[小ネタ] M1 Mac 環境で Rancher Desktop を利用した場合に、VMのメモリ不足に陥ったら
こんにちは!DA(データアナリティクス)事業本部 サービスソリューション部の大高です。
先日、M1 Mac環境にて「Rancher Desktop」を試してみました。
この時に、以下の事象を確認していました。
- 小さな Next.js のアプリケーションはビルドや実行も問題ない
- 大きな Next.js のアプリケーションはビルド時に
SIGKILL
エラーで落ちる
ずっと悩んでいたのですが、先日この事象の原因がやっと分かりました。
原因
原因は「メモリ不足」でした。
元々、SIGKILL
エラーが発生したため、VMのメモリ不足を疑っており、Rancher DesktopのUIからメモリ容量の設定を増やして検証していました。
一方で、以下の状況に当てはまっていたのか、実際にはVMの容量が増えていないことに気づきました。(これに気づくのに時間が掛かってしまいました…
But not all people can upgrade macOS immediately, so probably we should reduce the default memory to 3GiB when QEMU >= 7.0 && macOS <= 12.3 && CPU == M1 .
私の環境だとQEMUの手動導入はしていないのですが、macOSが12.3.1
、CPUがM1
だったのでメモリが自動抑制されていたと考えられます。
対応方法
対応方法は単純で、macOS Montereyの最新バージョン(12.6.1
)にバージョンアップしました。
バージョンアップ後には、想定どおりVMのメモリが実際に増えており、Next.jsアプリのビルドや実行も問題なくできました。
まとめ
以上、M1 Mac 環境で Rancher Desktop を利用した場合に、VMのメモリ不足に陥った場合の対応方法についてでした。
どなたかのお役に立てば幸いです。それでは!