
Toggl Track デスクトップアプリの使い勝手が良かったので紹介したい
お疲れさまです。とーちです。
皆さんToggl Track使ってますか?Toggl Trackはタスクの時間計測をするためのツールで、概要は以下の記事などを参考にしてもらえればと思います。
Toggl Trackの基本的な使い方は
- タスクを始めるときにタイマーをスタートさせる
- タスクを終わるときにタイマーをストップする
という繰り返しになるのですが、Toggl Trackを使って時間計測する際の大きな悩み事が、「タイマーをスタート」し忘れる、「タイマーのストップ」し忘れるということでした。
タイマーのスタートを忘れてしまってはそもそもタスクの時間計測も何もあったものではありません。
この課題を解決するいい方法がないかなと探しているときにToggl Trackデスクトップアプリを見つけました。
試してみたら、上記のタイマーのスタート・ストップ忘れの課題をほぼ解決できる素晴らしいものだったので紹介させていただきたいと思います。
以降、macOS版のアプリ版での機能です。Windows版は試していませんが、おそらく機能的には同じではないかと思いますが、違う部分があったらすみません。
とりあえずまとめ
- Toggl Trackデスクトップアプリはタイマーの開始・停止忘れを解決する機能が充実
- アクティブなアプリケーションやウィンドウを記録し、タイマー忘れを後から補完できる
- PCの非アクティブ状態を検知して自動的にタイマーを調整できる
- ショートカットキーでの操作が便利
ダウンロード
Toggl Trackデスクトップアプリは以下のURLからダウンロードできます。
Toggl Trackデスクトップアプリの主な機能
ダウンロードしてさっそく開くと以下のようなシンプルな画面になっています。タスク名を入力してStartボタンを押すとタイマーが開始します。
これだけだと、Webブラウザでhttps://track.toggl.com/
を開いて入力するのと大して変わらないじゃないかと思われるかもしれません。
タブをCalendarに切り替えるとこのアプリの凄さがわかります。Calendarタブでは以下のように時系列で記録したタスクが並びます。赤枠で囲った部分が気になりませんか?この時間はどうやらタスクをつけ忘れていたようです。赤枠の部分をクリックしてみましょう。
すると以下のようにタスクをつけ忘れていた時間にどのアプリがどのくらいの時間アクティブだったかが表示されているのです!
更に設定画面で Calendar & TimelineからActivity recordingの項目をRecord active application and window
に変えてみましょう。
すると以下のように対象アプリケーションのどのタブを開いていたかまで見られるようになるのです!この機能めちゃくちゃ良くないですか?これによって、タイマーの開始忘れてたな〜というときもある程度何をしてたか分かるようになります。
ちなみに下のCopy as Time Entry
を押すことで対象の時間をそのままタスクとして登録できます。気が利いているUIでいいですね。
タイマー停止忘れを解消する機能
またタイマーの止め忘れについてもこのアプリを使えばある程度解消できます。設定の中にIdleというタブがあるので開きましょう。
このタブでは、PCが特定の状態になった際にToggl Trackにどのようなアクションをさせるかを設定できます。
一番上のNotify when idle for more than N minutes
ではタスクのタイマーがスタートしており、かつ非アクティブ状態が指定した時間続いたときに通知を出すことが出来ます。
通知は以下のようになっており、それぞれ以下のような動作となります:
- Discard idle time:非アクティブだった時間をToggl Track上から削除。スタートしていたタスクは非アクティブを検知した時間で停止
- Discard idle time and continue:非アクティブだった時間をToggl Track上から削除して、スタートしていたタスクと同じ内容でタスクの計測を再スタートさせる
- Add idle time as new time entry:非アクティブだった時間を新しいタスクとしてToggl Track上に記録する
- Keep idle time:非アクティブだった時間をToggl Track上から削除せずに、そのままスタートしていたタスクを継続する
※Toggl Track Desktop App for macOS | Toggl Track Knowledge Baseより画像引用
またその下の On sleep
,On shutdown
,On inactivity detected
ではそれぞれPCスリープ時とPCシャットダウン時、非アクティブ検出時にToggl Trackが何をするかを指定できます。
- start tracking idle time:アイドル時間としてToggl Track上に記録を開始する
- stop running time entry:現在開始されているタスクの記録を停止する
この機能を活用することで、タスク記録を開始したままご飯に行ってしまった時でもちゃんとタスクを停止してくれるので、帰ってきたら長時間仕事したことになってたなんて事態を防ぐことができます。
私の設定紹介
これだけでも使う価値があると思いませんか?以降は自分のToggl Trackデスクトップアプリ版の設定を紹介したいと思います。
General設定
- Menu bar:
- Show timer:これを有効にするとmacOSのメニューバーに今のタスクの経過時間を表示してくれます
- Show description:ここを有効にしておくと以下のようにmacOSのメニューバーに今なんのタスクをしてるのかが表示されます。私は横やりが入ると今何してたのかをすぐに忘れてしまうので、ここにタスクが表示されるのは地味に助かります。
Calendar & Timeline
ここの設定については変更しているのはActivity recordingの設定のみです。External calendarsの設定をするとGoogleカレンダー等の外部の予定を取り込むことも出来るみたいですが、私はやっていません。(外部取り込みが出来るとものすごく捗りそうではあります)
Idle設定
非アクティブが5分続いたら通知としています。またPCがスリープ、シャットダウンしたときはタスクのタイマーを停止する設定にして、タイマー止め忘れを防止しています。
Shortcuts設定
地味に重要な設定です。
- Show/hide Toggl Track:Toggl Trackデスクトップアプリをショートカットで呼び出せます。タスクを開始するときはこのショートカットで呼び出したあとに
cmd+N
でタスクを開始してます。なおToggl Trackデスクトップアプリ上で私がよく使ってるショートカットは以下の通りですcmd+N
:新規タスクの開始cmd+S
:タスクの停止cmd+O
:前回のタスクを再開
- Continue/stop timer:Toggl Trackデスクトップアプリを開いていなくてもタイマーを開始停止できるショートカットなのですが、自分は間違えて押してしまうことが多かったので、押し間違えようがないようなショートカットキーにしています。(消すことも出来るはずですが、消すとデフォルトの
cmd+shift+T
の設定に戻ってしまうので以下のような設定にしています) - Focus app when:チェックをつけるとタイマースタート、タイマーストップのショートカットを押したときにToggl Trackデスクトップアプリにフォーカスをあてることができます
まとめ
以上、簡単でしたが、Toggl Trackデスクトップアプリの紹介でした。使ってみたくなりませんか?現在Toggl Trackを使ってる方はもちろん、Toggl Trackを使ってないという方もぜひ試してみて頂ければと思います。
またまだ私が触ってない機能もたくさんあります。機能については以下の公式ページで詳細に紹介されていますので、気になった方はこちらも見てみてください。
以上、とーちでした。