田中縛りの謎イベント登壇「re:Invent2023面白ワークショップ お絵かき2D robot構築」 #AWSreInvent #iotlt
田中こーめい「田中縛りのIoTイベントあるらしいすよ」
ハマコー「ちょっと、言ってる意味がよくわからないですね」
という謎のやりとりで、謎のイベントに登壇してきたので、その様子を報告します。
田中の親戚? てか同僚!? ( ゚д゚) ガタッ / ヾ __L| / ̄ ̄ ̄/_ \/ /
正確にはそうすね。細かいことはキニシナイ
登壇したイベント
田中の三文判がひときわ目を引くこちらのイベント。冒頭書いたように、同僚の田中コーメイが勢いで登壇申込していたのを聞きつけた自分が、「お、親戚枠あるの?じゃそれで」という勢いで登壇したのがきっかけです。ちょうど今自分がIoT関連に踏み込み始めたところだったので、良いきっかけになればとエイヤで登壇申請してました。
これだけみると、よくわかんないイベントですが、主催はこちら。
2024年1月29日現在、開催イベント件数386件、登録メンバーも10722人という、大規模コミュニティ。今までIoT関連のコミュニティに出入りしたことなかったのですが、非常に活発に活動が行われているようです。
ハマコー登壇資料
登壇内容
内容としては、re:Invent2023でワークショップ参加した、「IOT205 | Using generative AI & AWS IoT to build a 2D robot that draws pictures」の参加報告です。
事前にこんな感じでワークショップで利用するデバイスが支給されています。この時点で普通のワークショップではない匂いがプンプンしますね。
これを組み立てて、テキスト入力した画像をボールペンで自動描画するデバイスを構築するという、なかなか意欲的なワークショップ。
アーキテクチャはこうなっており、Amazon Bedrockを利用してテキストから生成した画像をベクトル形式の線画に変更した後、IoT Coreを通じてデバイス描画させる仕組みになってます。
描画デバイスには、XIAO ESP32S Senseが採用されており、このデバイスが、IoT Core経由で入力された内容からServo(アームを動かすためのモーター)に指示をだして、実際にボールペンで描画される仕組みになってます。
- パワフルなMCUボード: ESP32S3 32ビット、デュアルコア、最大240MHz動作のXtensaプロセッサチップを内蔵、複数の開発ポートを搭載、Arduino/MicroPythonに対応
- 高度な機能性: 取り外し可能なOV2640カメラセンサー(解像度1600*1200)、OV5640カメラセンサーとの互換性、追加 デジタルマイク内蔵
- より多くの可能性を秘めたメモリー: 8MBのPSRAMと8MBのFLASHを提供し、外部 32GB FATメモリ 用のSDカードスロットをサポート します。
- 卓越したRF性能: 2.4GHzのWi-FiとBLEのデュアルワイヤレス通信をサポートし、U.FLアンテナと接続した場合、100m以上のリモート通信をサポートします。
- 親指サイズのコンパクト設計: 21 x 17.5mm、XIAOの古典的なフォームファクターを採用し、ウェアラブルデバイスのようなスペースが限られたプロジェクトに適しています。
- SenseCraft Alから事前に学習させたAlモデルをノーコードで展開
実際に動かそうとしたら、どうにもアーム側の調整がうまくいかないのか、めっちゃ変な挙動をしたりしてうまく動かせなかったのですが、今流行りの生成AIをIoTに活かしていく方向性とヒントを貰うことができる非常に貴重なワークショップでした。
登壇資料中の参考資料
ワークショップ中のアーキテクチャなどを収めた資料。ワークショップの具体的な手順までは含まれていませんが、このワークショップがどういうアーキテクチャで何を実現しているのかが把握できる資料となっています。
Using generative AI & AWS IoT to build a 2D robot that draws pictures
ワークショップに関する若槻の超絶参考になる資料。
ワークショップで利用したデバイスに関する解説。
同じワークショップに同席した、板倉舞のワークショップに関するブログ。
IoT界隈はネタの宝庫
今回のre:Invent2023は、IoT関連のワークショップ中心に参加してきました。他にも興味深いものは非常に沢山あったのですが、このワークショップが一番IoTというネットとモノが繋がっている中でテクノロジーを活かすことを真正面から体験させてくれものであったので、非常に満足度が高かったのを覚えています。来年、どういった観点でre:Inventに参加するかいろいろ迷っている方は、こういったワークショップも一つの参加コンテンツとして参考にしてもらえればと思います。
それでは、今日はこのへんで。濱田孝治(ハマコー)(@hamako9999)でした。