AWS Toolkit for Visual Studio Codeに CloudWatch Logs Live Tail が追加されました
こんにちは、森田です。
以下のアップデートで AWS Toolkit for Visual Studio Code に Amazon CloudWatch Logs Live Tail が追加されました。
Amazon CloudWatch Logs Live Tail とは
Amazon CloudWatch Logs Live Tail は、 CloudWatch Logs に送信されたログをリアルタイムに確認できる機能です。
開発時やトラブルシューティングの用途で便利な機能となっています。
従来より、CLIとして利用できたり、AWS Lambdaコンソールから利用できたりするなど、機能拡充が行われていました。
今回のアップデートで、Visual Studio Code(VSCode) 上で直接 Live Tail が利用できるようになりました。
使ってみる
前準備
Live Tail で表示させるためのログを出力する Lambda を作成します。
import json, time
def lambda_handler(event, context):
for i in range(10):
print("count:", i)
time.sleep(10)
# TODO implement
return {
'statusCode': 200,
'body': json.dumps('Hello from Lambda!')
}
10秒おきにカウントしていく処理となっており、実行時間が100秒以上となるため、タイムアウト
も余裕を持って設定しておきます。
AWS Toolkit のバージョンアップ
Live Tail を使うために、AWS Toolkit を最新バージョンに更新します。
Live Tail の開始
VSCode で Live Tail を開始するには、コマンドパレットを開きます。
コマンドパレットは、Macはcmd+shift+p
、Windowsはctrl+shift+p
で開けます。
コマンドパレットでAWS: Tail Log Group
と入力し、選択します。
選択後、以下のようにロググループの一覧が表示されます。
先ほど作成したLambdaのロググループ/aws/lambda/Toolkit-Live-Tail-test
を選択します。
ログストリームについては、以下の選択肢があり、絞って表示することも可能です。
- All Log Streams
- Specific Log Stream
- Log Streams matching prefix
今回は、All Log Streams
を選択します。
その後、フィルタパターンが求められますが、一旦は何も設定せず、Live Tailを開始します。
ログを確認するため、先ほど作成した Lambda を実行させます。
すると、以下のように VSCode 上でもログがリアルタイムに表示されるようになります。
さいごに
コマンドパレットから素早くログが確認できるため、開発時に便利なアップデートとなっています。
Live Tail を実行している間は料金が発生するので、その点にご注意ください。