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[アップデート] AWS Transform の移行評価機能(Migration assessment)で EBS のコスト分析もできるようになったので、試しに使ってみた
いわさです。
旧 Amazon Q Developer の Transform 機能ですが、現在は AWS Transform という別のサービスになって GA しています。
そして先日、AWS Transform がアップデートされまして、いくつか細かい機能改善がされています。
上記には3つほどアップデート内容が記載されています。
- 移行評価機能で EBS コストも分析できるようになった
- .NET 変換のコード評価機能が強化された(どう評価された?)
- 進行状況をチャット内で自然言語で問い合わせできるようになった
以前 GA されたタイミングで、.NET の変換機能については試していたのですが移行評価機能は使っていませんでした。
良い機会なので今回アップデート内容の確認がてら AWS Transform の移行評価機能を試してみます。
.NET 変換の何が強化されたのかも少し気になるので、こちらは別途コードベース用意して試してみます。
EBS コスト分析機能を試してみた
まずは AWS Transform のコンソールにアクセスします。
割愛しますが、事前に IAM Identity Center にユーザーを作成し、AWS Transofrm コンソール上でユーザーへ割り当てしています。
その状態で IAM Identity Center のアクセスポータルにアクセスすると AWS Transform にアクセスが出来ます。
ここから対話式に AWS Transform を使っていきます。
本日時点で AWS Transform は .NET, Java, メインフレームの変換機能と、移行評価機能で構成されており、本日は移行評価機能を使います。
ジョブの作成が開始されると、オンプレミスのサーバー一式を表すファイルをアップロードすることで移行評価をうけることが出来ます。
サポートされているファイルは以下の公式ドキュメントに記述されています。
こちらの手順も割愛しますが、私は MPA のコンソールからサンプルデータを作成し、ダウンロードしました。
どこまで説明して良いのかわかってないですが、詳しく知りたい人は連絡ください。
次のようなオンプレミスサーバーの情報が記された XLSX ファイルです。
ファイルをアップロードし、右上の「Generate business case」ボタンを押すことでアセスメントが始まります。
ちょっと時間がかかるのですが、Worklog を見てみるとアセスメント処理が実行されていることが確認できました。
数分待つとアセスメントが完了しました。
Review AWS nMigration Business Case からレポートのプレビューが可能で、コスト部分では次のようにコンピュートリソースのコストに加えてストレージコストも含まれています。
これまでちゃんとレポート出力して確認していなかったので最早確認できませんが、今までコンピューティングのコストだけ算出されていたのですかね?
レポートをダウンロードして中を確認してみるとストレージコストに関して EBS でのコストが算出されていますね。
ああ、なるほど。移行後のストレージサイズを計算しコスト見積もりしてくれるのですね。
EBS コスト分析ってこれのことみたいです。
さいごに
本日は AWS Transform の移行評価機能(Migration assessment)で EBS のコスト分析もできるようになったので、試しに使ってみた。
比較できるほど使っていなかったので今回のアップデートの変更点をしっかり確認できていないのですが、AWS Transform を使った移行評価機能の使い方を理解することが出来ました。
サーバー一覧の情報を渡して移行難易度や移行コストを評価してくれる感じですね。英語のみで出力されるっぽいのでそのあたりが今後日本語対応すると使う人増えそうな気がします。