
【資料公開】イラストで理解するTerraform
はじめに
先日開催された第5回 自治体システム標準化・ガバメントクラウド勉強会にて「イラストで理解するTerrafrom」という題名で登壇しましたので、資料を共有します。
資料
対象の読者
本資料はTerraformを使い始める前、または入門したけど何から始めたらいいのか分からないという方向けの資料となっております。
Terraformを使うメリット
UI画面の操作手順書なんかを作っていると面倒だな〜と思うことありませんか?
また、手順書通りに作業したつもりなのにいつのまにかミスしてた!なんてこともありませんか?
こういった人が操作することで発生する手間やミスを経験したことがある人は多いと思います。
Terraformもとい、IaC化することで上記の悩みを解決できるかもしれません。
もちろん全てが解決するという訳ではありませんが、いくつかは改善されるでしょう。
インフラをコードで管理することで得られるメリットはたくさんあります。
また、最近は生成AIを使うことでコーディングも楽になりますので、IaCとの相性も良いでしょう。
躓きポイント
これまでの内容だけを読むと、おっ!じゃあTerraform始めよう!となるかもしれませんが、いきなりTerraformの様々な機能を使おうとすると躓くことがあるかと思います。
Terrafromには便利な機能がたくさんある反面、ファイルの依存関係が難しかったり、ディレクトリ構成が複雑など躓きポイントがたくさんあります。
Terraformのはじめかた
まずは小さく始めてみることがオススメです。
Terraformの最小構成はファイル一つからはじめられます。
terraformではmain.tfファイルにAWSリソースを定義してデプロイコマンドを実行することでAWSリソースが構築できます。
しかし、規模が大きくなるにつれリソースが増え、管理が難しくなります。
そこで、目的やリソースごとにファイルを分けることで、メンテナンスコストを下げることができます。
このように、Terraformには面倒な管理をより簡単にする仕組みがたくさん存在します。
しかし、これらの仕組みを最初からすべて使いこなすことは難しいと思います。
そのため、まずは小さくはじめて、その仕組みがなぜ存在するのか?というこを理解しながら進めていくのが重要だと思います。
まとめ
Terraformを導入するならまずは小さく始めよう。という内容で発表しました。
私もTerraformを触りはじめた頃は、このファイル何に使うんだ?なんでわざわざファイルを分けてるんだ?と思うことが多々あったので、思い出しながら資料を作ってみました。