.png
  2. ナビゲーションペインの ロール を選択
    CleanShot20251215at09.13.40.png
  3. ロールを作成 を選択
    CleanShot20251215at09.14.22.png
  4. AWS のサービス を選択
  5. EC2 を選択
  6. 次へ を選択
    CleanShot20251215at09.16.35.png
  7. AmazonSSMManagedInstanceCore を選択
    CleanShot20251215at09.17.55.png
  8. CloudWatchAgentServerPolicy を選択
  9. 次へ を選択
    CleanShot20251215at09.18.31.png
  10. ロール名 を入力
  11. ロールを作成 を選択
    CleanShot20251215at09.20.04.png

3. キーペアの作成

Windows Server (EC2) 用の キーペア を作成します。

  1. EC2 コンソールへアクセス
    CleanShot20251215at09.28.15.png
  2. ナビゲーションペインの キーペア を選択
    CleanShot20251215at10.04.32.png
  3. キーペアを作成 を選択
    CleanShot20251215at10.05.02.png
  4. パラメータを入力(画像のパラメータはサンプルです)
  5. キーペアを作成 を選択
    CleanShot20251215at10.05.52.png

4. Windows Server (EC2) の作成

Windows Server 用の EC2 を作成します。

  1. EC2 コンソールへアクセス
    CleanShot20251215at09.28.15.png
  2. ナビゲーションペインの インスタンス を選択
    CleanShot20251215at09.52.12.png
  3. インスタンスを起動 を選択
    CleanShot20251215at09.52.38.png
  4. パラメータを入力(画像のパラメータはサンプルです)
    キーペアはリモートデスクトップ接続で必要になるため、必ず設定してください。
    CleanShot20251215at09.40.05.png
  5. インスタンスを起動 を選択
    CleanShot20251215at09.46.12.png

5. リモートデスクトップ接続

リモートデスクトップ接続を確認します。

  1. EC2 コンソールへアクセス
    CleanShot20251215at09.28.15.png
  2. ナビゲーションペインの インスタンス を選択
    CleanShot20251215at09.52.12.png
  3. 接続対象のインスタンス を選択
  4. 接続 を選択
    CleanShot20251215at10.16.46.png
  5. RDP クライアント タブを選択
  6. パスワードを取得 を選択
    CleanShot20251215at10.28.24.png
  7. プライベートキーファイルのアップロード を選択
  8. 手順 3. キーペア の作成 でローカルにダウンロードされた、キーペアファイルをアップロード
  9. パスワードを複合化 を選択
    CleanShot20251215at10.29.18.png
  10. Fleet Manager を使用して接続する を選択
  11. ユーザー名パスワード を控える
  12. Fleet Manager Remote Desktop を選択
    CleanShot20251215at10.30.51.png
  13. ユーザー名パスワード を入力
  14. 接続 を選択
    CleanShot20251215at10.32.12.png
  15. Windows Server へ接続できました!
    CleanShot20251215at10.33.21.png

Tableau Bridge のセットアップ

その後の Tableau Bridge のセットアップは、下記をご参照ください。

https://dev.classmethod.jp/articles/tableau-bridge-install-and-testuse/

あとがき

今回は Tableau Bridge 用の環境構築手順をご紹介しました!

以上、くろすけでした!

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