Alteryx Designerで分析アプリを初めて作成した時に見逃しやすいポイント
こんにちは、データアナリティクス事業本部ソリューション部のshoです。
クラスメソッドは新年度が7月から開始するので、今年度もあとわずかとなりました。
皆様は、Alteryx Designerで分析アプリを作成したことはありますか?
分析アプリは、取得する値を動的に変更することができるため非常に便利な機能です。
機能の詳細につきましては、下記エントリをご参照ください。
そんな便利な分析アプリですが、初めて作成した時に見逃しやすいポイントについてご紹介したいと思います。
分析アプリ
とりあえず作ってみた分析アプリでは、カレンダーから動的に年月日を指定してクエリを実行し、データベースからデータを抽出できるようにしました。
出力では、閲覧ツールとExcelファイルを設定しました。
ワークフローの作成が完了したので、分析アプリ実行ボタンを押して、対象年月日を指定して実行してみましたが、“出力ファイルがありませんでした”というメッセージが表示されてしまいました。
指定した年月日にデータがあることは確認済みで、ワークフローにも問題がなさそうです。
なぜ実行結果が確認できないのでしょうか。
ここで、確認するべきポイントがあります。
チェックポイント
メニューバーの表示から“インターフェースデザイナー”を選択してください。
分析アプリやマクロの設定をするのが、インターフェースデザイナーになります。
インターフェースデザイナーをクリックすると、インターフェースデザイナーウィンドウが開きます。
左側の歯車アイコンをクリックすると、プロパティ画面が表示されます。
ここでチェックするべきポイントが“成功した場合-結果をユーザーに表示”になります。
分析アプリを作成しただけの状態の場合、この設定箇所で出力ツールのチェックが入っていません。
ここが、分析アプリを実行しても“出力ファイルがありませんでした”と表示される原因になります。
この設定にチェックを入れることで、分析アプリを実行した際にポップアップで結果を表示することが可能となります。
まとめ
今回は、分析アプリを作成する際に、見逃しやすいポイントについてご紹介しました。
実を言うと、自分で作成した際の経験談です。
皆様が今後はじめて分析アプリを作成する際の、ヒントとなれば幸いです。