Tableau Prep 2019.1 新機能:ワイルドカードピボット #tableau
はじめに
こんにちは。
DI部@大阪オフィスのtamaです。
Tableau Prep 2019.1が、2019年1月10日にリリースされております。
というわけで、今回は2019.1.1の新機能の一つ「ワイルドカードピボット」を紹介します。
ピボットしたいとき〜(ピボットしたいとき〜)
こんなデータがあるとき〜
…実際、このような形で持ってるデータというのは、意外と現場では結構あるのではないでしょうか。そして、みなさん何かしらのツール等でピボット処理をされていると思います(このままだと集計しづらくてしょうがないので)。
しかし、こういったデータに限って中身がじゃんじゃん更新されていくものです。上記のデータなんて、まさにそう。近い将来「2019年売上」というカラムが登場するなんて、火を見るより明らかですよね。「この例なんて年に1回だからマシ。ウチのデータはもっと頻繁にカラムが増えていくぜ!」っていう方もいらっしゃるかと思います。その度に、いちいちピボットをやり直すのは面倒ですよね。
そんな時、今回のワイルドカードピボットは威力を発揮します。
ワイルドカードピボットをやってみる
データを用意
下記のデータを用意しました。例によってWikipediaからとってきたデータなので、値は正確ではないと思います。
ピボットを追加する
Tableau Prepで上記データに接続し、ピボット処理を追加します。
普通にピボットするんだったら、こんな感じになります。
ワイルドカードピボットを設定する
今回やりたいのはワイルドカードピボットです。設定画面への行き方は、親切に青字で書いてあるので、それをクリックします。
すると、「ピボット1の値」という設定項目が登場しますので、ここにワイルドカードを指定します。検索する文字列とオプションを指定します。今回は「プロレス」という文字列が入ったカラムを対象とします。ちなみに、アスタリスクは使用できないっぽいです。
入力完了後、文字列入力部分でEnterキーを叩くと、設定に応じたカラムが自動的にピボット対象となります。
データが変わった時
ここで、データを下記のように変更します。
フローを更新する
そして、先程のフローの「データ更新ボタン」をクリックします。すると、ワイルドカード設定に応じて、先程追加したデータが自動的にピボット対象となりました。DDTとドラゲは「プロレス」という文字が無いため対象外となってます。
ちなみに、2019年1月現在、データ更新を行わずに、フロー実行だけを行っても、ワイルドカードピボットは更新されませんでした。フローの実行だけでワイルドカードピボットが更新されれば、もっと便利になりそうです。
おわりに
これで大量のピボット処理に追われなくなりますね。